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【Blue Prism】【取材レポート】 「Blue PrismのCEO来日に伴う事業戦略や最新のRPA動向に関する記者説明会」に潜入

【注目】ビッグデータ×AIで急騰銘柄を予想、投資助言業者の公式サービス「ara」

2018年10月11日(木)11時から、東京・品川のアレア品川4階にある東京コンファレンスセンター・品川で、Blue Prismの最高経営責任者の来日に伴って、Blue Prismの事業戦略と最新のRPA動向に関する記者説明会が開催された。

近年、働きか高い格や少子高齢化による労働人口の減少が進むなか、現在の生産性や、よりよいワークライフバランスを保つためには、業務の自動化が不可欠であり、その有力な方法として、RPARobotic Process Automationへの注目度が高まってきている。

その市場規模は大幅に拡大しつつあり、デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、より複雑化するタスクを自動化するために、AI(人工知能)との連携にも同じように注目度が高まってきつつある。

Blue Prismが創業したのは、2001年である。イギリスに誕生したBlue Prismは創業以来、エンタープライズRPAのパイオニアとして、セキュリティ、コンプライアンス、スケーラビリティという重大で、厳重なITの要件を満たすRPAプラットフォームを提供してきた。

金融や保険業を中心に、豊富な事例から得られた知見をもとに、クラウド、AI、コグニティブテクノロジーとの連携を通して、インテリジェントオートメーションを推進しており、業務運営の変革に貢献してきている。

そのBlue Prismの共同創業者であり、最高経営責任者であるアレスター・バスゲート氏が来日することを機会に、RPA業界の行動を踏まえたビジネス戦略と最新の製品展開についての説明と、日本法人社長のポール・ワッツ氏からの日本市場でのビジネス戦略ついて説明会が開催された、というわけである。

アレスター・バスゲート氏は、Blue Prismの製品などについて、次のように説明を行った。

アレスター・バスゲート氏

「Blue Prismが目指しているのは、ビジネス主導型のオートメーションで、業務を担当しているチームが自動化のためのプロセスをチーム自身で実現することである。そして、RPAのコンセプトが十分にエンタープライズの用途に耐えうる力を持ち、コントロールできるための努力を進めてきた。2008年から2010年にかけて、ソフトウエアに対してわれわれのほうから拡張性、耐久力、セキュリティ、コンプライアンスの機能を強化し、オペーレーティングモデルを構築してきた。これを実現することによって、ITによるより強いガバナンス、ITコントロールを強化したわけである。

従来のレガシーソフトウエアは、仕事やデータを整理するために設計されてきたものだが、Blue PrismのRPAは初めて、エンタープライズソフトウエアにおける生産性を意識して展開されたものである。RPAをBlue Prismから展開することによって、コスト削減の手段として見なされたのであり、内製で仕事をするか、あるいは外部委託するか、そして、3つ目の選択肢としてくるのはソフトウエアを通じての自動化ということである。

デジタルオペレーションにいるわれわれのプラットフォームは、スタッフの省力化を図るとか、コストの削減だけではなく、品質の強化やコンプライアンス、安全性、あるいはコスト回避で知られている。しかし、そもそもは自動化のためのリステ手動化のソリューションを提供してきたが、IT部門で十分に変化に対応できない部分があり、次にコードの自動化をビジネスの業務のなかで実現するための手段として展開をされてきた。そしてITをコントロールを及ぼすセキュリティを確保することができ、安全性を確保し、ガバナンスを実現できる点で、Blue Prismとしては、競合他社と比べて、差別化要因として誇っている。

初めてのイギリスでの顧客は、生活協同組合銀行だったが、クレジットカードが紛失したり、盗難に遭った場合のプロセスの自動化に取り組んだ。Blue Prismのソリューションを使うことによって、システムが人と同様のコントロールというものを要すことに成功した。この銀行が取り組んでいた問題は、もし仮に顧客のクレジットカードの紛失があった場合には、顧客から銀行へ電話をかけ、まず5分間、どのクレジットカードが紛失したかを特定するために時間をかけなければならなかった。

それが終了してからは事務手続き上の管理をするためには、20分間かけなければならなかった。Blue Prismのワークフォースを使うことによって、このプロセスを自動化すること、この25分間かけていた時間を自動化することができたのである。それによって生産性が6倍も高まることになった。

RPAの第一の波がビジネス主導型であったとすれば、第二の波は、ITコントロールの元でこれらを実現するということであった。

そして今、Blue Prismが目指しているのは、インテリジェントなデジタルワークフォースのエコシステムである。インテリジェントワークフォースの実現のために、6つのインテリジェントスキルを特定している。われわれの意図としては、これらを内製で構築するか、買収するか、パートナーシップを通じてこれらのスキルを手に入れるか、を考えている。

それによって、顧客はインテリジェントなデジタルの仕組みを実現し、その仕組みは永続的で柔軟性があり、変化に耐えうるために、プラガンテーという機能を実現する。さきほどの生活協同組合銀行の場合、クレジットカードの紛失や盗難に対する対策の後日談ということで、次に何が起こっているかを振替ってみたい。

