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【株式会社マネースクウェア・ジャパン】FOMCにらみ「米金利低下=米ドル安」終了orもう一波乱ありか探る展開

提供:株式会社マネースクウェア・ジャパン


要約

・FOMC等を手掛かりに米長期金利上昇は行き過ぎだったかを探る展開。
・米ドル/円はそんな米長期金利次第。「米金利低下=米ドル安」終了か、もう一波乱ある?!

FOMC相場の焦点とは?

米ドル/円は先週一時110円を大きく割り込みましたが、週末には110円台を回復しました。ではこれで米ドル安・円高は一段落したのかについて、今回は考えてみたいと思います。

米ドル/円は依然として日米10年債利回り差と高い相関関係が続いています≪資料1参照≫。このため、米ドル/円が先週一時110円を大きく割り込んだのは、米10年債利回りが2.1%台へ急低下したためであり、週末にかけて米ドル/円が110円台を回復したのは、米10年債利回りが2.2%台を回復したためでしょう。

資料1=米ドル/円と日米10年債利回り差(2016年7月-)

出所:Bloombergより作成

それにしても、なぜ米10年債利回りは先週にかけて大幅に低下したのか、そしてこの米10年債利回りの低下リスクはもう終わったのでしょうか。

米10年債利回り大幅低下のきっかけになったのは、米5月雇用統計発表でした。この中で、とくに平均時給の伸び率が予想を下回ったことで、FRBが完全雇用でインフレ懸念が拡大すると考えているシナリオにはなっていないのではないかといった、このところくすぶり出していた見方が強まり、米長期金利の低下リスクが改めて試されたと考えられます。

ただ、5月の平均時給は、弱めの数字が出やすいとの見方が、かねてより一部の専門家の間にはありました。

また、そもそも米景気は、第1四半期の成長率こそ1%台に鈍化したものの、第2四半期については、アトランタ連銀のGDP・Nowでは9日現在で3%、NY連銀のGDPナウキャストでも同じく9日現在で2.3%といった具合に、2-3%へ回復するとの見方が強いようです。

米景気回復が続いている中でも、果たしてインフレ懸念拡大を織り込んだ長期金利上昇は行き過ぎだったのでしょうか。今週はFOMCが予定されており、今のところ追加利上げが行われることはほぼ確実と見られていますが、それとは別にイエレン議長の記者会見などを通じ、長期金利上昇が行き過ぎだったかを探ることになるのではないでしょうか。

米ドル/円と日米10年債利回り差との高い相関関係に変化がなければ、米ドル/円の行方は、米長期金利次第ということになります。米長期金利、10年債利回りの90日MA(移動平均線)からのかい離率は、仮に10年債利回りが2.1%割れとなれば、マイナス10%以上に拡大する計算になります≪資料2参照≫。これは経験的には下がり過ぎ懸念が強くなるといった意味になります。

資料2=米10年債利回りの90日MAからのかい離率(2000年-)

出所:Bloombergより作成

最近にかけての米長期金利低下が、90日MAなどを参考にすると「下がり過ぎ」を拡大する動きであるということは、いつ金利低下が終わってもおかしくない段階にあるともいえるでしょう。金利低下はもう終わったのか、それとももう一波乱あるのか、それを今週はおもにFOMCなどを手掛かりに探ることになりそうです。(了)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
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