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【Banking Innovation】中国とインドのフィンテック、予期せぬパートナーシップ


EIN FinTech Adoption Index 2017」と題されたErnst&Youngの報告によると、インドはフィンテック・サービス導入の世界的リーダーとして中国を追い越す可能性があるという。

このレポートは、各国の現在のフィンテック採用率だけでなく、将来のフィンテック採用率を決定するために、送金と支払い、借り入れ、貯蓄と投資、財務計画と保険の5つのカテゴリーで、各国のフィンテックの使用状況を分析している。言い換えれば、各国の何人の人々がすでにフィンテックを採用しているのか、そして、将来、各国の何人がどれくらい多くの人を採用するのかを測定するというものである。

これらの採用率は、Everett Rogers氏の「革新の採用曲線」として知られているものに基づいている。これは各国をフィンテックの採用率に基づいて、5つの分野のなかにひとつに分類するである。分類される5つの分野とは、勇敢な先駆派、早期の採用派、早期の大多数派、後期の大多数派、遅れがち派である。

調査によると、中国とインドのみが「後期多数派」の第4段階に達している。他のすべての国々ははるかに遅れている。

また、中国は現在、世界で最も高い採択率である69%を誇っているが、将来の採択率は77%に達すると予測されている。対照的に、インドは現在52%の採用率で中国に遅れているが、最終的に80%の採用率に達すると予想されている。全体では、世界的な採用率は52%に達すると見込まれています。

この報告書はまた、インドのような高い採択率は有名な「うるおい蛙」効果に帰するものであるとしている。簡単に言えば、北米と欧州が依存する銀行インフラストラクチャーが不足しているので、フィンテックの投資に駆り立てられるからである。なぜなら、物理的な銀行のインフラストラクチャーよりも、電子的なインフラストラクチャーを構築するほうが、がより安価だからである。

あるいは、China Tech Insightsが報告するように、インドのような国々は、すべて「クレジットカード時代を通り越して、モバイル決済時代に直接入っていく。

しかし、インドはフィンテックの採用で中国を追い越すことが期待されているが、スペシャリストは、必ずしもインドの新興のフィンテック部門が中国の競争相手と見なしているとは限らない。むしろ、インドのフィンテック部門の発展は、すでにインドのフィンテック部門に何百万ドルも投資をしてきた、中国企業に利益をもたらすと考えられている。

実際、インドのフィンテック市場の積極的な開発に参加することは、中国のフィンテック企業が近隣市場に自社の事業を拡大するための戦略となっている。たとえば、Ant Financialは、インドの大手モバイル決済プラットフォームであるPaytmに資金を投入して、2015年の初頭には、Paytmの株式の25%を取得した。今日、Ant FinancialはPaytmの親会社であるOne97の最大株主である。

中国のインターネット大手は、技術プラットフォームとリスク管理システムを再構築するために、Paytmのニューデリー本社に20名を派遣した。Paytmの利用者は、その後、2017年4月には3000万人から2億2000万人に急増した。

ニューデリーは高額紙幣の法的効力をなくして以来、インドの企業自身が従来の現金に代わる支払いプラットフォームを模索してきた。その結果、外国人投資家、特に中国からの投資家を募ることに多くの努力が払われてきた。

インドのe-wallet会社であるMobiKwikはその一例である。MobiKwikは、香港と台湾の投資家の支援を受けており、投資家募集の発表後には、銀行振替が1000%も増加した。

世界のフィンテック・リーダーとして、この移行期から、どの国、中国、インドが名乗りを上げても、中国の企業自身は、台頭するインドのフィンテックの企業から利益を得ることになる。

出典:Banking Innovation

<辻 秀雄>

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