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【株式会社マネースクウェア・ジャパン】米10年債利回りと90日MAの関係は7月ではなく「トランプ・ラリー」前夜に類似

提供:株式会社マネースクウェア・ジャパン


要約

・円はすでに7月以来の「売られ過ぎ」であり、さらなる米ドル高・円安は難しいのではないかとの見方も出てきた。
・ただ、米10年債利回りの90日MAとの関係に注目すると、最近の動きは今年7月とは異なり、昨年11月前後の「トランプ・ラリー」始まりの前夜に似ている。

米ドル高・円安は115円を超えられるのか?

米ドル/円は先週一時114円半ばまで米ドル高・円安が進みました。米ドル高・円安は、5月や7月にも114円台まで進みましたが、115円は超えられず反落に転じました。では今回も米ドル高・円安はここまでなのか、それとも115円を超えて一段と進むのかについて考えてみたいと思います。

7月に114円台で米ドル高・円安が一巡した際に、CFTC統計の投機筋の円ポジションは売り越し(米ドル買い越し)拡大が12万枚でピークアウトとなりました≪資料1参照≫。そんな円ポジションは、先週までに11万枚まで売り越しが拡大しました。こういったことから、円はすでに「売られ過ぎ」であり、さらなる米ドル高・円安は難しいのではないかとの見方も出てきたようです。

資料1=投機筋の円(対米ドル)ポジション(2016年-)

出所:CFTC統計より作成

7月に米ドル高・円安が114円台で一段落となった際には、米ドル/円と相関性の高い米10年債利回りが2.4%を超えられず低下に転じた影響もあったと思います。これを90日MA(移動平均線)との関係で見ると、米10年債利回りは5月にも7月にも90日MAを大きく超えられず低下に転じたのでした≪資料2参照≫。

資料2=米10年債利回りの90日MAからのかい離率(2016年-)

出所:トムソン・ロイターより作成

そんな米10年債利回りは、先週2.4%を大きく上回ってきました。加えて、90日MAも本格的に上回る動きとなっています。
90日MAをなかなか超えられなかった米10年債利回りが、10月頃から90日MAを「上放れる」動きになると、それと連動して米ドル高・円安も一段と急拡大に向かった、というのは一年前にもありました。それは結果的には、米大統領選挙でのトランプ氏勝利をきっかけに米金利と米ドルが急騰する「トランプ・ラリー」と呼ばれるところとなりました。

米10年債利回りの90日MAとの関係に注目すると、最近の動きは今年7月とは異なり、昨年11月前後の「トランプ・ラリー」始まりの前夜に似ています。そんな米10年債利回りと、米ドル/円は最近も高い相関関係が続いているわけですから、その意味ではこのまま115円を超えて米ドル一段高に向かってもおかしくない状況にあるのではないでしょうか。

米10年債利回りが最近にかけて90日MAを大きく上回ってきたのは、12月米利上げ観測の拡大、トランプ政権の税制改革への期待、FRB議長人事を巡る思惑などがおもなきっかけという理解が一般的でしょう。

これらについて、「ユーラシア・グループは、米税制改革が年内に議会を通過する確率を35%とみている。次期FRB議長も、オンライン賭けサイトでは最もタカ派とされるテーラー教授を抑えてパウエル理事が最有力候補となっている」(10/27付けブルームバーグ)といった情報もあります。もちろん北朝鮮問題など地政学リスクも依然くすぶっています。

このような材料もにらみつつ、米10年債利回りの「上放れ」がさらに広がるかが、米ドル/円の行方を考える上で引き続き最も重要なテーマではないでしょうか。(了)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。
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