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【株式会社マネースクウェア・ジャパン】「米金利低下=米ドル安」は重大岐路を迎えている可能性?!

提供:株式会社マネースクウェア・ジャパン


要約

・実効相場で見ると、円高は4月がピークなのに対し、米ドル安は6月も記録を更新。
・52週MAとの関係で見ると、米金利低下=米ドル安は重大岐路を迎えている可能性。

なぜ米ドル/円は上値が重いのか?

米ドル/円は、FOMC後に米ドル反発となったものの、111円台では上値の重い展開が続いています。では、なぜ米ドル/円は上値の重い展開になっているのか、それはこの先どうなるかについて、今回は考えてみたいと思います。

米ドル/円のこれまでの今年安値(終値ベース)は4月18日に記録しました≪資料1参照≫。それは、円の総合力を示す実効相場が今年の高値を記録したタイミングでもありました≪資料2参照≫。ちなみに、「恐怖指数」VIX指数が今年の高値を記録したのも、ほぼ同じタイミングでした≪資料3参照≫。

資料1=米ドル/円と90日MA (2017年1-)

出所:Bloombergより作成

資料2=円実効相場と90日MA(2017年1月-)

出所:Bloombergより作成

資料3=VIX指数 (2017年1月-)

出所:Bloombergより作成

以上から、4月18日に米ドル安・円高が今年これまでのピークを記録したのは、リスクオフに伴う円高の要素が大きかったからだと言えるのではないのでしょうか。当時は北朝鮮情勢の緊張が続き、一方で仏大統領選挙の第1回投票など政治リスクへの懸念も強く漂っていた状況でした。そう言った中でのリスクオフの円高が、米ドル安・円高が108円割れに迫った動きだったわけです。

ところで、米ドルの総合力を示す実効相場は、4月18日に記録した水準をその後大きく下回り、足元も下回った水準での推移となっています≪資料4参照≫。要するに、4月18日よりさらに米ドル安となっているわけです。ではそれをもたらしたものは何でしょうか?

資料4=米ドル実効相場と90日MA (2017年1月-)

出所:Bloombergより作成

米10年債利回りは、やはり足元でも4月18日に記録した水準を下回って推移しています≪資料5参照≫。以上からわかるのは、4月に比べてリスクオフが大きく後退している中でも、米ドル高・円安への戻りが鈍いのは、米長期金利低下に伴う米ドル安が大きく影響しているということでしょう。

資料5=米10年債利回りと90日MA(2017年1月-)

出所:Bloombergより作成

ここに来て、米国の物価は、当初予想されたほど伸びないのではないかとの見方が広がってきました。そうであれば、一時2.6%まで急騰した米長期金利の動きも上がり過ぎだったのではないかという見方となり、それが米ドル/円の上値を重くしている最大の要因ということではないでしょうか。

では、そんな米長期金利と米ドル/円の下落リスクはさらに広がっていくのでしょうか。じつは、米ドルの総合力を示す実効相場は、52週MA(移動平均線)を6月に入ってから下回る動きが続いています≪資料6参照≫。経験的に、一時的な動きは52週MAを大きく長くブレークしない動きにとどまり、逆にいえば大きく長くブレークするようなら、一時的ではなく、基調転換の可能性が高まります。

資料6=米ドル実効相場と52週MA(2012年-)

出所:Bloombergより作成

以上を参考にしたら、米金利低下に伴う米ドル/円下落リスクが一時的な動きなら、それはそろそろ終わりに近づいているといえそうです。逆にいえば、まだ続くようなら、この米金利低下=米ドル/円下落は、基調転換に伴うまだ始まったばかりの動きである可能性が高まります。米金利低下と米ドル/円の下落は、そんな重大岐路を迎えている可能性がありそうです。(了)

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。
※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。
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