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【取材レポート】 日本初の「ブロックチェーンビジネス活用」のための、コミュニティスペース「丸の内vacans」が東京丸の内にオープンし、記念イベントを開催

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2018年12月10日(月)18時30分から、東京・丸の内に新しくオープンしたコミュニティスペース「丸の内vacans」(国際ビス2階)で、オープンを記念して、記念イベントが開催された。

まず最初に登壇したのは、「丸の内vacans」をつくった、FLOC代表取締役CEO(ファイナンシャルアカデミーグループ代表)の泉正人氏。軽く開会の挨拶を述べて、さっそく、今回の特別のゲストの一人、IT・科学技術担当大臣の平井卓也氏を紹介した。

泉正人氏           平井卓也氏

FLOCブロックチェーン大学校へ期待する
 会場の拍手で迎えられた平井卓也大臣は、開口一番、「IT業界、なかでもブロックチェーン技術者は不足している。デジタル化社会がうまく昨日するかどうかは、そうした人材を適材適所に配置できるかどうかで決まってくる。そういう意味では、ブロックチェーン大学校の教育には非常に期待をしている」と述べた。

さらに、社会的にみれば、ブロックチェーンは実装段階にきている、そのため、ブロックチェーン技術を学ぶ人を増やし、いっしょに仕事をできる人を増やしていきたいと考えているとも述べた。

そして、2018年10月2日に大臣の就任して以降、「平井ピッチ」といって、スタータアップ企業や科学技術者らを大臣室に読んで、いろいろな話をしたり、九州や徳島県に出向いて、若いスターとアップ企業の話を聞いたり、海外のスタートアップ企業の話をうかがうなかで、今は新しいことにチャレンジするタイミングだと確信しているという。多少リスクがあっても前に進められる人を増やしていかないと、この国の将来は非常に厳しくなる、という。

今のシステムでは今後通用しなくなることは確かなので、そういう意味でも、このブロックチェーン技術には大いに期待をしているし、FLOCさんには期待をしている。そして、私たち政治に携わる者として、皆さんが新しいことにチャレンジできる環境を整えていくよう努力して参ると、話を結んだ。

「丸の内vacans」をつくったわけとは?
次に登壇したのは、再び、泉正人氏で、「今、なぜ『丸の内vacans』か」というテーマで講演をおこなった。

再び登壇した泉氏は、まず、FLOCについての説明を行った。社名のFLOCは、ブロックチェーン(Blockchain)とフィンって区(Fintech)の造語だと明かして、ブロックチェーンのプラットフォームをつくっている会社だと話し、そのFLOCが「丸の内vacans」をつくったと説明した。

「丸の内vacans」のvacansの意味は、ラテン語で「空き、余白」という意味で、ブロックチェーン技術でビジネス活用するためのコミュニティスペースであると、泉氏は述べる。東京のビジネスの中心街の丸の内で、新しいものがどんどん生まれてくることを願って、「丸の内vacaans」をつくったという。

ではなぜ、丸の内にvacansをつくったのか。それは、「場」を提供するためである。人が何かプロジェクトを考え手も、一人では上手くいかないことが多い。そこはいろいろな人たちが加わることによって、いろいろな知恵や発想が生まれて、そのプロジェクトがしっかりしたものなり、大きなビジネスとして成長していく。

いま、私たちのまわりで足りないものは、そうした人と人が出合う場所である。そのために、FLOCは「丸の内vacans」をつくったのである。

「丸の内vacans」の3つの無料
 そして、「丸の内vacans」には3つの無料があるという。一つ目の無料は、「丸の内vacans」のスペースを利用するのは無料だということ。ただし、条件があって、参加料無料のブロックチェーンイベントの場合に限り、すべて無料でスペースを開放する、ということだ。もちろん審査はある。参加料有料のブロックチェーンイベントの場合は、参加料の半額を徴収する。無料のイベントはすべて無料で利用できるというわけだ。

