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【FXトレード・フィナンシャル】MT4を活用した「実践FXプレミアムセミナー」に潜入


2017年4月29日(土)、東京・虎の門の霞が関ビル1階のプラザホールで、14時から「MT4を活用した『実践FXプレミアムセミナー』」が開催された。主催をしたのは、株式会社FXトレード・フィナンシャル【関東財務局長(金商)第258号】株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)パンローリング株式会社の3社。この日、会場には180名近くの個人投資家が詰めかけ、大盛況。

プラザホール会場入り口

受付を務めた青山麻希さん(左)と角本真由美さん(右)

MT4特化のFX会社。FXトレード・フィナンシャル代表取締役社長の挨拶

最初に挨拶に立ったのは、主催者のひとり、FXトレード・フィナンシャル代表取締役社長の鶴泰治氏。

挨拶に立つ鶴康治社長

「わが社は2008年に創業し、この夏で9年目を迎えます。創業時には、現役為替トレーダーが経営する初めてのFX会社と言われたものですが、この9年間、皆さんと共に私自身もFXの世界に身を委ねてきて感じることは、皆さん、なかなか利潤の追求が難しい、利益を確保が難しいということです。わが社は9年間を経由しまして、MT4に特化した専門会社と言っていいほど、MT4に注力している段階です。MT4は世界中の法人や個人投資家の3分の2が利用しているプラットフォームと言われています。まさしく世界標準型のプラットフォームです。ご自分の生活スタイルに合わせた取引ができるのが、最大の魅力だと言われています。しかし、MT4はロシアのメタクォーツ社で開発しておりまして、標準言語は英語です。そして、そのMT4をその国の基準にあわせてカスタマイズして提供するためには、どうしても英語が堪能な社員が必要です。当社の社員は、半数以上が海外の生活体験者で、とくに、IT担当者はすべて英語が堪能。ですから、MT4に特化するような企業体制を敷いて、ぜひ世界標準のMT4を皆さんに使ってもらいたい」と挨拶。

内田まさみ&ボリ平&ひろぴーによるセッション開始

その後、セミナーは、司会・進行役の内田まさみさんと、トレーダーのボリ平さん、ひろぴーさんの3人によるセッションに移った。

最初に、内田まさみさんとボリ平さんが、会場の参加者に「MT4を使っている人!」と問いかける杜、参加者の半数ぐらいが手を挙げた。

「へえ、意外にたくさんの人がMT4を使っておられますね」と少々驚く内田まさみさん。「私も使い始めてまだ3カ月」というと、ボリ平さんが「まだ、全然使っていないんだから」とちょっとクレーム。セッションはのっけから、和気藹々のムードで始まった。

司会・進行役を務める内田まさみさん

ボリ平さん(左)とひろぴーさん(右)

 

 

 

 

 

 

 

ローソク足波動トレード

まず、口火を切ったのはひろぴーさん。「ローソク足波動トレード」と題して、「必要なのはダウ理論とエリオット波動の基礎のみ。長年、FXで上手くいかない方、ルールづくりや手法トレードで悩み続けている方は、必見」と、配布された資料に明記されている通り、ひろぴーさんは、自分が日頃行っているトレード手法を参加者に披露する。

「6~7年前ぐらいまでは、自身もトレードで悩んだことがあるが、ローソク足を見だしてからは、大きく負けなくなった、収益をあげることができるようになった」と第一声。

「原点に返ったら、成績が上がるようになった、ということですね」と内田まさみさん。

そして、ひろぴーさんは、参加者にこう問いかける。

「日本人が発明した、世界最高のテクニカル分析である、ローソク足を見ていますか?」「あなたのトレード手法というものは、ローソク足ではなくても実現できるトレードですか?」「ローソク足の1本のなかに凝縮されているポジションの攻防をイメージできますか?」と。

