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【松井証券株式会社】自己資本規制比率1000%超。投資家保護にいち早く取組み快適で利便性の高い投資環境を提供


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松井証券株式会社【関東財務局長(金商)第164号】
営業推進部副部長 シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎

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顧客中心主義を貫く

――御社の企業理念や企業文化について

窪田 松井証券は、2017年で創業100周年になる歴史のある証券会社です。また、FXのサービスを提供している会社のなかでもかなり古い会社でもあります。当社の社長である松井道夫が常に口にしているのは、「顧客中心主義」という言葉です。常に事業やサービスの中心にあるのは「お客さま」という考えの基で、革新的な事業やサービスを展開しようというのが当社の企業理念です。
たとえば、本格的なオンラインでの株式取引を業界で最初に始めたのが当社ですし、FX事業に参入したのも2001年と、かなり早くからFXに取り組んできました。当社では株式をメインに取引されているお客さまが多く、松井証券全体に占めるFX利用者の割合はまだ小さいです。

非常に使い勝手が良いNetFx

――御社のNetFx口座の強みと特徴は?

窪田 当社では、NetFxというブランドでお客さまにFXサービスを提供しています。当社では1取引で1000万単位まで新規注文を出すことができることに加えて、連続注文もできるため、大口取引を希望する投資家にうってつけです。さらに、他社がやっているような、マリー(外国為替の売りと買いを結びつけることによって、為替持ち高を相殺する行為)を行っていませんので、大口注文が来たからといってレートが崩れることはありません。
あとは、当社はFXのみではなく、株式取引や先物取引の商品も取り扱っています。そのため、株式の取引とFXの取引を併用しているお客さまが多いのですが、FXから株式あるいは先物取引への資金移動が非常にスムーズにできることも強みです。FX専業の業者と比較すると、FXの取引でできることは限られていますが、株式や先物取引と併用されている方などに非常に使い勝手が良いサービスを提供しています。

――株式の取引をしながら、FX取引も併用している方は多いですか?

窪田 株式取引とFX取引を併用している方は多いです。為替の動きが日経平均やNYなど海外の市場にも影響しているため、それぞれ参考にしている方がいらっしゃいます。ちなみに、当社ではFX専用の口座はありません。お客さまはまず、株式の総合証券口座を開設していただいて、それに付随するかたちでFX口座を開設します。
株式取引とFX取引を併用されているお客さまは、FX取引と株式取引の手法が似ていることがあります。FXではスキャルピングがよく使われますが、当社ならそのスキルを株式取引や先物取引でも活かせます。「一日信用取引」や「一日先物取引」という当社独自のサービスがありますが、手数料を安く設定していますので、スキャルピングを行ってもコストが損益を圧迫しません。
たとえば、「一日信用取引」であれば、インターネット経由でデイトレードした場合、手数料はFXと同様に0円です。松井証券であれば、FXで培った取引スキルを株式取引や先物取引でも活かすことができます。

NetFxトレーダーの特徴と強み

――取引システムの特徴について

窪田 パソコン向けには、NetFxトレーダーを提供しています。マウスの操作だけで発注が可能な「スピード注文」や、複数の通貨ペアの為替レートを一覧できる「為替ボード」、豊富なテクニカル指標分析が可能は「テクニカルチャート」など、お客さまにとって快適な投資環境を提供しています。

――スピード注文とは?

窪田 NetFxトレーダーの「スピード注文」は、「売り買いの別」以外の注文条件を設定しておけば、マウス操作だけで成行注文を出すことができる機能です。リアルタイムで更新される為替レートを見ながら、クリックひとつでスピーディに発注できるので、タイミングを逃さず取引できます。さらに、「チャート表示」にチェックをつけておくと、チャート画面が表示され、為替レートの推移を参考にした取引も可能です。

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――為替ボードとはなんですか?

