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【OANDA Japan株式会社】約定率100%。他に例を見ない約定スピード。MT4取扱い業者としてはトップ企業


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OANDA Japan株式会社【関東財務局長(金商)第2137号】
代表取締役 柳澤義治

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(右) 執行役員マーケティング部長 宮村朗
(左) 執行役員営業部長リレーションシップマネージャー 森本逸史

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為替レートの配信を目的に
20年前に創業

――まず、OANDAグループとは?

柳澤 OANDAは、今からちょうど20年前に、カナダのトロント大学のコンピュータ工学の教授であるマイケル・スタム博士と、彼の友人である計量経済学者のリチャード・オルセン博士の二人で立ち上げた会社です。当時は、ライブの為替レートを見ることができるのは、銀行をはじめとするインターバンクの少数の人たちだけで、一般企業や個人はライブの為替レートを見ることができませんでした。そうした状況のなかで、二人はインターネットを使って、より広い層に、公平な為替レートの情報を配信するために始めた会社です。

財務・税務関連で広く使われている「OANDA Rates」

柳澤 その後20年の間に、当社が配信している為替レートは「OANDA Rates」と呼ばれて、一般企業の財務では外貨の評価レートとして、税務当局では申告の評価レートとして使われるようになっています。現在、7万5000社以上の会社にOANDA Ratesをお使いいただいております。そのなかには、4大国際会計事務所やアメリカやイギリス、シンガポールなどの税務当局も含まれます。また、身近なところでは、国際航空運送協会(IATA)でも、航空運賃の換算レートとして使われています。
ですから、個人のお客さまにはOANDAという名前は浸透していないのかもしれませんが、一般企業の財務関係者や会計事務所、各国の税務当局者の間では、OANDAという名前はかなり知れ渡っています。

2001年にFXサービスを始める

柳澤 このように、OANDAではさまざまな銀行等から為替レートを収集しておりますので、それを使って、個人のお客さまに対してもFXのサービスを始めようと、2001年にFXのサービスを始めました。
日本では、2011年にMy外貨という金商業者を買収して、OANDA Japanに名称を変更し、現在に至っています。

――OANDAグループは、全世界でどことどこに拠点があるのですか?

柳澤 欧米ではカナダ、アメリカ、イギリス、アジアでは、東京、シンガポール、そして、オセアニアではオーストラリアです。さらに、インドには研究開発のチームの拠点がありますし、アメリカのノースカロライナ州のシャーロットにはペイメントビジネスの活動拠点があります。

――以前、取材にしたときに、エンジニアの方が多いと聞いたことがあるのですが?

柳澤 エンジニア系はカナダに集中しておりまして、そこで、システムの開発やメンテナンスなどを行っています。

OANDA Japanは2011年に設立

――では次に、OANDA Japanについては?

柳澤 OANDA Japanは今年で5年目となります。おかげさまでこの2年間に、取扱高は3倍以上に伸びてきていますし、収益面でも同じような割合で伸びてきています。当社のいちばんの特徴はMT4ですが、東京でMT4を取り扱っているFX業者のなかではもっとも取扱高が大きい業者になっています。MT4で取引をしたいお客さまはほぼOANDA Japanを選んで下さっていますし、MT4といえばOANDA Japanというのがかなり定着してきていると思います。

約定率100%を誇る

柳澤 また、当然、スプレッド競争等はあるのですが、当社の場合は、約定率100%ということが大きな特徴であり、強みです。お客さまの注文はすべてお受けするという仕組みでシステムを動かしています。
ですから、昨年1月のスイスフランショック、夏場の「米ドル/円」の暴落や、今年1月の「ランド/円」の大暴落、6月のBrexitのようなときでも、リクオートや約定拒否がありませんので、お客さまがポジションを持ちたいときに必ずポジションを持つことができました。その点がお客さまから評価されているのではないかと思っています。

――他社では約定拒否はよく聞きますが?

