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インドで初めてのビットコイン横領詐欺


インドで初めてのビットコイン横領詐欺

インドの麻薬管理局(NCB)は4月10日、2015年のドラッグ関係者逮捕で押収され、凍結された470ビットコイン(約57万1000ドル)を盗難したとして、同局の捜査官を告訴した。

米国の麻薬取締局(DEA)のインド側協力者でもあるNCBは、前回、逮捕に関わった同局の捜査官一人が、凍結されたビットコインを引き出すために書類を偽造したとしている。

告訴されたDEAの捜査員サティエンドラ・クマー・サインは、ビットコイン盗難と、捜査したシルクロード市場の創設者であるロス・ウルブリット氏を強請った罪を問われている。この事件はインドで初めてのビットコイン横領詐欺の判例となると、地元紙は報じた。

サインは、2015年中頃に向精神薬の捜査の一員だった。この薬はインドでは禁止薬物だが、米国在住の顧客に闇ルートを通じて送られていた。

サインは、2015年6月、ドラッグ・ディーラーが開いた9つのビットコイン口座を凍結。その合計は470ビットコイン、約11万ドルだった。

しかし1年後、NCBがその口座を改めたところ、サイン自身がNCBのレターヘッドに署名し、ビットコイン口座の凍結を解除、470ビットコインの内半分を引き出し、他の口座に移したことが明らかになった(2016年当時のビットコイン価格は1コインあたり$280、現在では$1200)。サインはすでにNCBから解雇され、現在は逮捕されている。悪用されたビットコインの盗難と、この事件でサインが果たした役割については今も捜査中である。

<益永 研>