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【フィリップ証券株式会社】緊急時には電話で注文も受ける投資家の悩みや相談事に親切に対応


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フィリップ証券株式会社【関東財務局長(金商)第127号】
ソリューション推進部副部長 工藤正剛

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世界16の国と地域に展開する金融グループ

――まず、フィリップキャピタルグループについてお伺いしたいのですが。

工藤 フィリップキャピタルグループとは、シンガポールに基点を置き、世界16カ国・地域に先物取引の会社や証券会社など金融機関を展開しています。当社は、そのフィリップキャピタルグループの一員で、ブローカーレッジ業務を行っています。
会社の規模としましては、シンガポールが最大規模ですが、そのほかでは、フィリップUSがCMEの先物取引などをやっています。あとは香港、インドネシアなどですが、変わったところでいえば、トルコやUAEにもグループの会社があります。
FXについては、それぞれの国独自で事業を展開しています。日本のOTC(店頭FX)は他の国と違って、独特の規制や基準があるため、日本のお客さまについては当社でのみ引き受けるというかたちになっています。
そのカバー先はシンガポールのフィリップ・フューチャーズ・シンガポールが主に引き受けています。そこが6つの銀行と契約をしていて、6つの銀行から提示されたプライスのなかからベストビット・ベストオファーを選び、当社で組成して、お客さまに提示しています。

――ところで、日本のフィリップ証券の社員は何名ですか?

工藤 100名強です。

――そのうち、FXを担当しておられるのは?

工藤 バックオフィスも含めると、10名強ぐらいです。

――工藤さんはFX事業の責任者ですか?

工藤 責任者というと語弊があります。私はフロント部分は担当していますが、ディーリングについては事務的な業務の手伝いはしていますが、実際のディーリングを行っているのは別の部署になります。

アクトフォレックスの高速FXシステムを採用

――御社の取引システムはアクトフォレックス社の高速FXシステムを使っておられますが、このシステムの特徴や強み、魅力については?

工藤 ひとつは、取引システム画面をお客さまの好みに合わせて自由にカスタマイズできることです。さらに、基本的なオーダーについてはすべてできます。

――アクトフォレックス社のシステムを使う理由というのは?

工藤 当社は、日本でもっとも早くからアクトフォレックス社のシステムを使い始めた会社だと思います。

――えっ、フィリップ証券としてですか?

工藤 合併する前のフィリップ・フィナンシャルという会社で導入していました。

――このシステムは初心者にとっては使いやすいですか?

工藤 ネガティブなことをいうのは良くないのですが、日本のシステムのように確認画面などがあまり親切なつくりになっていませんので、初心者の方には多少、使いづらいかもしれません。

FXの経験者が対象
他社からの事業譲渡でお客さんも多種多様

――と言うことは逆に、御社のお客さまはある程度、FXを経験された方が多いということですか?

工藤 ええ、FXを経験された方が多いです。当社は、どちらかといえば、ある程度、FXの知識を持った方を対象にしています。と言いますのは、最近、異常にレートが大きく動くイベントが多いこともあって、ある程度、FXを理解している方でないと取引が難しいかなという面があると思うからです。

――御社の客層はどんな感じですか?

工藤 当社は実はこれまで、FXを廃業される会社から事業譲渡というかたちでお客さまを引き受けてきています。そうした会社のお客さまと、当社で最初から取引をしていただいているお客さまと、混在しているかたちになります。当社で最初から取引をしておられるお客さまはけっこうアクティブなトレードをされる方が多いですし、他社からのお客さまではキャリートレードの方もおられますし、お客さまは多種多様です。

――事業譲渡をされた会社とは?

工藤 簡単に言えば、これまで6社からの事業譲渡を受けています。最初に、フロムイースト証券からの事業譲渡を受けまして、次に、アイトレードFX、アトランティック・フィナンシャル・トレード、岡地のFX部門、豊証券、FXクラウンです。

――それはどういう経緯からひきうけになったのですか?

工藤 皆さんがFX事業を止められるということで話が当社に来まして、営業譲渡を受けたというかたちです。

緊急の場合は電話注文も受ける

――お客さんについてはどんなサポートをなさっているのですか?

工藤 どのFX会社もやっていることですが、まず、ホームページで毎週の経済指標発表のスケジュールを掲載したり、ログインをしていただくと、ジャパンエコノミックパルスが提供する為替市場や経済動向などに関する文字情報を見ることもできます。あと、コールセンターは23時までは人員がいて電話を受付けていますが、それ以降の時間帯でも相談にのることはやぶさかではありません。また、とりあえずは23時までは電話で注文を受けることもできるようになっています。

――電話で注文を受けることができるのですか?

工藤 ええ。ただ、電話注文だけの口座があるというわけではありません。基本はオンライントレードなのですが、たとえば、海外出張などに行っていて、オンライントレードができないとか、そういったときは電話で注文を受けて、代行発注をします。もちろん、手数料は取りません。

――珍しいですね?

工藤 スキャルピングをされると困るのですが、たまたまネットが使えない環境におられるということであれば、電話注文はまったくかまいません。

システムが自動的にロスカット

――ロスカットについては?

