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【株式会社マネースクウェア・ジャパン】米ドル一段高、「トランプ・ラリー2幕」が始まる?!

提供:株式会社マネースクウェア・ジャパン


要約

・先週の米ドル一段高は、100日前後の短期の移動平均の米ドル上抜けといった意味では、「トランプ・ラリー前夜」と類似。
・100日前後の移動平均で米ドルがサポートされるか。米長期金利と合わせて注目。

「トランプ・ラリー2幕」なのか、否か?

米ドル/円は、先週一時114円を大きく超えて米ドル高・円安となりました。先週のこのレポートで予想したように、これは米ドル一段高の始まりなのか。

ただ、週後半には、米景気指標が予想より悪かったこと、またトランプ大統領による突然のFBI長官解任などに伴う不透明感などから米金利も低下、それと連動性の強い米ドルも113円台へ反落しました。そこで今回は、114円台で米ドル高は一段落したかについて考えてみたいと思います。

最近の米ドル一段高の大相場は、もちろん昨年11月の米大統領選挙でのトランプ氏勝利を受けた「トランプ・ラリー」と呼ばれた動きでしょう。では今回は、「トランプ・ラリー2幕」の可能性があるか、それともないのか。

トランプ・ラリーは、上述のように米大統領選でのトランプ氏勝利の後から本格化したものではありますが、ただ細かく見ると、約1か月前から前兆はありました。たとえば、米ドルは、大統領選前の10月から90日MA(移動平均)や120日MAといった100日前後の比較的短期の移動平均線を上抜ける動きとなっていたのです≪資料1参照≫。

資料1 =米ドル/円と120日MA (2016年-)

出所:Bloombergより作成

その上で、大統領選挙での「まさかのトランプ氏勝利」を受けて最初は米ドル安となったものの、100日前後の比較的短期の移動平均線でおおむねサポートされると、そこから米ドル一段高、いわゆる「トランプ・ラリー」となったわけです。

この中でも、とくに120日MA(移動平均線)は、ヘッジファンドなど投機筋の売買転換点とおおむね一致することが知られてきました。そんな120日MAを、「まさかのトランプ大統領」でも、ほぼサポートが確認されると、CFTC統計の円ポジションでは米ドル買い・円売りが加速に向かったことが確認できます≪資料2参照≫。

資料2=投機筋のCFTC統計の円ポジション(2016年-)

出所:Bloombergより作成

以上を整理すると、最近の代表的な米ドル一段高の「トランプ・ラリー」は、100日前後の比較的短期の移動平均線の米ドル上抜けが、いわゆる「ダマシ」でなかったことを確認した上で急加速に向かった動きだったという解説も可能でしょう。

さて、先週114円まで米ドル高となった動きは、じつは100日前後の短期の移動平均を米ドルが上回り出した動きでした。その意味では、この動きが「トランプ・ラリー2幕」かは、この短期の移動平均線の米ドル上抜けが「ダマシ」でないかの見極めが一つの試金石になるでしょう。

では、たとえば足元113.4円程度の120日MAを先週米ドルが一時大きく上抜けた動きは、「ダマシ」か否か。米ドル/円は日米長期金利差、とりわけ米長期金利と連動性が高いことがよく知られています≪資料3参照≫。その意味では、米ドル一段高が、「トランプ・ラリー2幕」か否かは、米長期金利が鍵になりそうです。

資料3=米ドル/円と日米10年債利回り差 (2016年7月-)

出所:Bloombergより作成

トランプ大統領は、突然のFBI長官解任などで、改めて先行き不透明感が広がり出しました。昨年11月の大統領選直後に空振りとなった「トランプ暴落」が、いよいよ今度は要注意なのか。

私は、景気回復が続いており、それが続く中では、昨年のトランプ暴落不発と同様に、リスクオフは短命に終わり、従って今回も「トランプ暴落」より、むしろ金利上昇、「トランプ・ラリー2幕」の可能性を注目していますが、果たしてどうなるか?(了)

 

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。
※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

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