銀行はプロセスの自動が実現できたものだから、いったいなぜ、5分間の電話の会話が必要なのか疑問に思うようになった。そこで、銀行としてはマイバンキングのアプリケーションにおいて、ウエブポータルにおいて顧客自身が、クレジットカードの紛失や盗難があった場合には、それをレポートできるような仕組みを実現した。

このようなかたちで、STP(ストレード・スルー・プロセス)をつくった。顧客のほうで作業を行い、楽しんでもらえるなら、これらを実現できるのである。これによって人を介することなく、完全な自動化のプロセスにこれでもって伝えることができるわけである。それからは、顧客とコミュニケーションを図る手段であるチャットボットのようなものとも繋げることができる。

エコシステムというコンセプトには期待を寄せているが、次にこれらをどう実現したらいいのか、ということである。まず第一にあげられるのが、Blue Prism Exchangeである。このExchangeでは3種類のプロダクトあるいは機材を見つけることができる。これはわれわれがつくったアップストアのようなものであると考えることができる。

テクノロジーアライアンスプログラムを設けており、その他の大きな、いろいろなアプリケーションとつながることができる。たとえば、アピアンとか、スプランクとか、各クラウドベンダーとか。そして、コード不要でもって、どのようなかたちで画面で示しているのは、Blue Prismのなかからいかにしてアピアンを呼び出すことができるか、ということである。

2つ目としてここで取り上げているオブジェクトは、顧客、パートナー、あるいはわれわれのスタッフ自らがつくりあげたものである。一つの例としてパートナーの一社が一つのオブジェクトをつくりだし、これを使うことでエクスペリアのなかのクレジットスコアを取得できる仕組みがある。さらにわれわれが期待するのは、スタートアップという新しい企業のほうで、アプリケーションをBlue Prismのプラットフォームの上で構築していくことである。オブジェクトを構築し、それをわれわれのBlue PrismデジタルExchangeのほうに載せていただければ、それらの商用化のために、そして有償でそれらを販売する上で、一つのきっかけをつくることを期待している。

そして、われわれが考えている将来のAIの姿は、ただ単にインテリジェントだけではなく、非常につながっていて、連携され、コントロールが容易なおのでなければならない。

上図では、右側にインテリジェントオートメーションのいくつかのコンポーネントの例が示されている。ここで2つの例が示されているが、われわれが持っている緊密な関係をマイクロソフトとグーグルにもっており、そして、ここでAIによる統合及びオーケストレーションの例を紹介している。

Blue Prismのプロダクトのなかから、マイクロソフトのなかにある機能を呼び出し、そして、それに対して電子メールを読みとって、どんなタイプのアプリケーションが対象になっているかを判断し、指示することができる。あるいは、グーグルのアプリケーションに対してある画像が車の画像かどうかを判断させることもできる。グーグルのほうから90%確実に自動車であるという回答が戻ってきた場合には、Blue Prismではそれを受け入れ、それを自動車保険の材料として活用することが考えられる。

インテリジェンスオートメーションエコシステムを実現することによって、いろいろな研究開発のプロジェクトを完成させ、そして、優秀なアイデアと優秀な人たちのコラボレーションを実現する場になってもらえばと、思っている。しかし、素晴らしいAIのコンポーネントにおけるわれわれの会社として、どのようなかたちでこれらを統合し、コントロールし、オーケストレーションを実現しているかを説明したい。

われわれのBlue Prismのプロセスに対して、バージョン6.4を導入することによって、外部のAIのコンポーネントのドラッグ&ドロップを実現することになる。これには2つの理念があって、まず第一に、自動的に開発期間をスピードアップできることであり、2つ目に、プロセスに対するインテリジェンスを強化することができる。外部のコンポーネントに加えて、従来から構築していたBlue Prismのオブジェクトを組み合わせることができる。

たとえば、Blue Prismを使い、ウィザードを使うことによって、オブジェクトと、銀行におけるアプリケーションを組み合わせて、当座預金の状況などを調べることができる。ロボットソフトあるいはAIにおけるこれは非常にわくわくする展開になるだろう。

Blue Prismは2001年に創業したが、一部の人に言わせると、わが社は17年間かけて一夜で成功した存在になったということである。現在は、ロンドン証券取引所に上場しており、RPAベンダーとしてはBlue Prismが唯一の企業である。そして、2018年上期の売上が140%の伸びを示している。従業員数は420名だが、10%の年間成長率で増えている。われわれのプロダクトは、52カ国で42の業種で使われている。

Blue Prismはインテリジェントオートメーションにおけるグローバルリーダーであり、オーケストレーションプラットフォームないしはオペレーティングシステムとして、インテリジェントデジタルエンタープライズをサポートできるわけである」

そういって、話を終えた。

次に登壇したのは、Blue Prism日本の社長であるポール・ワッツ氏。Blue Prismの日本支社が設立されたのが2017年3月とまだ、歴史は新しく、従業員は現在30名だが、増えつつあるという。

