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【株式会社FXブロードネット】当面の「米ドル/円」相場とFXトレード~何が相場を動かすのか?~FX相場解説セミナーに潜入


FX相場解説セミナー

2017年6月14日(水)18時30分から、東京・八重洲南口のパシフィックセンチュリープレイス丸の内17階のセミナールームで、株式会社FXブロードネット【関東財務局長(金商)第244号】主催のセミナーが開催された。テーマは「当面の『米ドル/円』相場とFXトレード~何が相場を動かすのか」。ファンダメンタルズの解説を中心としたセミナーだった。講師を務めたのは、同社の取締役であり、コンプライアンス部長の人見正延氏。日本テクニカルアナリスト協会検定テクニカルアナリストの資格を持つ。

為替は、中長期では経済原則に則って動く

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取締役コンプライアンス部長の人見正延氏

為替相場は何によって動くのかを中長期でみると、外国為替の場合は、多くが経済原則に則った動きが多いと、人見さんは言う。「米ドル/円」で言えば、日米のどちらに実体マネーが動いているかで、その動きが大きいほうに為替レートは動いていく。では、実体マネーには、どんなものがあるかといえば、貿易収支であったり、証券取引であったり、不動産取引、M&Aなどによるものである。

たとえば、貿易収支でいえば、輸出企業は米ドルで受け取った代金を日本円に変えるので、その時は、米ドル安円高要因に、逆に、輸入企業は、支払のために米ドルを買うから、その時は、米ドル高円安要因になる。

では、どうやって資金の流れを見たらいいのかというと、経済状況のいい国にお金は流れていくのが原則である。経済状況がよければ、金利も上がるし、金利の高いほうへ資金は流れていく傾向にある。だから、為替取引は、二国間の取引だから、どちらの国の経済状況がいいかどうかが、判断材料のひとつになる。

しかし、「米ドル/円」の場合だけは、アメリカの経済状況がいいか悪いかで、米ドルが上がったり、下がったりする。

そういって、人見さんは失業率のグラフを示しながら、これまでの「米ドル/円」相場の推移とその理由を解説する。

そして、2017年年初の「米ドル/円」相場展望予想の話しに移った。

2017年年初は米ドル高予想

アメリカの景気循環的には、景気後退が近い可能性があり、不確定要素が強いが、トランプ新大統領の政策(減税、財政拡張、金融規制緩和、国境税、インフラ投資など)が実現すれば、間違いなく、アメリカの景気は加速し、「米ドル/円」はドル高円安傾向が継続していくと、誰もが思っていた。

しかし、現実は……?

「米ドル/円」相場はトランプ大統領の政策にかかっている

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米ドル高の基調は原則的に変わらないものの、トランプ政権のロシアゲート疑惑や、新大統領の政策の遅延、地政学的リスク(北朝鮮乗りスク)の拡大などが、米ドル高の阻害要因となっており、「米ドル/円」の大幅な高値は期待しにくい。だから、当面は保ち合いの状態が続くのではないかと、マーケットは見ている。

仮に、トランプ政権が動き出しても、効果は年末から2018年にかけてであることから、当面の相場にはあまり影響を及ばさない可能性が高い、と人見さんは締めくくる。

結論としては、「米ドル/円」の動きは、ひたすら、トランプ大統領の動向に左右されるのは、間違いのないところである、人見さんは言う。

この後、短期相場の変動要因は、投機・年マネーの流れが影響をし、それは、期待や思惑、失望などによってポジションがつくられたり、解消されたりすることが、要因で、短期相場は動いていくと解説。

今回は、参加者は少なかったものの、非常にわかりやすいセミナーだったことは確かである。

<辻 秀雄>