「それぞれ皆さん、トレードスタイルとか、ルールをお持ちだと思いますが、折れ線がグラフのチャートでもトレードをできますか、と言ったときに、『うん』と言った人は、ちょっと、まずいな、と思います」とひろぴーさん。

「ローソク足を見てないとダメなんですね」と内田まさみさんが口をはさむ。

「ローソク足を見ていない可能性がある。とくに、FXを始めて半年や8カ月とかやっている人に、どんなルールや手法でやっているんですか、といった質問を受けるのですが、まず、ローソク足を見ていますか、と返すんですね」

「それは、ただローソク足を眺めているだけじゃなくて、その本質をわかっているかどうか、ということですね」と内田まさみさん。

「そうですね。そして、ローソク足が形成していくのはウェーブですよね。それをちゃんと見て、相手がどんなふうに動いてきているかをしっかり意識をしてトレードをしていますかと逆に問うと、皆さん、やっていないんですよね。ルール通りに、コンピュータチックにやっている方が多いんですよね。私も昔はそうでしたが、それができる、できないのと、逃げるポイントで逃げる、勝負するポイントで勝負をするとか、利食いや損切りで後悔しなかったりするようになれる。そうすると、けっこう、好循環のトレードができるようになります。そういった話をするんですね。そうする、初心者の方や、準初心者の方ははっと気づいて、もう一度、いちから見直すとよく言ってくれます」

熱弁をふるうひろぴーさん

そして、自身が日頃から行っている「押し目買いトレード」や「戻り売りトレード」の特徴についてこう述べる。

「戻りを売っているということは、みんな戻り売りを狙って入っている。売りポジションが徐々に増えるため、みんな含み益がふくらんでいる。みんな同じタイミングでエントリーしているため、トレンドが多少伸びると、勢いが失速しやすい」

さらに、「ブレイクアウト」や「飛びつき売買」の特徴にも触れる。

「ローソク足が大きく伸びると、その流れが継続しやすい。勢いが出始めると、含み益が増えているため、ポジションの積み増しがしやすい。含み益が増えるスピードが速いと、ポジションを長くホールドしていられる」

だから、「ひとつのトレンドに対して、市場参加者の心理を読み解くことが大事で、買い方がいっせいに逃げたくなるタイミングを探そう!」とひろぴーさんは主張する。

最後に、「市場参加者全員が引っかかるポイント」を紹介して、話を締めくくった。

「買い方全員が逃げたくなるポイントが集中するときに、いっせいに、トレンドが加速する。誰もが、悔しい心理状況に追い込まれたときが狙い。その発動したタイミングがまさに、ダウ理論である」

ボリ平「ドラゴン式」トレード

続いて、ボリ平さんが話を始める。

「私はトレーダーになって12年になります。パソコンは弱いですし、算数ができないんですよ。父が教師で、毎日、勉強をもってこいとスパルタの教育を受けていて、何かの計算ができなかった時に父が、『お前、鈍いな』といわれて、自分は算数ができないんだと、それがトラウマになってしまったわけです。それが幼稚園か小学校1年の時でした。ですから、皆さん、お子さんには絶対に断定的なことは言わないように。私子どもが3人いるんですけど、みんなに天才と言って言たんだけど、誰も勉強しなかったからね」と、身の上話をひとしきり。

内田まさみさんが合いの手を入れる。

「でも、お子さんで、スポーツ選手もおられますし、すごいですよね」というと、ボリ平さんは、「いや、失敗したと思うんですけど……」と。

「FXでお子さんを育ててきたんですから、すごいですよ」と内田まさみさん。

「離婚して、病気になってというか、ガンになったんです。それはもう、テレビドラマになるぐらいの話で、子どもは小さいし、どうしようというところから、ちょうどホリエモンの事件を見ていて、これなら私も家できるわと勝手に思ってしまって、始めたのが株だったんです。ですから、まったくの金融の素人です。

