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【株式会社東洋館出版社】全米ベストセラー作家が描く、お金のしくみの教科書、刊行!


東洋館出版社は、チャールズ・ウィーラン著、山形浩生・守岡桜訳『MONEY もう一度学ぶお金のしくみ』を2017年12月18日に刊行する。

一般常識と言われる「インフレ/デフレ」とは何か、「恐慌の原因」は? 「銀行の役割」とは? 「ビットコイン」って何、など、お金に関するあらゆる事柄を、非常にわかりやすく、しかも親しみやすいタッチで描いているのが特徴である。

ケインズ、クルーグマン、ピケティ、アカロフなど、著名な経済学者たちの著作を翻訳してきた山形浩生氏が、「お金の起源から最新の時事まで。平易でスタンダード、非常に堅実な入門書」(訳者解説より)と太鼓判を押すほどだ。

本書の一部を紹介しておこう。

ハイパーインフレは社会を破壊する

第二次世界大戦中、ナチスドイツはイギリス政府に揺さぶりをかける狡猾な作戦をしかけた。この策略はロケット砲、銃、その他、従来の軍備はまったく使わない。兵器となったのは偽造貨幣だ。捕虜たちはポンド紙幣(その後、ドル紙幣)の偽造に協力させられた。目的はイギリスに偽造紙幣を大量に流入させて、イギリスポンドへの信頼、ひいては経済全般への信頼をそこなうことにあった。
結局この偽造計画はうまくいかなかったようだけれど、その理論自体は実にしっかりしたものだった。およそ50年後、同様の計画がジンバブエで見事に進められた。通貨が国にあふれ、その価値は無に等しくなって、商人たちは紙幣を数えずに重さを量りだした。 2008年7月4日、ハイパーインフレが頂点に近づき、首都ハラレの酒場では、ビール一杯の値段が1000億ジンバブエドルになった。 1時間後には、同じ酒場の同じビールが1500億ドルになっていた。ロバート・ムガベの準独裁政権は、新しいお金を大量に生み出し、ある時点では史上最高額の紙幣を発行した。100兆ドル紙幣だ。筆者の卓上にも1枚ある。ネットオークションでおよそ10米ドルで買ったものだ。この価値の大部分は目新しさによるもので、購買力によるものではない。

でも、インフレは大事な政策ツールにもなる

世界のお金の大部分は、もはや商品に紐付けられていない。ジンバブエは、良質な紙とインクが切れるまでとてつもない量の紙幣を発行できた。そして紙が切れても各紙幣にゼロを足すことはできた。
もっと先進的な経済では、お金はますます電子化されつつある。財布の中には紙幣が2、 3枚しかない人でも、当座預金口座には何万ドルも入っていたりする。銀行口座に預けられた資金は電子記録としてしか現れないのに、 100ドル札の束と同じ購買力を持つ。中央銀行の職員ひとりとノートパソコン、インターネット、濃いコーヒー入りのポットがあれば、ロバート・ムガベが酷使した印刷機よりもはるかに多く新しいお金を生み出せる。
これはインフレの惨事にもなり得る――またはとても重要な政策ツールにもなる。法定通貨は商品貨幣にはできないやり方で、政策の柔軟性をもたらす。 2008年の金融危機と闘うためにFRBが3兆ドルを生み出したのをご記憶だろうか。

デフレでものが安く買える?そんな都合のいい話とは限らない

うん、たしかにインフレはよろしくない。物価がぐんぐん上昇し、別の言い方をすると経済学者の考え方では、お金が価値をどんどん失う。 1杯目と2杯目の間にビールの値段が500億ドル上がって、頭にこない人がいるだろうか。
だがデフレのほうがもっと悪いことになりかねない。穏やかなデフレでも、不都合な経済的反応の連鎖を起こしてしまう。はいはい、杯を重ねるごとにビールの価格が下がるのは、なんとも結構なことだと思えるかもしれない。でもその時、自分の所得もおそらく下がっている。まだ悲劇とはいえない――所得が下がり、いつも買うものの価格も下がるというだけだ。でも借金の額は下がらないと想像してみよう。給料が着実に下がる一方なのに、銀行は毎月同じ額の返済を期待する。大恐慌へようこそ。

 

書 名:MONEY もう一度学ぶお金のしくみ
著 者:チャールズ・ウィーラン
翻訳者:山形浩生・守岡 桜
判 型:四六判
頁 数:488頁
発売日:12月18日
価 格:本体価格2200円+税
ISBN:978-4-491-03436-2
発行元:東洋館出版社

<辻 秀雄>

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