窪田 「為替ボード」では様々な通貨ペアの為替レートを自動更新で確認できます。また、「注文」ボタンをクリックすると、「スピード注文」が表示されるので、素早く注文を行うことが可能です。

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――テクニカルチャートなどチャート類も豊富とか?

窪田 豊富なテクニカル指標を利用して、さまざまなチャート描画やテクニカル分析が可能です。また、同じチャート上で異なる通貨ペアを比較して描画できます。たとえば、チャートの主な機能としては、「絶対比較チャート」や「相対比較チャート」、「比較倍率」などがあります。絶対比較チャートとは、2つの通貨ペアの値動きを比較するチャートです。たとえば、「米ドル/円」と「ユーロ/円」を同一チャート上に並べて値動きを比較することができます。
相対比較チャートとは、ある一定時点の価格を100とし、その後の推移を比較したチャートです。最大5通貨ペアまで比較可能です。「米ドル/円」と日経平均を比較して、ある一定時点からどのように変動したかを把握できます。
比較倍率とは、2つの通貨ペアを倍率で比較するチャートです。「豪ドル/円」と「米ドル/円」の価格を倍率で表示して、割高・割安の判断の目安にしたり、「豪ドル/米ドル」に近いチャートを閲覧したりできます。

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――そのほかには?

窪田 トリガーメール機能があります。あらかじめ設定した価格や騰落率、時間になった際に、登録したメールアドレスへお知らせするサービスです。登録した通貨ペアの価格が条件に到達した場合、メールでお知らせします。メール通知条件は10個まで登録できます。

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――スマートフォン向けツールもあると思いますが?

窪田 FXtouchです。スマートフォン向けに開発されたNetFx用高機能トレーディングツールです。気配をタップするだけで発注が可能な「スピード注文」や、チャートを見ながら発注が可能な「チャートスピード注文」、複数の通貨ペアの為替レートを一覧できる「為替ボード」など、取引の利便性を大幅に向上させる機能がすべて、無料で利用できます。また、当社の口座をもっていなくても、各種の価格情報やチャートを無料で見ることができます。
いずれにしても、株式取引と同様に取引できるというのが特徴です。

為替ニュースやFx Waveを配信

――投資家に対する情報サービスについては?

窪田 為替に影響を与えるさまざまなニュースを随時配信しています。ニュースの内容は11種類のカテゴリーに分けられ、カテゴリーで絞込むことができます。また、主要6通貨(USドル・ユーロ・英ポンド・カナダドル・豪ドル・南アランド)の週間レポートを、原則週1回PDF形式で配信している「Fx Wave weekly」や、為替ディーラー・ストラテジスト・ファンドマネージャー・金融当局者などによる座談会形式のレポートを、原則月1回PDF形式で配信している「Fx Wave whisper」があります。「Fx Wave weekly」は過去5週分までご覧いただけます。また、「Fx Wave whisper」は過去6カ月分までご覧いただけます。

FXサービス開始時点から投資家保護に力を

――投資家保護については、証拠金の信託保全は当然ですが、ほかに投資家保護については何か?

窪田 ひとつはロスカットです。2009年以前は、ロスカットについては義務化されていませんでしたが、当社ではFXのサービスを提供した時点からすでにロスカットルールを設けていました。また、信託保全についても同様に、信託会社または信託銀行等に区分管理することが義務づけられる前から当社では対応していました。あとは、自己資本規制比率が非常に高いこともお客さまに安心していただけるポイントです。つまり、財務基盤が非常に安定しているということです。

――自己資本規制比率はどのぐらいですか?

窪田 1156%です(2016年6月時点)。FXを取扱っている他の証券会社と比較しても、圧倒的に高い水準を維持しています。このあたりが当社の安定性、信頼性につながっていると思います。

FXセミナーは現在、休止中

――セミナーとかキャンペーンですが?

窪田 現在はとくに、FXのセミナーはやっていません。もちろん、FX以外のセミナーで日経平均の話をするとき等に、為替の動向について話すことはありますが、FX単体でのセミナーは現在、実施していません。

――今後、FXのセミナーを実施される予定は?

