FX・仮想通貨・先物の最新業界情報メディア

エムトレメルマガ登録 Menu

【Bitcoin Magazine】中国で初めてオープンソースブロックチェーンプラットフォームを発展させたAntsharesがNEOに社名変更。新スマートエコノミーを開始


中国のイーサリアムと呼ばれることもあるAntsharesがNEOへと社名を変更。中国のブロックチェーンの未来についてロードマップを広げる。

NEOに社名変更

木曜日、マイクロソフトの北京本社に200名の参加者が集まり、中国で初めてオープンソースブロックチェーンプラットフォームを発展させたAntsharesはブロックチェーンへのソリューションのリブランディングを完了させたことを発表するとともに、今後の発展計画の詳細についても発表した。

公表内容の一つはプラットフォームとブランドの新名称NEOの発表であり、ギリシャで新しさ、珍しさ、若さを意味する。彼らの高度なスマートコントラクトコードの強みは商業の分散化、デジタルアイデンティティ、そして数々の異なる資産のデジタル化である。Antsharesのリブランディングはこれからの中国のブロックチェーンコミュニティーの新たな方向性を表している。

現在、ANSの持ち主はAntshareのウォレットの中に、プラットフォームのガソリン的役割を補うAntcoin(ANS)を自動的に生産することが可能である。しかし2017年の第三四半期にANS資産のシンボルはNEOとなる。同時にNEOは新しいクライアントとNEOブランドの新たなUIに着手している。

当日はマイクロソフト代表者やNEO独自のプラットフォームの開発者、提携企業のプラットフォームの開発者などの参加者による数々のプレゼンテーションが行われた。厳選された参加者の中には将来の投資家や専門家、ブロックチェーンの熱心な支持者、さらに、中国の主要メディアや金融メディアなどがみられた。

プレゼンテーションの発表者たちは以下のとおりである。

Da Hongfei, NEO創業者

NEOの新たなブランドと戦略を発表した後、 Da Hongfei氏は全ての資産がデジタル化されてスマートコントラクトによってプログラミングが可能になるブロックチェーン技術の将来性について説いた。データの透明性と開示を呼びかけ、「スマートエコノミー」という新しいコンセプトと新たなスマートコントラクトシステムを紹介した。また、彼は相互運用性のための新たなマルチチェーンのプロトコルに取り組んでいることを発表した。

会議でのDa Hongfeiの発表内容は以下のとおりである。

•NEOは中国の認証局と協力して、スマートコントラクトを利用し現実世界の資産を位置づける
•NEOはクロスチェーン分散相互運用性の特許を取得した
•NEOの新しいパートナーはスタートアップ企業のBancor、Agrello、Coindash、Nest Fund、Binanceなどを含み、詳細はこのプレゼンの後に発表される。

Erick Zhang, NEO開発者の中心人物

Erick Zhangはプレゼンの中でスマートコントラクト2.0のこれまでの進歩について発表し、NEOとEthereumの主な違いについて説明した。一番の違いはプログラミング言語にある。Ethereumの開発者はSolidityのプログラミング方法を学ばなければならないのに対し、NEOはコンパイラーを通すことでほぼすべてのプログラミング言語に対応している。Microsoft.netやJava、Kotln、Go、Pythonなどが使用可能であり、スマートコントラクトを書く開発者にとって難易度がとても低い。プログラミング言語を包括的にすることで、数多くの開発者を魅了することが望まれている。ZhangはNEOバーチャルマシン、実行エンジン、相互運用性の構造についても説明した。

NEOバーチャルマシーンの資料

NEOバーチャルマシーンの資料

Tony Tao氏, NEOのCEOでありNest Fundの創設者

Etherumのブロックチェーンベースの投資ファンドであるDAOのコンセプトに基づく、似たような事業のホワイトペーパーをTony Taoは提出する間近であるという。NEOのブロックチェーン上に造られたNest Fundと呼ばれるファンドはDAOの失敗を改善するものである。バグを発見したハッカーに報酬を支払うことによりNestは世界中から監視され、非中央的投資による通貨を発行する。

Srikanth Raju, 中国マイクロソフト、ディベロッパーエクスぺリエンス部門エバンジェリズム部門ジェネラルマネージャー

Raju氏によるとブロックチェーン技術は、たくさんの分野にて伝統的なビジネスの体制や仲介者たちを取り除くことにより、私たちをデジタル新時代へと導くことになるという。Onchain(NEOを産んだ会社)は中国のスタートアップのトップ50の中で最も優れている会社の一つであり、彼はこれからの事業を支持することを表明した。

