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【OANDA Japan株式会社】今週の見どころ(6月19日~6月23日)

提供:OANDA Japan株式会社


先週の通貨の強弱

先週の主要通貨で強さが目立ったのはカナダドルであった。きっかけとなったのはカナダ銀行のウィルキンス上級副総裁による「中銀は緩和規模の縮小を検討している」とのコメントが利上げ観測を押し上げたことによる。

豪ドルも底堅い雇用統計などを背景に底堅い推移となっており、伸び悩む原油価格との相関性は薄く、資源国通貨は堅調な推移となっている。

また、序盤に上値の重い推移となっていたポンドは消費者物価指数が市場予想を上回ったことに加え、BOEの金融政策委員会にて利上げを主張した委員が3名いたことが明らかになったことで反発する動きとなった。

ドルはFOMC前に発表された消費者物価指数が市場予想を下回ったほか、同時に発表された小売売上が冴えない結果となったことを受けて急落、その後のFOMCでは比較的FEDがタカ派であったことを受けて反発と忙しい動きとなっている。

円は日銀の金融政策決定会合の影響は軽微なものに留まり、相対的に弱い動きとなっているほか、底堅い推移を続けていたユーロは伸び悩む動きとなっている。

今週の注目材料

FOMCメンバーのコメント機会

先週、FOMC後に公表された「政策の正常化に向けた指針と計画」にてバランスシート縮小に関しての大枠が明らかとなった。ただし、このアナウンスでは具体的な開始時期に関して言及がされておらず、今後は「いつ」この縮小が開始されるのかに注目が集まる。
今週はFOMCメンバーのコメント機会が多く予定されており、為替相場が過敏に反応する可能性がある。

米国経済指標

直近に発表されている米国経済指標は小売売上、消費者物価指数、住宅着工件数など冴えないものが続いており、米国経済に対し懐疑的な見方が出始めている。今週も中古住宅販売件数や新築住宅販売件数などの住宅関連の経済指標等の発表が予定されており、冴えない結果が続いてしまうと懸念が強まり、ドルの上値を圧迫する材料となる。

ユーロ圏景況感

週末にユーロ圏のPMIの速報値が発表されている。発表後に大きな反応となることは想定しにくいが材料の薄い中でPMIが底堅い結果となるとECBの緩和縮小が意識されるきっかけとなり、ユーロの下支え材料となる可能性がある。

主要通貨の対ドルでの動き

USDJPY

先週のドル円は上値の重い推移が続いた後、米国消費者物価指数、小売売上が冴えない結果となったことで急落する動きとなったものの、FOMC後に反発する動きとなった。

日足チャートを見ると安値圏で大きな陽線が出現し、反発基調が高まるようにも見えたが、先週末は伸び悩む動きとなり、111円台を守ることはできなかった。

今週は序盤の動きに注目したい。反発への期待が高まりつつあるものの、上値の重さも強く意識される状況となっており、今週序盤に上値の重い推移となり、先週後半の上昇分を吐き出すような動きとなってしまうと失望に変わり、下値を探る動きが続くというシナリオも考えられる。

逆に底堅い推移となり、112円台を目指すような動きとなると直近で溜まった売りポジションが絞り出され、上昇が勢い付くというシナリオも考えられる。

いずれにせよ様子を見ながら方向感を確かめていきたい状況と考えられる。

OANDAのオーダーを見ると上には厚く売りオーダーが並んでおり、上値は詰まりそうな気配がしている反面で下方向には買いオーダーが厚めに入っており、膠着状態が続きそうな気配となっている。

EURUSD

先週のユーロドルは米国消費者物価指数等の経済指標の発表後のドル売りにより1.13に迫る動きとなったものの、FOMC後に失速する動きとなり、1.12を割り込む動きとなったが、1.11台前半では底堅い動きとなり1.12に迫るところまで回復する動きとなっている。

上値は詰まっているものの、底堅さも残っていることが確認された。

OANDAのオーダーを見ると、ポジションは大きく売りに傾いている状況が続き、下には厚く買いオーダーが並んでいる状況となっている。また、1.13を上抜けたところにはストップの買いオーダーが厚く入っているのが目立つ。そのため、1.13を上抜けたところでは上昇が勢いづきそうな気配となっていることは頭の片隅に入れておきたい。

このところのユーロドルは1.11-1.13の狭いレンジ内での推移が続いていることを考えると、このレンジを抜けてきた方向に勢いが付きそうな状態と考えられ、それまでは方向感の鈍い動きになる可能性が十分に考えられる。

GBPUSD

先週のポンドは序盤に上値の重い推移となった後、英国消費者物価指数が底堅い結果となったことやMPCで利上げ指示者が3名出たことで底堅い推移となった。

ただし日足チャートをみると底堅さは見せたものの、後半は伸び悩む動きとなり上値の重さも意識させられるような状態となっており、今週も伸び悩む可能性は考えられる。

ヘッド&ショルダーに近い形のネックラインを割った後、戻しが入っているような状況となっているため、再度下値を探るという動きとなるシナリオも考えられる。

AUDUSD

先週の豪ドルは底堅い推移が続き、0.76台を回復する動きとなった。ただし、日足チャートを見ると長めな上ヒゲを残す足が続き、調整が進みそうな気配も出していることには注意したい。

日足のRSIやMACDなどのインジケーターを見ると多少の上昇余地は残っているようにも見えるが4時間足や1時間足のチャートに掘り下げると上昇の勢いに一服感が出ているのが確認でき、短期的な調整には注意が必要な状況となっている。

OANDAのオーダーを見ると0.75付近を中心に下には厚めに買いオーダーが並んでおり、下押す場面では買いが入り底堅さを見せそうな状態となっているほか、上には厚く売りオーダーが並び、上値が重くなりそうな気配となっている。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の投資商品を推奨するものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。

提供:OANDA Japan株式会社