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【OANDA Japan株式会社】今週の見どころ(5月29日~6月2日)。

提供:OANDA Japan株式会社


先週はポンドやユーロといった欧州通貨に調整売りが進んだのに対し、前週弱い動きとなったドルが底堅い推移となっている。英国の選挙が近づいており、保守党と労働党の支持率の差が多少縮まっていることも材料視されており、選挙の期待感から続いた上昇の勢いが削られているほか、EU離脱交渉への不透明感もネガティブな材料となっている。

また、中盤で失速する動きとなったが、原油価格が底堅い推移となったことでカナダドルを中心に資源国通貨も底堅い動きとなった。

円は序盤は売られたものの終盤に対ドル、対ポンドなどを中心に売られる動きとなり方向感の薄い状態が続いている。

今週の注目材料

米国経済指標

今週は米国で週末の雇用統計をはじめ重要な経済指標の発表が続く。

雇用統計は先行する新規失業保険申請件数などの結果から大崩れは想定しにくいものの、平均時給が伸び悩むようであれば6月利上げへの期待感が後退しドルの上値を圧迫することが想定される。

また雇用統計よりも先に発表されるISM景況指数の結果にも注目が集まる。先行性のある経済指標だけに1-3月の伸び悩みが一時的なものかどうかを判断する材料の一つとなりそうである。

ユーロ圏消費者物価指数

ECB関係者のコメントからは緩和縮小に関して控えめなコメントが続いているが、消費者物価指数が底堅い結果となると緩和縮小を意識させられる可能性があり、発表前後でユーロが神経質な推移となることが想定される。

欧米、中国祝日

今週は月曜日がロンドン、NYが祝日となるほか、月曜日から火曜日にかけて中国が休場となるため序盤は流動性が薄い状態となり、値動きが荒くなる可能性があるため注意したい。

主要通貨の対ドルでの動き

USDJPY

ドル円は先週の下落からジリジリと値を戻すような動きとなるものの、上値の重さも残り、週末には111円を割り込むところまで押し込まれる動きとなった。

今週も序盤はロンドン、NYなどが祝日となるため、鈍いスタートとなることが想定される。

日足チャートを見ると保ち合いが続いているような状況となっており、大きな流れでは方向感を欠く状況となっているのが確認できる。先週末の動きでは110円台では底堅さを見せているが依然として上値は重く、序盤は保ち合いの下抜けに警戒したい。

保ち合いを下抜け、110円を割り込むような動きとなると下落が本格化するというシナリオが大きく浮上する。

OANDAのオーダーでは110円に迫るところまでは買いが厚く入っているが、リスク回避型の強い円買いとなるような場面ではそれらを飲み込み、さらにそれが損切りの売りに変化し、更なる下落の起爆剤となるという場合もあるため過信は禁物である。

上方向には下の買いオーダーに比べ厚く売りオーダーが並んでおり、反発する場面では上値を圧迫しそうな気配となっている。

EURUSD

ユーロドルは底は堅いものの、1.12台では上値が重く伸び悩む動きとなった。引き続き大きな流れでは上昇基調が続きそうであるが、短期的に強い上昇が続いただけに今週はさらなる調整にも注意したい。

OANDAのオーダーを見ると売りオーダーに比べ買いオーダーが厚い状況となっており、なかなか下がりにくそうな気配となっている。ただし、OANDAの顧客のポジションが売りに大きく傾いている(70%近く)のも原因の一つと考えられるため、多少は割り引いて考える必要はある。

また、今週はユーロ圏消費者物価指数や米国の経済指標の結果で上下に大きく揺さぶられる可能性があることにも注意したい。

GBOUSD

ポンドドルは先週末に大きく下落し1.27台に押し込まれる動きとなっている。中盤にRSIやMACDがダイバージェンス気味になっていたことに気付くことができれば、下落の可能性に気付くことができたかもしれない。

直近の安値を結んだラインを割り込むような動きとなっており、更なる下落にも警戒が必要な動きとなっている。

OANDAのオーダーを見ると直近では4月終盤にサポートとなった1.275付近に買いオーダーが多めに入っており、その水準に近づく場面では一旦はブレーキがかかりそうな気配となっているが、それを消化するような動きとなると下は買いオーダーが薄い状態となっているため、下落余地が広がりそうである。

AUDUSD

豪ドルは比較的底堅い推移となっていたが、後半に失速する動きとなった。日足チャートを見ると安値を結んだトレンドラインを割り込むような動きとなっており、下落基調が強まる可能性も挙げられるが、その前に下降トレンドラインを上抜ける動きとなっており、大きな流れでは反発基調が続く可能性も十分に考えられる。

MACDを見るとMACDの上昇が止まり、シグナルとの距離が接近するような動きとなっており、まだ多少下値を探る可能性はあるが、0.74台で踏ん張るような動きとなれば再度上値を探るというシナリオも考えられ、少し様子を見たいところである。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の投資商品を推奨するものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。

提供:OANDA Japan株式会社