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【株式会社マネースクウェア・ジャパン】2年連続の「トランプ・ラリー」の前兆は米長期金利の動きに注目?!

提供:株式会社マネースクウェア・ジャパン


要約

・10-12月期の一段の米ドル高・円安においては、これまで90日MA(移動平均線)が結果として境目になることが、実は少なくなかった。
・今年の場合米ドル/円に明確な兆しはないが、連動性の強い米10年債利回りが、9月中旬から90日MAを突破。米長期金利上昇主導、2年連続の「トランプ・ラリー」も?!

10-12月期一段の米ドル高・円安大相場の「前兆」を考える

先週のレポートでも書いたように、昨年は10-12月期に「トランプ・ラリー」と呼ばれた一段の米ドル高・円安が起こりました。そもそも、2012年以降の10-12月期は米ドル高・円安が広がることが多かったのですが、今年はどうでしょうか≪資料1参照≫。

資料1=米ドル/円の月足チャートの推移 (2011年-)

出所:M2Jチャート

10-12月期の米ドル高・円安においては、これまで90日MA(移動平均線)が結果として境目になることが、実は少なくありませんでした。昨年の「トランプ・ラリー」はまさにその典型であり、長く米ドル/円の上値を抑えていた90日MAを10月に上抜けると、それが年末にかけての米ドル一段高の始まりとなったのです≪資料2参照≫。

資料2=米ドル/円と90日MA(2016年)

出所:トムソン・ロイターより作成

これは、2012年や2014年の10-12月期における米ドル一段高でもおおむね共通していました。以上のように見ると、10-12月期の一段の米ドル高・円安というのは、90日MAを上放れた米ドル/円が、米ドル買いのきっかけとなって起こった結果という言い方もできそうです。

そのような観点で見ると、今年の米ドル/円の90日MAとの関係は、昨年の「トランプ・ラリー」などとはあまり似ているようには見えません。今年の米ドル/円は90日MA前後での推移が続いており、これだけを見ても、新たな米ドル一段高の兆しを感じることは難しそうです≪資料3参照≫。

資料3=米ドル/円と90日MA (2017年-)

出所:トムソン・ロイターより作成

では、今年は10-12月期に一段と米ドル高・円安が進む兆しはまだないのでしょうか。それを考える際に、私は米長期金利(10年債利回り)に注目しています。米10年債利回りは3月に90日MAを下回って以来、なかなか90日MAを超えられない展開が続いていましたが、9月中旬から、90日MAを上放れた展開となっています≪資料4参照≫。

資料4=米10年債利回りと90日MA (2017年-)

出所:トムソン・ロイターより作成

私のレポートで何度も指摘しているように、米10年債利回りと米ドル/円は過去一年余り高い相関関係が続いてきました。実際、昨年の「トランプ・ラリー」も、上述のように、10月に90日MAを上抜けた米ドルが一段高に向かったものでしたが、そんな90日MAとの関係は米10年債利回りもほぼ同様でした。

これまで述べてきたことを少しまとめてみます。昨年は10月にそれまで超えられなかった90日MAを、米ドルと米10年債利回りが上抜けるとそのまま年末に向かって一段高となり、それが「トランプ・ラリー」と呼ばれるようになりました。

今年も米10年債利回りは、3月に90日MAを割り込んで以来、基本的に90日MAを超えられない状況が続きましたが、9月中旬から90日MAを上抜ける動きになっています。これが昨年同様に、年末にかけての米10年債利回り一段高の始まりであるなら、それと連動性の強い米ドル/円が一段と米ドル高・円安へ引っ張り上げられる可能性が注目されるのではないでしょうか。(了)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。
※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

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