CTIAが大学生向けのブロックチェーン技術の教育に加え、企業向けのブロックチェーン研修を開催。過去2回の学生向けブロックチェーンセミナーに続き、3回目は、企業を対象としたセミナーとなった。
CTIAのセミナーは、ブロックチェーンの理解を目的に、国語・数学・理科・社会など学校の授業の切り口に分解して読み解くやり方で、たとえば、「国語」だと、ブロックチェーンの定義や暗号通貨との相関関係、「理科」だと、ビットコインやブロックチェーンを支える技術、「社会」では、ブロックチェーンの歴史や法律を解説した。
セミナー開始時と終了時にブロックチェーンや暗号通貨に対する意識や知識の調査をアンケート形式で実施、次のような調査結果を得た(調査方法は、セミナー開始時に投票アプリ「sli.do」を利用し、無記名で回答を回収。セミナー終了時に「googleフォーム」にて無記名で回答を回収)。
研修参加者のブロックチェーンに対するイメージは研修実施前に比べポジティブに変化
研修前は、ブロックチェーンに対するイメージが、2.どちらもネガティブ、5.どちらでもない、6.わからない、と答えた人がいたが、研修後は、曖昧なイメージが消え、ブロックチェーンのイメージがポジティブに変わった傾向が顕著だった。
ブロックチェーンの認知度は高まりつつも、概念やイメージの理解までが一般的
ビットコインなど暗号通貨のニュースや投機目的の認知で、企業でもブロックチェーンの認知度は高まっている。しかし、その技術やバックグラウンドについての知識はとなると、浸透しているとはいえず、本当の意味での利活用のためには、理解しやすい教育体制や、正しい知識を伝えるメディア、それらを通じたインプットが足りていない。
企業はブロックチェーンに関する自社事業への活用や応用に注目
研修を終え、より細かい内容や、自社の事業に実際に応用できる情報やディスカッションの場を求める声が多くあった。CTIAは、そうした要望を受けながら、ブロックチェーン業界の発展を目指し、学生や企業向けのブロックチェーン教育や研修継続的に進めていく。
<辻 秀雄>
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