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【カナダ中央銀行】カナダ中央銀行は、政策金利を0.5%のまま据え置き


カナダ

2017年5月24日(水)日本時間23時、カナダ中央銀行は、政策金利である翌日物金利を0.5%の水準のまま据え置くと発表した。それに応じて、銀行の金利は0.75%で、預金金利は0.25%である。インフレは、4月の通貨政策報告(MPR)における見通しにおおむね沿っている。

食品価格は低下し続けている。これは、主として激しい小売競争のためで、一時的にインフレを押し下げている。コア・インフレの3つの措置は2%を下回り、賃金の伸びは依然として抑制されており、経済における継続的な過剰生産能力と一致している。 世界経済は引き続き牽引力を発揮し、最近の変化は、成長が徐々に強化され、予測の幅を広げるというカナダ中央銀行の見解を強固なものにしている。予想通り、第1四半期の米国の成長は殆ど一時的な要因を反映して弱かった。最近のデータは、第2四半期の反動を指摘している。 4月のMPRに示されている不確実性は、世界的な見通しとカナダの見通しを不透明なものにし続けている。

カナダ経済は石油価格を下げる調整がほぼ完了しており、最近の経済指標は企業の設備投資の指標も含んで、促進されている。消費者支出と住宅部門は、労働市場の改善を背景に堅調に推移しており、その動きは地域全体に広がっている。マクロプロプルデンシャルおよびその他の政策措置は、より持続可能な債務プロファイルに貢献する一方で、住宅市場にはまだ大きな冷却効果をもたらしてはいない。

その一方で、輸出の伸びは、4月のMPRで予想されたように、引き続き競争上の課題に直面して抑制されている。経済データを精査した中央銀行は、第1四半期の非常に堅調な成長は、第2四半期にはいくらかの緩和されることを示唆している。

このように、すべてのことを考慮すると、理事会は現状の通貨刺激度が現在適切であり、従って、政策金利である翌日物金利を0.5%のまま維持すると判断しているものである。

出典:カナダ中央銀行

<辻 秀雄>