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BitCartがBitcoinでの支払い受付を止め、DASHに一本化


ビットコインでの支払い受付を止め、ダッシュに一本化

ディスカウント・ギフトカードのプラットフォームを運営するBitCart(ビットカート)社(本拠地:アイルランド)は6月7日、Bitcoin(ビットコイン)の発行手続きが10分間と遅いことを理由に、ビットコインの受付けを停止し、DASH(ダッシュ)だけにすると発表した。ビットコインを使っての注文は、決済までに、長い時には3週間もかかってしまうという。

Finance Magnates紙他によれば、ビットカート社のダッシュだけを受け付けるというこの決断は、ビットコインの決済スピードの遅さだけでなく、ダッシュを利用する顧客が増えていることも反映している。

「ダッシュは、ビットコインが現在抱えている決済時間の問題と、顧客たちの素早い商品購入ニーズという課題を完全に解決している。世界でベストの電子商業トークンだ」と、ビットカート社のグラハム・バラCEOは語る。「6週間前、ダッシュを取り扱い始めてから、一つの問題も起きなかった。ダッシュは、店にとっても購買客にとっても、使いやすい。ビットコインをやめても、ビットカートの利用者は増え続けるだろう」

バラ氏によれば、ダッシュは非常に多くの取引を一度に処理できるうえに、透明性も高いという。

ビットカート社は、様々な商品をアマゾンより15%安い価格で、購買者たちに提供しているが、同社の顧客のダッシュ利用は短期間で瞬く間に増えており、現在は、同社への注文の90%がダッシュを使うものだという。

バラ氏は、「商売人の視点に立つと、ビットコインの問題点が分かる。私自身、2つの顧客注文が処理し終わるまで3週間待ったことがある。単純に、ビットコイン・ネットワークの処理時間が遅かったためだ。20の注文毎に、プラットフォームが新たな受付処理をやめてしまうのだ」。

ダッシュ社は今回のビットカート社の決断について、「我々は、ギフトカードという活気と成長性に満ちた業界と付き合うために、今後もタイムリーさとコストの安さを追求していく」(ビジネス開発部長のダニエル・ディアズ氏)としている。

ダッシュ社は今年初めに、スピードと安定性を高めるために大規模なソフトウェアのアップデートを行うと同時に、ダッシュを受け付ける銀行や商店などのネットワーク拡大に注力してきた。一方で、ダッシュを取り扱う取引所の数も増加している。その結果、時価総額は5月下旬に11億1千ドルに達している。(コインマーケット社調べ)

「ダッシュはがこれほど早くネットワークの拡大を成し遂げられるのは、われわれが自己資金で立ち上げた身軽な会社だからだ」とディアズ氏は言う。

1月にはわずか11ドルだったダッシュの価格も、急速に値上がりし、3月には100ドル越えを果たした。

<益永 研>