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アイルランドもCFDとFXの個人投資家保護に動く。ヨーロッパ全域でFX・CFD規制強化の輪が広がる


アイルランドもCFDとFXの個人投資家保護に動く。ヨーロッパ全域でFX・CFD規制強化の輪が広がる

アイルランド中央銀行は個人顧客向けにFXとCFDを提供するブローカーの是正に向けた規制を検討している。

特にCFDについては、個人投資家にとって高リスクなものを排除する方向で、①即刻禁止か②レバレッジと元本確保に関する厳しい制限の2つの方法を提案、ブローカーとその顧客からの反応を待っている。

アイルランド銀行による調査によれば、アイルランドでFXとCFDを取引するために現金を預託している顧客たちは平均6900ユーロの損失を出している。2013年から2014年にかけては顧客の75%が損失で終わった。2015年から2016年にかけては損を出した顧客は74%に減少したが、1年で平均2700ユーロの損失があった。

アイルランドの規制当局は、取引に関わるリスクを投資家が十分に理解していなかったことに注目しているが、今回の動きの背景には2018年1月3日からEUで施行されるMiFIDⅡもある。中央銀行の今回の提案も、フランス、ドイツ、英国の規制当局が出した規制案を参考にしている。

こうした規制当局の枠組みの変化は、ヨーロッパ全体にビジネスを展開している個人向けFX・CFDのプロバイダーにとっては、大きな課題になりつつある。EU以外の国の当局もまた、苦情件数が増えれば、EU同様の規制をFX・CFDプロバイダーたちに求めることになるからだ。

<益永 研>