窪田 今年は投資信託への参入を検討しているため、2016年の後半は投資信託に力を入れることになりそうです。それが一巡した来年以降に、FXのセミナーをやるかもしれません。

バイナリーオプションや仮想通貨への参入は考えていない

――バイナリーオプションや仮想通貨についてはどんな考えを?

窪田 バイナリーオプションについては、カバー率が低い面がありますので、投資家に対する利益相反が発生する可能性があることと、マーケット自体が非常に小さいという状況を鑑みて、現時点で参入は考えていません。
ビットコインをはじめとする仮想通貨も、マーケットの時価総額が1兆円程度と、株式の時価総額500兆円と比べて、マーケットが小さいといえます。現時点で具体的に参入する予定やサービスを始めるという考えはありません。

――検討はしておられるのですか?

窪田 FinTechという面で技術面の研究や検討は行っていますが、それをベースにして、個人投資家に仮想通貨の取引サービスを提供することは今のところ考えていません。

FX業界への金融当局の規制は必要

――今後のFX業界、FX市場の展望については?

窪田 金融当局の規制もあって、FX会社の財務体質の強化や、リスク管理の徹底などが浸透して、FX業界としては安定してきました。しかし、ディーリング面でリスクを過剰に取っている業者や、財務基盤が脆弱な業者もあるため、当社としては個人投資家が安心して取引できるよう、今後も金融当局に規制を徹底してやってもらいたいという立場です。ひと頃に比べると、FX業界も成熟してきましたが、まだまだ規制が必要な部分があるのではないかと思っています。

――現在、「米ドル/円」のスプレッドが0.3銭という狭さで、スプレッド競争を行っていることについては?

窪田 一般的なことからいえば、スプレッド競争自体は悪いことではありません。ただ、スプレッドを狭くするなかで、レートが傾いたり、レートが飛んだりするのは問題で、そのあたりが今後、問題として浮上するかもしれません。当社としては、スプレッド競争については一線を引いて、見守っているという立場です。

FXはレバレッジ商品であることを念頭に
余裕をもった資金で始めること

――これからFXを始めようと思っている方に対してのアドバイスを?

窪田 FXは株式と違って24時間、取引が可能です。とくに、夜中の時間帯はFX取引がしやすく、そこがひとつのメリットかなと思います。しかし、取引時間が長い面、不意なイベントやリスクが発生する可能性が高いので、株と比べて、リスク管理を徹底する必要があります。
また、よくロスカットがあるから安全だといわれますが、マーケットで値が飛ぶときは、ロスカット価格と実際の約定価格の間に大きなギャップが生じるケースがあります。ですから、FXはレバレッジ商品だということを念頭に置き、仮に予想外の価格で約定したとしても、発生した損失を吸収できるような、資金に余裕をもった状態で取引をすることをお勧めします。
たとえば、「米ドル/円」でも、何年かに一度くらいは突然、10円ぐらい動くときがありますから、そのような“万が一”が発生しても、耐えられるようなポジション構成をしておくことが、長い目で見ると、成功に繋がると思います。

――デモ取引はやったほうがいいでしょうか?

窪田 デモ取引だとどうしても本気になることができません。ですから、最初は小さなロットから始めることをお勧めします。マーケットというのは初級者から中級者、上級者が入り乱れて取引している状態です。そのようななかで、初心者が上級者に勝ちづらいのは当然です。そのため、はじめから大きな取引をしてしまうと、一瞬のうちにマーケットから退場させられる羽目になります。
最初は負けることを前提に、勉強をしながら自分自身で投資のスキルを磨き、勝てるようになってきたら大きな取引をするという戦略がいいと思います。FXというのは、統計上、勝てる人はわずかで、9割ぐらいの方が損をしていると言われています。このようなFXの金融商品としての特徴を心に留めておけば、最初から全力で投資をして即退場ということにはならないと思います。