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米国4月雇用統計を振り返る。非農業部門雇用者数は21万1000人の増加


2017年4月の雇用者数増加

2017年5月5日(金)、21時30分にアメリカの労働省が発表した4月の非農業部門の雇用者数は21万1000人の増加となった。それに従って、失業率は少し変化し、3月の4.5%から4.4%に下がった。雇用者数が増えた部門は、レジャーをはじめ、社会福祉、ヘルスケア、接客業、財務関係と鉱業部門である。

失業率

失業率は4.4%に下がったが、年間を通してみると、0.6%の減少で、失業者数も85万4000人に減少した。成人男性の失業率は4.0%、成人女性のそれは4.1%、13歳から19歳の若者の失業率は14.7%。白人の失業率は3.8%、黒人の失業率は7.9%、アジア系の失業率は3.2%、ヒスパニック系の失業率は5.2%だった。

失業率の推移(左図)/非農業部門雇用者数の推移(右図)

また、27週以上の失業者は160万人にのぼり、これは失業者全体の22.6%に相当する。年間を通して見た場合は、43万3000人減少している。

労働力

労働力は62.9%で、4月は少し変動があった。就業人口比率は60.2%で、ここ数カ月間で変化があったが、4月は昨年の12月以来、0.5%上昇した。

経済的な事情でパートタイマーとして働いている人(得てして、非自発的パートタイマーと見なされている)は、28万1000人減少して、4月は530万人となった。彼らは本当はフルタイムの仕事を望んでいるが、就業時間をカットされたり、フルタイムの仕事を見つけることができなかった人たちだ。ただし、そうした人々はこの12カ月間で69万8000人減少した。

4月は、150万人が欄外の労働力として追加された。1年前に比べると18万1000人の減少だ(季節調整はしていない)。これらの人たちは労働力として計算されていない。彼らは仕事をしたくて、この12カ月間仕事を探していた人たちである。かれらは失業者として数えられていない。なぜなら、この調査に先立つ4週間前は仕事を探していなかったからである。

欄外の労働力として追加された150万人のなかには、45万5000人の労働意欲を失った、求職意欲を喪失した人たちが含まれている。そういう人たちは、この4月は、1年前に比べると、11万3000人減少した(季節調整はしていない)。彼らは、自分に向いた仕事はないと信じているため、現在は仕事をしていない人たちである。4月に残りの110万人が欄外の労働力として追加されたが、学校への出席や家族の支援などの理由で仕事を探していなかった。

産業部門での雇用者数

前述した通り、4月は21万1000人の雇用が増加したが、主に増加した分野は、レジャーや接客業、ヘルスケア、社会福祉、財務関係や鉱業部門だった。

レジャーや接客部門

5万5000人の雇用が増えた。飲食業では4月中に2万6000人も増加し、年間を通して見ると、26万人も増加している。

ヘルスケアや社会福祉の部門

4月は3万7000人も雇用が増加した。とくに、ヘルスケア部門での上昇が著しく、2万人の増加だった。これは、今年の第1四半期中の業界の平均月次雇用成長率と一致するが、2016年の月平均3万2000増を下回る。

社会福祉部門

1万7000人の増加だった。増えたのはすべて個人と家族へサービス関係であった。

財務関係

1万9000人の雇用増だった。保険会社およびその関連の活動のための会計処理で1万4000人の雇用増を生んだ。年間を通してみると、財務関係では17万3000人の雇用増に繋がっている。

鉱業部門

9000人の雇用増だった。そのうち、7000人の雇用増は採掘の支援業務だった。2016年の10月の雇用の最低水準以来、工業部門では4万4000人の雇用増を生んだが、その4分の3は採掘の支援業務だった。

専門性の高い職業や対事業所サービス部門

4月は、3万9000人の雇用増を生んだ。業界としては、過去12カ月で61万2000人の雇用を加えている。

そのほかの主要な産業、たとえば、建設業や製造業、卸売業や小売業、交通関係、倉庫業務、情報産業、政府関係などでは、月間で多少の変動はあった。

1週間の労働時間

全雇用者の1週間の労働時間だが、4月は0.1時間増えて、週34.4時間の労働時間だった。製造業では、1週間の労働時間はジリジリ上昇し、0.1時間上昇して40.7時間になった。残業時間は01.時間減少して3.2時間だった。生産部門と監督官以外の労働者の平均週間労働時間は0.1時間上昇して、33.7時間だった。

平均時間給

また、労働者の平均時間給は、4月は7セント上昇し、26.19ドルだった。年間を通して、平均時間給は65セント上昇、あるいは2.5%上昇した。生産部門と監督官以外の労働者の平均時間給は6セント上昇し、21.96ドルとなった。

ここ3カ月の雇用者数の増加

2月の非農業部門雇用者数は、21万9000人増から23万2000人増に上方修正された。そして、3月は9万8000人増の予測から7万9000増に下方修正された。これらの改訂により、2月と3月を合わせた雇用者数の増加は、以前報告された時よりも6000人少なかった。毎月の雇用者数の補正は、前回発表した見積もり以降、企業から提出された追加報告と季節要因の再計算の結果によるものである。過去3カ月間をみると、雇用の平均増加数は、17万4000人の増だったことになる。

出典:THE EMPLOYMENT SITUATION — APRIL 2017

<辻 秀雄>

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