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【Fortune】バーナンキ、ビットコインは失敗すると思うが、ブロックチェーンは好きだ


連邦準備制度理事会の前議長であったベン・バーナンキ氏は、中央銀行の管理が届かないところで機能しているデジタル通貨についてどう思っているのだろうか?

その答えは、当然ながら、言葉少な目だった。

「ビットコインは法定通貨と差し替えたり、規制や中央銀行の介入を避ける試みである。わたしはそれが成功するとは思わない」と、バーナンキ氏は、2017年10月16日(月)に、カナダのトロントで語った。

ブロックチェーン企業のリップル(Ripple)の主催で開催された会議で演説をしているときに、バーナンキ氏は、ビットコインを、本当の取引通貨としての姿を見せていない、もっとも投機的な危険なものだと述べた。彼はまた、あるビットコイン支持者がかたくなに思っている、デジタル通貨は伝統的な政府が管理する通貨のライバルかも知れないという考えを、切り捨てた。

結局のところ、政府はビットコインを防ぐために何らかの措置をとるだろう」と彼は言った。

バーナンキ氏のコメントは、中央銀行には懐疑的で、“ビットコインを買え”という意思表示で、連邦準備制度理事会議長のジャネット・イエレン議長に対して、写真撮影時、カメラの前に急に現れて、写真を台無しにするような仮想通貨の熱烈な支持者には、避難と見られるだろう。

仮想通貨ファンにとっての良いニュースは、2008年の重大な金融危機のときにアメリカを救ったベン・バーナンキ氏だが、すべての仮想通貨を責めているわけではないことだ。バーナンキ氏は、リップルは称賛している。リップルは銀行にブロックチェーンのソフトウエアを提供し、XRPで知られる独自の仮想通貨を発行しており、規制当局に協力している。

バーナンキ氏はまた、機能が完全に異なるコンピュータを使って、取引の改ざん防止の台帳を作成するブロックチェーン技術は、国際的な銀行システムにとっては、かなりの可能性を秘めていることを認めている。

「連邦準備制度理事会、イングランド銀行、日本はブロックチェーン技術を大変支持している。なぜなら、決済システムをよりいっそう改善してくれるからだ」と彼は述べ、ブロックチェーン技術は国境をまたいだ決済システムにより効果を発揮するだろうと付け加えた。

バーナンキ氏はまた、ハッカーがSWIFT送金システムを不正に利用して、バングラデシュ中央銀行から8000万ドルを盗んだという2016年の悲惨な事件も、ブロックチェーンの型のシステムだったら回避されかも知れないと述べた。

バーナンキ氏のコメントは、アメリカ合衆国国家経済会議の前責任者で、バラク・オバマ大統領とビル・クリントン大統領のアドバイザーを務めたGene Sperling氏と、銀行と経済についての大きな議論をしているときに発言されたものである。

バーナンキ氏の他の注目すべき発言には、連邦準備制度がバランスシートを劇的に縮小する可能性は低いとの見通し(「借対照表がより大きい場合は、金融政策はより効果的である)、トランプ政権は税制改革をと押して大きな経済刺激をもたらす とは考えにくい、という内容があった。

一方、バーナンキ氏やJamie Dimon氏のような金融の大立て者のビットコインに対する懐疑的な見方は、ビットコインの価格には何の影響ももたらしてはいない。先週、仮想通貨は新たな価格を更新し、2017年の初めから比べると、価格は5倍以上になっっている。現在、1ビットコインは5600米ドルで取引されている。

出典:Fortune

<辻 秀雄>

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