未だに、算数ができない私が、MT4がなかったら今、ここにいないぐらいのものなんですが、そんな中で、『ボリ平のドラゴン式』はビジュアル的に開発した手法なので、最初はみなさん、一目均衡表を1分足で使うなんてアホか、というぐらいの勢いだったのですが、それが悔しいので実際にトレードをしている映像をYoutubeであげて見せたら、海外で「一目トレーダーズ」というフォーラムができて、『これはボリ平だろう、いいじゃないか』とたくさんの投稿があって、それが日本に逆輸入されたかたちです。

本当にFXがなかったら生活ができていただろうか、というところから12年にわたってトレードをやってきまして、子どもも無事成長しました。そこらへんは気合いというか、もちろん負けることも多いんですが、あきらめるわけにはいかないんですよ。ですから、よくセミナーでも『成功か、その途中しかない』と言っているんですよ。失敗というのは、自分でそう思わなければ、それは失敗だとは思わないので、成功のための経験、何かひとつのポイントだな、と思っています」

と、こんな話をするつもりではなかったと言いながら話は続く。

「損したものは、キャッシュデスペンサーにポイントとしておいておくわという気持ちでいて、勝ち負けはあまり考えなかったんですね」

「預けておいて、あとから回収できるということですね」と内田まさみさん。

「めちゃくちゃ負けず嫌いなんです。そのため、最後の一回は勝つまで止めない。1pipでも勝って眠りたいというひどいトレードをいっぱいしてきています。そうしたら、ある日突然、チャートをずっと見ていたら、わかったことがあって、あれって言って、急に勝てるようになったんです」

「ひろぴー君もある日急に、勝てるようになったと言ってましたよね」と内田まさみさん。

「ある日突然というか、兆候はありましたが、半年ぐらい何かつかめそうで、いけるかもしれないという感覚に襲われていました」とひろぴーさんが割ってはいる。

そんな長い前置きのあと、ボリ平さんはまず、「ボリ平ドラゴン式」の構成から説明する。

「『ボリ平ドラゴン式』は3つのインディケータでできているだけ、という話です」と始める。ボリンジャーバンドと平均足と、遅行スパン。遅行スパンに関して、一目均衡表の5本のうちの1本。

「一目均衡表は大好きですが、ボリンジャーバンドとくっつけたら線が一杯で、何がなんだかわからなくなってしまうので、遅行スパンのドラゴンの頭にして、決済ポイントとして使おうということで、これはMT4だからできたことなんです。他のチャートソフトでは、一目均衡表の他の線を抜くことがなかなかできなかったりします。で。この3つのインディケータを考えているという中身です」

そして、「ボリ平ドラゴン式」チャートを表示する方法を説明。さらに、「ボリ平ドラゴン式」の見るべきポイントの解説に移る。

「ボリ平ドラゴン式」では、値頃感全くなく、チャートのスタイルで取引をするのが基本。だから、「米ドル/円」がいくらかとか、「ポンド/円」がいくらかというのは全然、わからないという。そして、大事なことはと言って、「ボリンジャーバンドは、逆張りシグナルには使わない」と強調し、念を押す。

続いて、「ローソク足と平均足の違い」についての解説に。

「ローソク足のメリットは、相場の転換点がわかることで、デメリットは、転換点でのダマシが多いこと。平均足は、メリットは、トレンドがわかりやすいこと。デメリットは、転換に気づくのが遅い。しかし、それはドラゴンの動きで補うようにする」

その後、「ボリ平ドラゴン式」のチャートを表示する方法や、バックがクロを背景にしたチャートと、城を背景にしたチャートを示したり、MT4で銘柄のグルーピングの方法を紹介したり、MT4チャートの組表示方法を示したりと、話は続いた。

最後に、MT4とバイトレ(バイナリーオプション)についての解説へ。

「実は、私はバイナリーオプションが得意で、FXもバイナリーオプションも銘柄は同じで、トレードの方法が違うだけだから、同時に、FXトレードをしたり、バイナリーオプションをやったりして、効率よくトレードをしています」と締めくくった。

