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米証券取引委員会、ブロックチェーンの規制に乗り出すか?!


ブロックチェーンイメージ

FinTechの企業は、証券取引委員会(SEC)に、ブロックチェーンとデジタルベースの資産の規制を求めた。ニューヨークに拠点を置くブローカー・ディーラーであり、FinTech企業のOuisaは現在、代替取引システム(ATS)にブロックチェーンを使用しているが、手紙ではこの技術に対する明確な規制が欠けていると訴えている。ATSとは、証券取引所以外のダークプールをはじめとした私設取引プラットフォームのことを指す。

Ouisaは、米証券取引委員会に3つの提案している。ひとつは、FinTechとブロックチェーンの規制に関するコンセプトリリースを発表すること、2つめは、デジタル資産に関する特定のルールを導入すること、3つ目は、企業にサンドボックスを採用するという、提案である。サンドボックスとは、Javaアプレットが実行しようとする機能をチェックし、セキュリティーの立場から許可・不許可を与えるものを指す。

現在、米証券取引委員会は、従来の資産と同じ方法でデジタル資産を評価し、執行措置のなかで規制手引きの「程度」を備えているのみである。

Ouisaは、米証券取引委員会の元会長であるメアリー・ジョー・ホワイト氏の言葉を記録していた。ホワイト氏はこう述べている。「1つの重要な規制上の問題は、ブロックチェーン・アプリケーションが既存の米証券取引委員会の規制制度に基づく登録を必要とするかどうかである」と述べた。

Quisaの最高経営責任者であるヴィンセント・モリナリ氏は、米証券取引委員会が「コンセプトリリースとルールづくりを通じて、FinTech企業に十分なガイダンスを提供するために必要な措置を取る」ことを奨励していると結論づけた。

Ouisaは、ブロックチェーンに対する規制を導入することを期待している唯一の市場参加者ではない。2月に実施された調査によると、ブロックチェーンに措置を講じる前に、上級レベルの金融専門家の約25%が規制当局の指導を待っているという結果がでた。2017年の初めに、米証券取引委員会と同業者の英国の当局は、協議文書で、ブロックチェーンを規制する必要性を述べた。

金融監視行動機構(FCA)は、歴史的には、それ自体が「技術中立的」であると考えているため、技術の規制に反対してきた。しかし、FCAは、ブロックチェーンは、望ましい結果を達成しているにもかかわらず、それが課す特定の規制に適合しないと説明した。したがって、消費者に利益をもたらす賢明な発展を阻んだり、制限したりするかどうか、あるいは規制が必要かどうかを検討する必要があるかもしれない」と協議文書で述べている。

出典:Trader News

<辻 秀雄>