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【OANDA Japan株式会社】今週の見どころ(2017年9月11日〜9月15日)

提供:OANDA Japan株式会社


先週の通貨の強弱

先週はドルの上値の弱さが目立った。米国を襲ったハリケーンの影響やECB理事会後のドラギ総裁の会見後にユーロ買いが強まったことや週末にかけてドル円で下値を探る動きが強まりこれまでのサポート水準である108円を割り込むような動きとなったこと、BOCが追加利上げに踏み切ったことを受け対カナダドルでもドル売りが進みドルが軟調な動きとなった。

ユーロはECB理事会後のドラギ総裁の会見にて次回会合での緩和縮小が示唆されたが、ユーロ高も多少警戒する内容であったため、1.21に迫る水準では上値が詰まっている。

米国のハリケーンの影響により直近では原油価格の下落が目立つ状況となっており、資源国通貨の上値を圧迫している。利上げの影響で上昇基調となったカナダドルも終盤は伸び悩む動きとなった。

米国のリスク要因の一つとして挙げられていた債務上限問題に関してはハリケーンの被害救済法と併せて債務上限適用停止が年末まで先延ばしされ、警戒感が柔らいでいる。

今週の注目材料

米国経済指標

今週は米国で8月消費者物価指数、小売売上高、鉱工業生産などの重要経済指標の発表が予定されている。この中でも注目すべきは消費者物価指数で引き続き伸び悩むようであれば年内の利上げ観測が後退しドルの上値圧迫材料となることが想定される。

BOE金融政策委員会、英国経済指標

今週は英国でBOEの金融政策委員会、消費者物価指数、雇用統計など英国の重要イベントが続きポンドが大きく動きそうな気配がある。金融政策委員会ではメンバーの利上げ賛成票の数に注目が集まるほか、消費者物価指数も今後の利上げ観測を占う上で注目が集まる。

結果により発表前後はポンドが上下に大きく動く可能性があるため注意したい。

北朝鮮情勢

週末の建国記念日に何らかのアクションがあるのではとの思惑が強まっていたが特にアクションはなく序盤は安堵感が広がる可能性があるが、依然として緊迫状態が続くことが想定される。北朝鮮への制裁が強まるようであればそれに対する反発行動に出る可能性も考えられるため警戒したい。また、ネガティブな報道だけでなくポジティブな報道に対する動きにも注意したいところである。

主要通貨の対ドルでの動き

USDJPY

ドル円は108円を割り込む推移となり、ストップロスを巻き込んで大きな下落となった。直近では米国の債務上限問題が一時回避されたこともあり、反発の動きが強まっているが、下の週足チャートで見ると均衡が崩れており、再度下落が強まる可能性は十分に考えられそうである。しばらくこう着状態が続いていたMACDも明確に下に抜けるような状態となっており、下落余地が広がっているように見える。

OANDAのポジションを見ると買いに大きく傾いており、ほとんどのポジションが含み損を抱えている状況である。よって再度下値を探る動きとなると、ストップ売りが下落を後押ししそうな気配となっている。

日足チャートのMACDでも0より下であるが、MACDがシグナルを下抜けるような動きとなっており、下落基調が強まっているのが確認できる。ただし、直近の日足のローソク足の下ひげが少し長めなのは嫌な雰囲気でもある。短期的には少し反発にも注意が必要と考えられる。

先週火曜日時点での投機筋の通貨先物のポジションを見ると依然としてドル買いポジションの方が多い状況となっているが、週末の下落で買いポジションが減少していることが予想され、今週はさらなるポジション調整が入る可能性が挙げられる。

EURUSD

ユーロドルは底堅い動きを続けているものの、上値詰まり感も出始めている。日足チャートのRSIを見ると低下傾向であり、上昇の勢いが多少弱まっているのが確認できる。このまま上昇トレンドが続く可能性も普通に考えられるが、上昇トレンドが一段落するというシナリオも頭の片隅に入れておいた方が柔軟な対応ができそうである。

月足チャートを見ると現在の水準付近が過去にサポートとして活躍した水準であることが確認できる。サポートがレジスタンスに変わるということは珍しくない光景であることを考えるとこの水準での上昇基調一服というシナリオは十分に考えられそうである。

GBPUSD

前週は狭いレンジ内の推移となったポンドドルは前週のレンジを上抜ける動きとなり、上昇基調が続き1.32付近まで上昇する動きとなった。

少し伸びきったような動きとなっているため、多少の調整に注意が必要であるが、ポンドは勢いづくとしばらく続くこともあるので、値ごろ感からの逆張りはリスクを伴うことには注意したい。MACDを見ると明確に0を上抜けたばかりということで上昇余地はまだありそうな気配となっている。

OANDAのポジションは売りに傾いており、含み損を抱えたポジションが多くなっている。上昇基調が続くようであれば、ストップ買いが上昇を後押ししそうな気配となっている。

今週は英国発の材料が多く、結果に揺さぶられる動きとなることが想定されるため、読みにくい動きとなりそうである。

AUDUSD

豪ドルは保ち合いを上抜けるような動きとなり、上昇基調が強まったが、週末は長い上ヒゲを残す足が出現しており、手を出しにくい状況となっている。しばらく底堅い動きが続いたということもあり、さらなる調整にも注意が必要な状況と考えられる。

OANDAのポジションを見ると売りポジションにやや傾いているがそれほど大きな傾きではなく、含み損を抱えたポジションは売りの方が優勢ではあるものの、直近では含み損を抱えた買いも増えてきていることには注意したい。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の投資商品を推奨するものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。

提供:OANDA Japan株式会社