そして、今回のセミナーのトリを務めたのは、ヘッジファンドで長年にわたってトレードに従事してきた、石原順さん。

2017年後半の相場展望
標準偏差値ボラティリティトレード

石原さんが用意した資料は57ページにわたる分厚いもので、セミナーはその資料のポイント、ポイントを解説するかたちで始まった。石原さんは開口一番、こう述べた。

「世の中で投資というのは、現金、株、不動産、最近ではFXやコモディティも含めていろいろな運用があります。株式投資に関しては、毎年10月に買って、翌年の4月に売る。私も個別銘柄をやっていますが、8割の人がインデックスに負けてしまう。ウォーレン・バフェットも断言しているのですが、ヘッジファンドに投資するのはアホだと。手数料を年10%と取られて、5年運用していたら、マイナス50%です。ですから、株式投資はすでに答えが出ていて、インデックスに投資をするのが一番いい。インデックスは倒産しません」

それがひとつだといってこう続ける。

「為替や商品はどちらかというとゼロサムゲーム。どこで売るか、どこで買うかというタイミングが非常に重要になる。株は、暴落したときに買う商品だ。株式は7年に一度、大暴落しますから、次のチャンスを待っていたらいい」

「上昇トレンドというのは、買われすぎの次に発生する、下降トレンドは売られすぎの次に発生する。そして、ジリジリ上がる相場、ジリジリ下がる相場は長く続く」

「株式相場は7合目から8合目に来ている。株価が下がると、当然、クロス円も下がる」

「アメリカの経済成長を支えているのは、借金。その状態で金利が上がると大変なことになる。なぜ、これほど借金をしているのに、アメリカ経済はまわっているのか。それは、金利が1980年代からずっと下がりまくって、これで大儲けしたのが、金融債券の帝王といわれる、ビル・グロース」

「アメリカの長期国債の金利が3%を超えたらやばい」

「日銀がETFの買いで、どの銘柄も筆頭株主。国が大株主で、金融を取り巻く環境が非常に脆弱になっている」

「アメリカの10年国債の金利から2年国債の金利を引いた『長短スプレッド』が縮小していくと円高になるし、株価も上がらない」

「相場で儲けるには、私は相場観やファンダメンタルズでポジションを取ることは一回もない。相場を予想していても、テクニカルと合致していなければ、ポジションは絶対に取らない」

「金を作ろうと思ったら、相場をするしかない。その際に重要なのは、損をしないように設計をすること。資産管理が第一で、トレードで資金の10%を失ったら、トレードは休むこと。相場の損は小さな損から始まるんですが、日本の投資家のほとんどがストップロスをおかない。ストップロスをおかないと必ず相場で負けるようになっている。もう長く続けられない」

「相場は8割が負けると思っておいたほうがいい」

「皆さんのなかで、システムトレードや自動売買、AIを使ったアルゴリズム取引をやろうと思っている方は、パンローリングから出ている『アルゴリズムトレーディング入門』は、絶対に読んでおいたほうがいい。システム売買をやる人も、そうでない人も、必ず読んでおくべき非常に価値のある、もっとも良い本です。だが、全然売れない」

「相場は、苦労なしには儲からない。人の話は参考にしながら、自分のトレードの型をつくらないと、儲からない」

など、いろいろ相場にまつわる有益な話を披露しながら、最後に、自身が長年、実践している「標準偏差ボラティリティトレード」の解説を行い、サラニ、スティーブン・ギャンなどの言葉を紹介してセミナーを終えた。

14時から始まったセミナーは、時間をオーバーし、18時少し前に終了した。参加者は3時間近くのセミナーにもかかわらず、内容には満足した表情が多かった。

サインを頼まれる内田まさみさん

会場入り口側でセミナー参加者と談笑する主催者関係者

<辻 秀雄>