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【OANDA Japan株式会社】今週の見どころ(7月3日〜7月7日)

提供:OANDA Japan株式会社


先週の通貨の強弱

先週顕著に表れたのは中央銀行のスタンスの違いであった。

ECBのドラギ総裁が金融緩和の微調整が必要で旨のコメントを出した他、カナダ銀行のボロズ総裁からは利下げは役割を果たしたと見解を示し、次回会合での利上げ機運が高まった。

その他、カーニーBOE総裁からも近未来の利上げの可能性が示されたことでポンド、カナダドル、ユーロは底堅い動きとなった。

緩和政策からの出口への手掛かりが見出せない日銀との中央銀行のスタンスの違いが意識され、これらの通貨に対し円は売られる展開となった。

また、株式市場の底の硬さも意識させられる週であった。木曜日には米国株式市場が軟調な推移となり、大きく値を下げる動きとなったものの、引けにかけては買いが入るような動きとなり、金曜日は続落を阻む動きとなった。

そのため木曜日にはリスク回避色が強まりドル円も下値を探る動きとなったものの、結局踏ん張り盛り返す動きとなった。

ドルは対欧州通貨やカナダドルを中心とした通貨に対し、売りが入ったことで相対的には円の次に弱い推移となった。

今週の注目材料

米国雇用統計

今週は米国の雇用統計の発表が予定されている。次回の利上げが想定される9月、12月のFOMCまで日数があるため、注目度は若干割り引かれるものの、市場へのインパクトはやはり大きいイベントであるため、発表前後の動きには注意したい。

ヘッドラインで最初に出てくる非農業部門雇用者数変化への反応は大きいものの、今回も平均時給変化率への注目度はやはり高いと考えれられる。

先行する新規失業保険申請件数は引き続き低水準での推移となっていることを考えると大崩れは想定しにくいものの、市場予想を下回る非農業部門雇用者数変化となってしまうと、昨今の他の経済指標と併せ、米国経済への不安感が高まることが想定される。

市場では良くて当たり前状態となっているため、+10万を割り込むようなサプライズとなるとショックは大きいと考えられる。

また、可能性はそれほど高くないと考えられるが非農業部門雇用者数変化が20万越えに加え、平均時給が市場予想を上回るポジティブサプライズとなった場合も反応は大きくなると考えられる。

いずれにせよ半端な結果となれば、発表直後は非農業部門雇用者数変化、平均時給の市場予想との乖離に反応するがその後の方向感を左右するには役不足となる可能性が高いと考えられる。

ECBの緩和縮小観測

今週はユーロ圏のPMIの発表のほか、ECB関係者のコメント機会が予定されている。PMIが引き続き堅調な結果となり、ECB関係者から緩和縮小に前向きなコメントが出てくるようであれば堅調なユーロを下支えする材料となる。

主要通貨の対ドルでの動き

USDJPY

ドル円は引き続き保ち合い状態となっているが、底堅い推移が続き、上辺にトライする動きとなっている。都議選での自民党敗北の結果を受けて下に窓を開けてのスタートとなったが、現在は窓を埋める動きが強まっている。

このまま底堅い推移が続くようであれば、保ち合い上抜けの可能性が高まり、上昇が本格化する可能性も十分に考えられる。

OANDAのポジションを見ると含み損を抱えた売りポジションが目立つ状態となっており、さらなる上昇となるとこれらの損切りが上昇を後押しする可能性が挙げられるほか、下押ししたところではこれらの買い戻しが下落を和らげることが想定される。

EURUSD

ユーロドルはレジスタンスとして上値を抑えていた1.13を上抜けた後も底堅い推移が続き、1.14台に乗せる動きとなっており、1.15も視野に入る動きとなっている。週足チャートを見ると、1.15台から上では上ヒゲとなっている足が多いことには注意したいが、この水準でしっかりと踏ん張る動きとなるとその上にレジスタンスとなりそうな水準もないため、1.2〜1.3付近も視野に入れた上昇基調が続く可能性も十分に考えられる。

OANDAのポジションを見ると売りポジションに大きく傾いている状況は続いており、含み損を抱え苦しい状況に追い込まれた売りポジションが多く、さらなる上昇となるとこれらの損切りが上昇を後押しすることとなることが想定される。

GBPUSD

ポンドドルも底堅い推移が続き、レジスタンスとなっていた1.3を突破する動きとなった。

OANDAのポジションは引き続き売りに大きく傾いており、含み損を抱えた売りポジションが優勢な状況となっている。

MACDを見るとようやくマイナス圏からプラス圏に戻す動きとなり、上昇基調が強まっているのが確認できる。ただし、直近では急な上昇となった後に上値が詰まるような動きとなっており、調整の可能性も一応視野に入れてトレードに挑みたい。

AUDUSD

豪ドルは底堅い推移となり、0.77に迫る動きとなっている。週足チャートを見ると保ち合いの上辺に迫る動きとなっており、あと一伸びするとしばらく続いた均衡が崩れ、上昇基調が勢いづきそうな気配となっている。

0.785付近に迫るところでこれまで幾度と上昇は阻まれていたことを考えるとこの水準を抜ける動きとなった場合は本格的な上昇基調となる可能性が高まる。

OANDAのオーダーを見ると、売りポジションの比率が上昇し、含み損を抱えた売りポジションが多く残っているのが確認できる。さらに上昇となるとこれらの売りポジションの損切りが上昇を下支えすることが想定される他、下落したところではやれやれかいが下支えとなり、下落基調を柔らげそうな状態となっている。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の投資商品を推奨するものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。

提供:OANDA Japan株式会社