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【OANDA Japan株式会社】今週のみどころ(5月8日~5月13日)。欧州通貨は底堅い推移を続ける可能性あり

提供:OANDA Japan株式会社


先週の通貨の強弱

先週はユーロを中心として仏英の選挙への期待感が下支え材料となった欧州通貨が引き続き底堅い動きとなったほか、前週に売り込まれたNZドルが底堅いNZの雇用指標にも支えられ底堅い動きとなった。

一方で弱さが目立ったのが円に加えカナダドルや豪ドルとなった。欧州の選挙リスクの後退の影響で対欧州通貨で底堅い動きとなっていることに加え、対ドルでも堅調な動きとなっている。

豪ドル、カナダドルは上値の重い原油価格が上値圧迫材料となっていたが、週末に発表された雇用統計後に原油価格が反発する動きに併せて下げ止まる動きとなっている。

欧州通貨は底堅い推移を続ける可能性あり

先週も欧州通貨の底堅さが目立った。対ドルで強い動きとなったほか、底堅いドル円の動きも重なり、対円での強さが目立っている。ユーロ円は124円台を試す動き、ポンド円は146円台に乗せる動きとなった。

今後の動きについて考える上で一つの参考となるデータに投機筋の通貨先物のポジション状況が挙げられる。

ユーロの通貨先物のポジションを見ると、大きく売りに傾いている状態から、先週火曜日時点でほぼ傾きが無い状態まで売りポジションが減少している状態であることが確認できる。週末にかけての動きでさらに売りポジションが吐き出されたと考えると現在は若干買いポジションの方が優勢になっている可能性も考えらえる。

値ごろ感を考えると多少変われ過ぎと感じてしまいそうであるが、市場のポジションの偏りはほぼ無い状況と考えると、さらにユーロ買いのポジションが膨らみ上昇基調が続くというシナリオは十分に考えられそうである。

ポンドのポジションの偏りはさらに興味深い状態となっている。

3月に売りポジション割合が大きく増加した後にジリジリと売りポジションが解消される動きとなっているが、依然として大きく売りに傾いている状況が続いている。

「依然として多くの売りポジションが市場に残っている」ということは、さらに反発が強まるような動きとなった場合にはこの溜まった売りポジションが絞り出され、上昇を力強くサポートする可能性があるということです。

「値ごろ感」や、「ブレグジット」という常識を考えると積極的には買いにくいポンドではあるものの、そういうときに相場は逆へ行ってしまうということもよくあるため、更なる上昇にも警戒したいところです。

今週の注目材料

今週は週明けにフランスの大統領選挙の結果が発表される。速報ではマクロン候補が勝利したとの報道が出ており、週明けから多少ユーロが動くことが想定される。ただし、第一回目の投票と違い世論調査ではマクロン候補の圧勝が予想されていたため、それほど大きな衝撃にはならないことが想定される。

マクロン候補が勝利となると、材料出尽くし感から期待感でユーロを買っていた参加者の利益確定売りがでることも想定されるが、欧州の不安材料が一つ消えたことが評価され、ユーロの下支え材料となりそうである。

米国では週末に小売売上高と消費者物価指数の発表が予定されている。2ヶ月連続で冴えない結果となっている小売売上が伸び悩むようであれば、第2四半期の個人消費も弱含むのではないかとの思惑が広がり、ドルの上値圧迫材料となる。結果は蓋を開けて見なければ分からない面があるが、市場では反動により底堅い結果となることが予想されているだけにネガティブな結果となった方がインパクトは大きいと考えられる。

消費者物価指数も米国の利上げの行方を占う上で重要な経済指標となる。底堅さを見せるようであれば、6月利上げ予想がより強いものとなり、ドルの下支え材料となる。

また、英国ではBOEの金融政策委員会が予定されている。今回も利上げ票の有無に注目が集まるほか、同時に発表されるインフレレポートも注目される。利上げ、緩和縮小の手がかりが出てくるようであれば、ポンドが再度上昇することが想定される。

主要通貨の対ドルでの動き

USDJPY

ドル円は底堅い推移となり、一時113円台に乗せる動きとなったものの、長続きせず失速する動きとなった。強い結果となった雇用統計後も上下に揺さぶられた後、底堅い動きとなったものの、113円台を回復するには至らなかった。

日足チャートを見ると、高値を結んだラインに接近したところで上値が詰まる動きとなっている。ここで伸び悩む結果となると、底堅い推移が続いていただけに調整売りが多少強まる可能性がある。逆にしっかりと113円台に乗せるような動きとなると、下降トレンドラインを上抜ける動きとなり、上昇基調が強まると考えられるため、序盤は方向感を見守りたい。

EURUSD

先週のユーロドルは方向感のない推移が続いた後、保ち合いを上抜けるような動きとなり、上昇基調が強まり、日足チャートでは高値を結んだラインを上抜けるような動きとなっている。

心理的節目となる1.1付近がレジスタンスとして踏ん張っており、このラインをしっかりと抜けるような動きとなると、上昇基調が持続する可能性は高そうである。OANDAのオーダーを見ると、1.1を上抜けると売り目立った売りオーダーはなく、ブレーキがききそうな水準は見出しにくい。

ファンダメンタルズ材料ではフランスの大統領選挙の決着がつくことで序盤は不安定な動きとなる可能性が高いため注意したい。

GBPUSD

ポンドドルは序盤は揉み合う動きとなったものの、底堅さを維持し、1.3に迫る動きとなった。引き続き底堅い推移が続くことが予想されるが、少し上値も詰まってきていることには注意したい。1.3手前で伸び悩むような動きが続くようであれば、RSIなどでダイバージェンス状態となり、下方向への警戒感が強まる。

OANDAのオープンオーダーを見ると、上は多少売りオーダーが散見されるが、下には買いオーダーが多く控えており、下がったところでは下げ渋る可能性が導き出せる。前述の通貨先物のポジションを見ても市場のポジションは依然として売りに大きく傾いていることが想定されるため、新たな売り材料が出てくるようなことがなければ、底堅い推移が続く可能性が高い。

今週は木曜日に予定されているBOEの発表前後は内容次第で大きな変動となる可能性があるため、注意したい。

AUDUSD

底堅い欧州通貨に比べ軟調な推移となっているのが豪ドルである。サポートとなっていた0.74後半から安値を切り下げる動きとなり、一時0.74を割り込む動きとなった。週末にかけては下落が一巡し下げ渋る動きとなった。日足チャートで金曜日の足を見ると今週は序盤に買戻しの動きが多少強まりそうな動きとなっているが、傾きが下向きに変化したことには注意したい。

OANDAのオーダーも、上には厚めに売りオーダーが並んでおり、反発が強まったところでは売りオーダーが上値を圧迫しそうな気配を漂わせている。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の投資商品を推奨するものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。

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