Mr. Han Feng、Tsinghua University, I-Center

イノベーションとアントレプレナーシップを促進する中国のトップ大学の一つであるTsinghua UniversityのI-Centerは大規模なテクノロジーの統合に力を入れている。大学の最近の興味がブロックチェーン技術への支持であることを表明し、Mr. Han Fengは現在の商業システムが時代遅れで安全でないことを指摘し、インターネットはブロックチェーンを基にしたオペレーティングシステムにアップグレード可能であると語った。ブロックチェーンベースの全自動非中央集権型経済の必要性を訴え、数年のうちにデジタル革命の到来が期待できると語る。この革命はデジタル通貨、非中央集権型ストレージ、安全なスマートコントラクトコード、Iot、AIなどのイノベーションを含む。

Chen Cheng Qiang、Innospace創業者兼CEO

上海に位置するInnospaceはオフィス空間、ミーティングスペース、カフェや生活空間を持つインキュベーション事業を取り扱う企業である。本日の会議でInnospaceのCEOであるChen Cheng Qiangは2億元(29.3百万ドル)のNEOブロックチェーンチームとの共同事業へのインキュベーション基金を発表した。その基金の計画はワーキングスペースを組み合わせた上海の新しいブロックチェーン空間の設立、スタートアップのインキュベーションとその促進サービスを含む。Qiang氏によると、彼の会社は中国で最高の起業促進サービスの提供することを計画しているという。

Alex Norta、Agrello創業者

エストニアから参加したAlex Norta。スタートアップ企業であるAgrelloとNEOはスマートコントラクトの自動化、自動実行、正確性と透明性の向上のための提携を発表した。AIを活用したAgrelloはプログラマーでない人々がブロックチェーン上のスマートコントラクトを合法的に取得するためのプラットフォームとなる。Agrelloの技術の使用法としては、多国籍企業の賃貸や共有、フリーランス契約、生産フローの組織化、管理コストの削減などがある。

Adam Efrima、Coindash COO

上海とイスラエルにオフィスを置くCoindashはデジタル通貨の投資家のためのポートフォリオマネジメントツールを提供する仮想通貨のソーシャルトレーディングプラットフォームになるであろう。このプラットフォームの特徴として、ポートフォリオの統計やマネジメントツール、投資の自動化、ICOのダッシュボード、他の投資家たちの投資戦略の洞察が可能である。NEOの開発者によるブロックチェーンベースのスマートファンドNest Fundの発達に伴い、Nestの投資家たちへのアドバイスや予測を行うツールをCoindashは提供する。

Zhao Chang Peng、Binance CEO

OkCoinの前CTOであるZhao Chang Peng氏はPoloniexのようなプラットフォームとの競合を期待しデジタル資産換金所のBinanceを始める。この新たなプラットフォームは、中国の規制を回避するためcoin-to-coinの取引のみを扱う。成熟したデジタル資産の水準を保つためBinanceは厳格な独自規定を通過したコインのみを扱うという。今年度下半期のローンチの計画に合わせ扱われる通貨はビットコイン、イーサ、NEOを予定している。

今回のイベントの活発な雰囲気からNEOの将来へ向けた力強い推進力を感じた。彼らは中国最高峰のブロックチェーン開発チームと今後必要になるであろう資金を5000万ANS(3億2500万ドル)を所有しているだけでなく、将来性のある数々のパートナーも味方につけている。イーサリアムからスポットライトを奪い取るには時間が必要なのは確かだが、数ヶ月中にこのプラットフォームの更なる躍進を目撃することになるだろう。(出典:Bitcoin Magazine

エムトレの視点

Blockchainや仮想通貨(暗号通貨)技術において、注目しなくてはならないのが当然中国だ。ITやFintechにおいても世界の潮流であるシリコンバレーを尻目に、独自技術やサービスを展開してきた。誰もが知る、いわゆるBAT( Baidu, Alibaba, Tencent)を見ればわかるだろう。そのサービスは多くが中国向けではあるものの非常に大きく、技術的にも非常に優れている。そのような中で、NEOのようなサービスは有望だろう。プログラミング言語についても、コンパイラーの性能にもよるが、多くの言語をサポートしているところは見逃せない。NEOを始めとする多くのBlockchainサービス企業が中国で誕生し、世界を席巻する日は遠い未来ではない。

<元彌>

提携先

メディア掲載実績

【日経CNBC】情報キャッチアップ『ビズ・レコ』

CSR活動

メルマガ登録で
最大1000万が当たる
今すぐメルマガ登録する