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FCA、クラウドファンド規制を強化へ


FCA、クラウドファンド規制を強化へ

英国の金融サービス監督機関である英国金融サービス機構(FCA)は2016年12月9日、急速に拡大しているクラウド・ファンディング業界の多くの企業が、投資家へのリスク説明が不足しているとして、2017年中にも新たな規制をかける姿勢を明らかにした。

FCAによれば、現在の規制は2014年から施行されているが、最近5か月間の調査を終えて、何社かのP2P(ピア・ツー・ピア)レンディングの会社は、現実的でない投資利益を掲げ、結果的にそれを実現できていなかった。また、何社かは、リスク管理が不十分だったり、その運用モデルに利益相反も見られた。

最終的に、FCAは現在のクラウド・ファンディング企業の多くが提供するプラットフォームでは、経験の浅い個人投資家がリスクやリターンを正確に知ることは困難であると判断。新たな規制を考慮しているという。

FCAはかねてから、投資家たちに向けて、クラウドファンディングは未上場株式会社やそうした会社への貸付けなど、ベンチャー・キャピタル投資と似た仕組みのものもあるため、投資金のすべてを失うこともあると警告を発してきた。

しかし、業者によるリスク開示不足に加えて、投資対象そのもののリスクを、小規模個人投資家たちが十分理解できていない状況が続いているため、取り締まりを強化する。

英国におけるクラウドファンディング登録金額は2013年には5億ポンドほどだったが、2016年には27億ポンドに上っている。

<益永 研>