ポール・ワッツ氏

「日本では30社とパートナーを組んで業務を行っており、そのなかには、リセラーやベンダーも含まれている。また、日本マイクロソフトとは技術面での連携を進めているし、アクセンチュア、富士通などが含まれる。過去15カ月の間には、いくつかの企業とBlue PrismのRPAを使ってプロジェクトを進めている。われわれの日本のウエブサイトでは情報が公開されており、第一生命や博報堂、住友商事などでは、事例を公表してもらっている。

顧客のなかに大規模な導入展開をされているところがあり、100体のロボットで展開している企業もある。ではここで、日本におけるRPAの動きが世界とどのように違うのかについて説明を行うことにする。

昨今の報道を見ていると、働き方改革についての情報や意見の投稿が多く見られる。働き方改革とRPAの価値提案が結びつけられて、取り上げられており、RPAのベンダーのほうからは、RPAと働き方改革を結びつけて語っている傾向がみられる。どの業界やビジネスにとっても働き方改革というテーマでやるわけだが、インテリジェンスオートメーションというテーマ、そして、オペレーションの変革というテーマにおいても、これは戦略的なものとしてとらえるべきである。

1000以上のRPAのプロジェクトが日本でスタートしている状況を見てみると、それらは小さな部門から始まっているプロジェクトのようである。ある意味ではこれらから価値が生み出されており、それは残業の削減などに現れている。しかし、けしてわれわれ自身を騙してはいけない。それは、オペレーションの変革にはつながらない。オペレーションの変革あるいはエンタープライズ規模の働き方改革は、戦略的な規模のものでなければならない。もしBlue Prismのグローバルでの顧客レベルをみてもらえば、戦略的にエンタープライズRPAの採用が進んでおり、そこから得られた成果は残業時価の削減だけにとどまったものではない。今進められている働き方改革が非常に優先順位が低いものであったとしても、われわれとしてはそれらをけっして否定するものではない。

Blue Prismのフォーカスの対象として、パートナーも顧客もそうなのだが、いかにフォーカスの対象をシフトさせ、戦略的な要素を強調できるかに目を向けている。エンタープライズのインテリジェンスオートメーションを考えた場合には、そこに含まれる要素としてはRPA、AI、機械学習が網羅されている。そこに係わる話の内容はソフトウエアではなく、より奥深いものである。日本にロボティックオペレーティングモデルを導入することによって、話の内容が単に戦術的なモノから、もっと広い範囲で語られるようにしたいと考えている。

世界中でBlue Prismを採用することによって、大きな戦略的なプロジェクトからわれわれが得られた知見というものが、ロボティックオペレーティングモデルに反映されている。そうした幅広い経験がなければ、知見もなかったし、このような知見は単に部門レベルのプロジェクトから得られるようなものではない。人やプロセスが係わるビジネスにおいては、ガバナンスや管理、監査などが係わってくるが、プロジェクトのなかにロボットが関与している場合は、同様である。

それでは簡単な比較を紹介してみましょう。私の夢、これは日本チームの夢でもあるが、本当の意味で、日本としては、働き方改革ヲ実現してほしいと思っている。ビジネスの業務のレベルだけではなく、なぜわれわれがこの企業に入社して仕事をしているかというと、いかに経済全体に対して大きなインパクトを与えることができるかについて、われわれは、ワクワクしている。

何と比較したいかと言えば、もう20年以上も前からマスコミでは帰庫変動について報道してきている。毎日状況は悪化しているように見えるが、国の指導者においては現実的な変化が見られない状況である。働き方改革も同様な状況になってしまわないようにしなければならないと考えている。日本ではビジネスにおける夢を実現するためには、新世代のインテリジェントオートメーションを使うべきだと考えているが、それの中核になるのは、われわれのRPAであると、自負している」

そういってポール・ワッツ氏は、話を終えた。

2018年度、Artificial Intelligece Breakthrough Awardを受賞

Blue Prismは、2018年度ののRPA部門で、最優秀企業賞(Best Robotic Process Automation Company)を受賞した。この「AI Breakthrough Awards」は、AI分野における企業の卓越性や創造性、取り組み、成功の他、テクノロジーと製品を評価し、称える独立団体である。

2018年度の「AI Breakthrough Awards」は、世界15カ国2500ヲ超える企業から応募があった。受賞企業は、AIプラットフォームやディープラーニング(深層学習)、スマートロボティクス、ビジネスインテリジェンス、自然言語処理(NLP)、業界固有のAIアプリケーションなど、AIや機械学習に関連する幅広い分野でのイノベーション、取り組み、成功が高く評価された。受賞企業は、Blue Prismのほかには、Google、Nunace Communications、NVIDIA、Qualcomm、Verint、Veritoneである。

二人の登壇者の説明の後、質疑応答が行われ、記者説明会は時間通り、無事終了した。

 

<辻 秀雄>

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