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「ビットコイン」対「金」 長期投資にはどちらが良いか?


「もし10万ドルの預金があり、それをビットコインか金のどちらかで運用しなければならないとしたら、また資金を分けて両方に投資することはできないとしたら、そして50年間はそれに手を付けられないとしたら、あなたはどちらを選びますか?」

4月1日のCNNで、Aaron Stanley氏が、こんな問いかけでビットコインと金、それぞれの魅力を比較している。

現在、ビットコインと金の価格はほぼ同じで、両方とも短期投資に求められる価格変動も流動性があり、長期的な投資としても価値がある。

ただ投資商品としてのビットコインの魅力は新しく、新鮮だということだ。また、デジタル時代には、ビットコインの方が金より適切な投資対象だという人も少なくない。

金には確実なトラックレコードがあり、市民生活の中で何千年もその価値を認められてきた歴史もあるが、ビットコインなら、長い年月の間に金からその地位を奪う潜在力があるかもしれないと、Blockchain Capitalのアナリストであるスペンサー・ボガード氏は言う。

「金にはマネーとして存在、あるいは保有することで生まれる価値がある。ビットコインにも同じ魅力があり、しかもそれは金よりも上だと思う」

ビットコインが金を越えるもう一つの長所は、その供給量が固定され、透明性もあることだ。結果的に、資産価値を損なうインフレーションの圧力という脅威を減らしてくれる。

「よく知られているビットコインの性格は、それが、ディスインフレ時にも強いことだ。大半の人たちは、金も同じだと思っているが、金は実際には、インフレ時の資産だ」と言うのは、ARK Investment Managementでブロックチェーン部門を率いるクリス・バーニスキ氏だ。バーニスキ氏は、金の供給量は20世紀、年間平均1~2%づつ増えてきたとも付け加えた。

その点、あらかじめ供給量が決められているビットコインは、理論的には交換するにせよ保有するにせよ、その価値を増すことになるだろうとバーニスキ氏は言うのである。

かれらはまた、ビットコインは社会的に使用でき、今後さらに重要なものになっていくことから、その価値は、商取引がデジタル化されると同様に高まる一方だとも言う。

「ビットコインを取り巻くインフラがもっと整備されれば、その需要は幾何学的に高まるし、その価格も上がっていく」とバーニスキは最近の白書で書いている。

一方、金がビットコインよりも優れている点は、信用と確実性だ。また、消費者の嗜好の変化や新しいテクノロジー、あるいは政府による締め付けなどにより、ビットコインが簡単にベンチの端に追いやられる可能性もある。

「金には、ビットコインに欠けている非常に重要なものがある。保有資産として1000年以上の歴史を持っていることだ。これは信用という意味で非常に重要であり、人々も金には特別な資産価値があると考えている」とボガード氏は言う。

金はまた、1993年、フランクリン・ルーズベルト大統領が米国における金所有を犯罪とし、禁じたように、政府がその使用を禁じたり、法的に除外しようと企てた時にも、それ自体が価値を持っていることを自ら証明してみせてきた。

「5千年以上も、金や銀は審査済みの本当のお金だった」とInvestment Research Dynamicsのデイブ・クランズラー氏は言う。

これに対し、ビットコインには「カウンターパーティーリスク」があるとクランズラー氏は指摘する。

金は、インターネットでの取引に依存していないので、ネットで想定される被害からも守られることも、金がビットコインより優れた点だ、と彼は言う。「例えば、国家の安全保障のために、政府がインターネットをシャットダウンしようとすれば止められるものはない。我々は民主主義が登場し、去るのを何度も見てきた。全体主義が常に、そこに待ち受けているのも。そして、ひとたびそれが現れたら、政府は全てをコントロールするのだ」

自然のままの価値

金はまた、技術的な変化の影響を受けないことを自ら証明してき。バーニスキ氏によれば、ビットコインは技術的には最先端にあるが、依然として簡単に終わってしまう恐れも残っている。「ビットコインがもし、新しいユーザーたちに魅力を与えられず、ユーザーにとって幸せを提供できる媒体とならなければ、生き残る必要はないという立場にある」

オランダのチューリップや日本の不動産、ドット・コムカンパニー、米国のハウジング市場のようなアセットクラスなら、ブームはすぐに終わるだろうが、金は時の流れのテストに合格して、常にアセットクラスの先頭にあった。

「人が作ったシステムで、今から50年先にも価値があるシステムが確実にあるとは、誰も言えないと思う」と、GoldMoneyの共同創設者であり、Goldman Sachsの元商品ストラテジストのジョシュ・クラム氏は言う。

「金が愛玩物や投機的資産ではないことを忘れている人々も多い。それは金の一つの要素に過ぎない。金は保有資産としてローリスクで、価値あるものだ。今から50年先も、金は価値を保っているだろう」

では、ビットコインはこれからも、金の地位を奪い取ることはできないのだろうか?

金もビットコインも両立できると、いう声が実は多い。

「2011年にFacebookに投資した人は短い時間で儲けただろう。しかし、同じころに、金を買っても、長期的には、利益になっている。2つは、完全に違う物だ」とクラム氏は言う。

他の投資対象も含めて、ビットコインと金のどちらが正解かという答えは、各投資家のリスクに対する考え方によって決められることになりそうだ。

「ポートフォリオ構築を目指すなら、分散投資を考えるものだ。同じ方向に動くものでく、異なるタイプの資産を持つことだ」とバーニスキは結論する。

それは、今回の問いに対する答えの一つではある。
(出典 CNN、GoldMoney)

<益永 研>

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