二つ目の無料は、専門家からのコンサルティングが無料だという。2019年1月から、第4火曜日の午後になるが、無料コンサルデーとして、「丸の内vacans」で無料コンサルティングを提供する。

申込みは、12月10日から「丸の内vacans」のウエブサイトがオープンしたので、そこから上記2つとも申込みができる。

3つ目の無料は、講演会やイベントが無料である。FLOCは毎月、セミナーやイベントを開催している。「FLOCコミュニティ」という会員制のコミュニティがあるが、そこに登録した方はすべてのセミナーやイベントに無料で参加できる、というものだ。

スペースをつくりあげるのはみんなの役割
 そんな説明を行ってから、泉氏は、「丸の内vacans」の設計・監理を担当した建築家の荒木信雄氏を紹介した。

荒木信雄氏

「丸の内vacans伸すペースはプラットフォームだという印象を受けたので、本格的に取り組みはじめたのだが、結局、このスペースはここに参加する皆さんのアクティビティで、いろいろな空間として育っていけばいいのかな、と思っています。ということで、自分としては、まだこの空間は工事の途中だともいっていい」と話を終えた。

次の演目は、「2019年の日本のブロックチェーン業界の行方~ビジネス活用はどう進むのか」というテーマの、パネルディスカッションである。

登壇するのは、ビットバンク【関東財務局長第00004号】代表取締役CEOで、FLOCブロックチェーン大学校の講師も務める廣末紀之氏、R3 Head of Partner Management, Japanで、同じくFLOCブロックチェーン大学校の講師を務める山田宗俊氏、そして、モデレーターは、コルク表取締役会長の佐渡島庸平氏。

左から、佐渡島庸平氏、廣末紀之氏、山田宗俊氏

「価値のインターネット」って何?
モデレーターの佐渡嶋氏が、開口一番、ブロックチェーンではよく言われる「価値のインターネットとはどういうことなのか」について、質問を投げかけた。それに対して、廣末氏は、インターネットが世界を変えたように、仮想通貨やブロックチェーンが同じように世界を変える。情報はこれまで大手マスコミが独自に収集、発信していた世界だったが、インターネットの登場で、そういう特権階級だけではなく、個人でも情報を発信できるようになり、そこに価値の移転が生まれたということで、価値のインターネットという言葉を使っている」と説明した。これに対して山田氏は、現金と電子メールの特長を「現金は改竄だできないし、二重に使えない。電子メールは瞬時に情報を送ることができる。この二つの特長を兼ね備えたものが仮想通貨であり、ブロックチェーンというふうにいつも説明している」と述べた。

ブロックチェーンが注目され始めたのはどうしてか?
そして、佐渡嶋氏は、なぜここにきてブロックチェーンは注目されているのか、という問いを投げかける。
廣末氏は「仮想通貨が投機的な側面で注目されているため、その要素技術であるブロックチェーン技術も注目を集めているのではないか」という。つまり、仮想通貨の投機的な盛り上がりが要因で、ブロックチェーンの注目度が高まったということである。山田氏は、「2018年は、非金融の世界でブロックチェーンの実証実験が進んでいるという印象を持っている」と答えた。たとえば、ブロックチェーン技術とAI、マシンラーニングを組み合わせて、インターネット広告での詐欺を防いだり、あるいは、登記簿などにブロックチェーン技術を使ったりと、けっこう、ブロックチェーン技術を使う企業が出現しているという。

佐渡島庸平氏

2019年、仮想通貨やブロックチェーンはどうなる?
さらに、2019年以降の仮想通貨業界やブロックチェーンはどうなるか、という佐渡島氏の投げかけに、廣末氏は、「仮想通貨交換所は、いわばインターネットで言えばプロバイダーのようなもので、仮想通貨の世界のゲートウェイ的な存在でもある。2019年は、実際にリクイディティ・ベースができたので、次は、より身近に仮想通貨やブロックチェーンが活用できるような発展フェーズにはいっていくのではないか」という。これに対して山田氏は、「ブロックチェーンとAI、IoTといった技術の組み合わせがトレンドとしてでてきている。それらの技術を組み合わせてソリューションをつくっている会社がでてきている。しかし、ブロックチェーンとIoTを組み合わせると言っても非常に難しい。1社ではできない。だから、何社かが集まって今後、業界別コンソーシアムが日本でも立ち上がってくるのではないか」と述べる。海外ではすでに多くのコンソーシアムが立ち上がっているので、やがてその流れは日本にもくるはずで、誰かが手を挙げればわーっとコンソーシアムの形成されるのではないか、と見ている。