工藤 証拠金維持率が100%を割れた場合に、システムが自動的にロスカットするようになっています。ディーラーがどうこうするというのはありません。

――その場合のスプレッドは?

工藤 ロスカットされた時点でのスプレッドです。ロスカットの時だけ別のスプレッドで執行するということはありません。

マーケット情報が充実

――投資家への情報サービスについてはいかがですか?

工藤 ホームページではマーケット情報を提供しています。経済指標カレンダー、月曜日に提供している週間為替相場予想「マーケットインサイト」、前週1週間の通貨ペアの値上がり、値下がりランキングを示した「通貨変動率」では、それぞれ3通貨ペアの変動率を示しています。また、当社の社員の勉強の意味もあって、「IMMポジション推移」も掲載しています。そのほか、主要国の政策金利も掲載しています。これらは、当社に口座を開設していなくてもみることができます。
唯一、口座を開設していないとみることができないのが、ジャパンエコノミックパルスが提供している「マーケットウィン24」という、常時更新するマーケット情報です。これは文字情報で、取引画面のリンクをクリックしてもらうとヘッダー情報がでてきて、それをまたクリックすると詳細をみることができます。

キャッシュバック・キャンペーンは常時行う

――あと、セミナーやキャンペーンについてはいかがですか?

工藤 いまはそれほどセミナーは行っていません。当社は東京証券取引所の目の前に会社がありますので、突然、お客さんが訪ねてこられることがあって、「FXを教えてほしい」といわれたときには、スタッフが対応はしています。

――キャンペーンについては?

工藤 キャッシュバックキャンペーンは常時、行っています。また、スワップキャンペーンも行うことがあります。

何でも相談に乗ります

――御社で口座開設をして取引をしたら、どんなメリットがありますか? ということなのですが。

工藤 オンラインが使えないときなど緊急の時に電話注文をすることができることが一点。あと、当たるかどうかわかりませんが、相場観を聞いていただいてもかまいません。当社のスタッフはそれなりのリテラシーがありますから、相談したいこと、尋ねたいことがあれば遠慮なくおっしゃっていただければ、対応いたします。

――コールセンターは?

工藤 朝7時から23時まで受付けています。

――ひょっとしたら、24時間対応ですか?

工藤 基本はそうです。その理由は、FXの場合は24時間取引ができるというのは当然ですが、先物取引の場合、取引所のほうも、ほとんど24時間取引できるようになっています。日経225先物取引は、夜間取引が16時30分から翌日の朝5時30分までとなっています。フィリップキャピタルグループというのは、シンガポールを通じたオーダーが非常に多いので、セッションが終わるたびに、今日の約定枚数と、残ったワーキングオーダーの報告を毎日しています。そのため、朝5時30分には誰かが在籍していないといけません。そのほかにも、やらなければならない仕事がたくさんありますので、24時間、誰かが詰めていることになります。

――じゃあ、皆さんシフト制で働いておられる?

工藤 ええ。シフト制で働いています。あとは、ディーラーが少人数なので、1名が休むと、うちのスタッフがディーリングの補助に入ったりしています。

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規制の行きすぎはどうかな?

――FX市場やFX業界の今後の見通しなのですが。

工藤 今、感じていますのは、来年の2月に法人のレバレッジの規制が行われることを考えますと、投資家の皆さんにとっては取引条件がだんだん悪くなっていくのではないかと思います。証拠金も間違いなく高くなってきます。投資家保護の観点から規制をするのもわかりますが。

準大手はかなり厳しい?

――FX業界についてはいかがでしょうか?

工藤 矢野経済研究所の調査をみてみると、売買高でいくと、上位3社で50%以上、20社ぐらいで95%の取引高を占めていると思います。今後は、一番規模の小さいところは生き残っていくと思いますが、準大手の会社がかなり大変なのではないかと思っています。ただ、上位5社は安定していると思いますし、あと、ちょっと変わったことをやっているFX会社は他社との差別化が図れるので、生き残っていかれると思います。

市場ごとのデモ取引で自分の取引スタイルを見つける

――最後に、これからFXを始める方に対してのアドバイスを。

工藤 どの会社でもデモ取引ができますので、まずは、デモ取引でトレードの練習をされることです。あとは、市場の特性をつかむことです。たとえば、日本市場は実需のオーダーがありますので、日銀の発表があるときなどは例外ですが、基本的にはレートはゆっくり動く市場です。16時ぐらいから始まるロンドン市場は、実需の方もいて、スペキュレーターもいて、流動性が一番あり、レートもスリッページが少なく、レートが一番信頼できる市場といえます。ニューヨーク市場はドルが基軸通貨なので実需はありません。基本的にはスペキュレーターの世界で、レートが上がったら買う、下がったら売るという順張りがほとんどで、レートが大きく動く市場です。そうした市場の特性を肌で感じるのが重要だと思いますから、実際に、それらの市場で取引をしてみることです。そして、どの市場が自分に合っているかを見極め、どういう手法で取引をするかを考えていけばいいと思います。