廣末紀之氏

ブロックチェーン技術を日常生活で実感できるのはいつか?
次に佐渡島氏は、ブロックチェーン技術を生活実感がどのくらい時期に伴ってくるのか、という質問を投げかける。廣末氏は「非人間経済の中では、仮想通貨の技術は非常にいかされてくるのではないか」と答える。山田氏は、「カード業界がコンソーシアムを形成して、何から取り組んでいるかと言えば、ブロックチェーンを活用して、カードの不正利用の情報共有することである。カードの不正に関してはカード業界でもニーズが強く、これまでできなかったことが、コンソーシアムを組んで、ブロックチェーンを活用することで、できるようになった」という。

そして、佐渡嶋氏はここで、「そもそも論」を俎上にあげた。「ブロックチェーンと仮想通貨の違い、役割の差は何か」を二人に投げかける。
廣末氏は、「仮想通貨の場合は、暗号とコンセンサスアルゴリズムとブロックチェーンという3大要素技術で、お金っぽいんだけど、新しいものだ。それらは仮想通貨にしか使えないかというとそうではなく、ブロックチェーン技術は他の産業にも応用されている」と答える。つまり、要素技術はそのものだけに限らず、いろいろな広がりを見せていく、というのだ。これに対して山田氏は「仮想通貨を裏の仕組みを支えているのがブロックチェーンと一般的には言われている。ブロックチェーンを使った一つのアプリケーション、適用例がビットコインである。ビットコインハ仮想通貨の取引を実現するネットワークである。そうであるなら、ビットコイン以外の仮想通貨も、このブロックチェーンの機能を使ってできるのではないか。ということで、ブロックチェーンが基盤技術であって、仮想通貨は一つの適用例に過ぎないということだ。今のビットコインの裏の仕組みのブロックチェーンは、ビットコインを実現するために設計された仕組みである。しかし、ビットコインのために設計されたブロックチェーンを他で使おうとすると問題がでてくる。だから、適用するものによって、少しずつ変えていかなければならない」という。


山田宗俊氏

ブロックチェーン・エンジニアに特別な資質は必要か?
次に、佐渡島氏は、ブロックチェーン技術者不足をあげ、ブロックチェーンのエンジニアの資質は、ふつうのプログラマーとどう違うのか、といった問いを二人に投げかける。
山田氏は「何も違いはない」という。廣末氏は、「新しい業界なので、先輩がいない。だから、フロントランナーになれるのに、どうしてやらないのですか、と常にいってきた。だから、早く始めて、ブロックチェーン大学校で学び、いろいろな人と接して会話をしながら、自分の技術を高めたり、ビジネスを生み出したりするチャンスはいくらでもある」といっている。ここで佐渡島氏は、山田氏に話をふる。山田氏は「ブロックチェーンだから、特別に何か必要だとは思っていません。イーサリアムが難しいとは聞いていますが。ただ、ブロックチェーンはわかりにくい技術であり、概念なので、それをかたちとして人に見せられる、すなわちプロトタイプヲ自分でサーッとつくってしまう、そんな技術者がいると非常に助かる。そうした技術者は求められている」と話す。

そして最後に、佐渡島氏は、「丸の内vacans」の役割についてふれ、こうした偶然の出合いの場から、いろいろ新しいコミュニティが生まれたり、ビジネスが誕生する可能性が、とてもこれからの社会にとっては重要になるのではないかといって、パネルディスカッションを締めくくった。

<辻 秀雄>

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