柳澤 昨年1月のスイスフランショックのときはかなりひどかったようです。今年の6月のBrexitのときは皆さん、かなり前から準備をされていたので、ほぼ通常通りに取引ができたようですが、それでもスプレッドを大きく広げた業者が多々あったという話は聞いています。
OANDAはテクノロジーカンパニーですから、銀行から受けた配信レートを元に、独自のアルゴリズムで、その時のリクィディティに基づいたスプレッドを提供しています。Brexitのときも、「米ドル/円」が瞬間的に18pipsまで開いたのですが、それ以外の時間ではかなりスプレッドもタイトな状態で取引が可能になりました。そうした安定性という面でも評価されていると思っています。

他社に例を見ない約定スピード

柳澤 そうした約定拒否がないことや、安定性のほかに、当社のもうひとつの売りが、約定スピードです。他社では、発注から約定までかなり時間がかかるところもあるという話を聞いておりますが、当社の場合はすぐに約定通知が来ますので、そのことも評価をしていただいていると思います。

――どのくらい早いのですか?

柳澤 0.057秒です。

宮村 98%の取引が、0.057秒以下で約定しています。

柳澤 ですからBrexitの時のように、レートが速く下落しても、売りそびれるということがありませんでした。

――ところで、OANDA Japanの社員の方は現在、何名ぐらいですか?

柳澤 現在、13名です。

取引コースは3種類

――取引コースとして、ベーシックコース、プロコース、ビックコース(fxTrade Proコース)がありますが、それぞれの特徴は?

柳澤 FXの初心者や、FXの取引にまだ慣れていない方が、少ない資金で取引できるようにと設けたのが、「ベーシックコース」です。1回の取引は最大10万通貨までと制限はありますが、「米ドル/円」のスプレッドは0.4銭、「ユーロ/円」は0.5銭で提供しています。

――かなりスプレッドはタイトですね?

柳澤 そうですね。

――プロコースは?

柳澤 「プロコース」は、1回の取引が最大300万通貨までとなっています。スプレッドは「米ドル/円」も「ユーロ/円」も0.8銭です。とくに最近は、インターバンクのスプレッドがかなりワイドになってきていますので、取引金額に基づいたスプレッドということで、若干差をつけています。

――あと、ビックコース(fxTrade Proコース)というのは?

柳澤 ビックコースは、300万通貨以上の取引を望まれる方のための取引コースで、取引スタイルや取引金額に応じて、ビックコースのほうに口座を移していただいております。

――大口の取引をされるお客さま向けということですか?

柳澤 はい、そうです。最近、100万通貨までとか、200万通貨までというFX業者が増えていますが、大口のお客さまはある程度の長めの、たとえば、スイングトレードをされるお客さまがいらっしゃいますので、何回も取引をするのは煩わしいとか、ポジションを追加している間にレートが動いてしまうことも当然、ありますので、それであれば、スプレッドが多少開いていても、ワンショットで取引をしたいというお客さま向けのコースとして、ビックコースを設けています。

――コースごとの口座数の割合とかは?

柳澤 半数ぐらいがベーシックコースです。10万通貨までのコースで取引をしていて、資金も潤沢になり、もう少し大きな金額で取引をしたいというお客さまは、もうひとつ上のコースに移動される方が圧倒的に多いです。OANDA Japanでは、「マイページ」という会員ページでコース変更を随時受付けています。毎週1回、週末のメンテナンスの時に変更を行っています。かなり頻繁にコース変更をされる方もおられます。

ニューヨークから約定サーバーを東京に移動

宮村 マーケティングの面からいいますと、常にコースの強化・増強を行っていまして、たとえば、ベーシックコースでは両建てができるように準備を進めておりますし、プロコースでは、スプレッドをよりタイトにいたしました。また、約定サーバーをニューヨークから東京に移しました。これにより、お客さまが発注してから約定するまでのスピードがより一層短縮されることになりました。

柳澤 OANDAグループとしては、日本でのビジネスをより強化していくための方策のひとつとして、東京にも約定サーバーを設置したということです。

fxTradeとMT4の2本立て

――あと、取引ツールですが?

柳澤 もともとOANDAグループがもっている取引プラットフォームはfxTradeというものですが、これに加えMT4の2本立てでお客さまに取引をしていただいております。当面、その2つの取引ツールでサービスを提供していきます。

新商品「My外貨」を提供

柳澤 もうひとつ、9月から積極的にマーケティングをしていこうと思っていますのが、「My外貨」という外貨投資型の商品の取り扱いを開始しました。

一般的に、FXは未だに、高レバレッジで、ハイリスク・ハイリターンの商品で、結局、損をしてしまうというイメージがどうしてもあります。その一方で、日銀がマイナス金利を導入する、いわゆるゼロ金利からマイナス金利時代となって、どこに資産を預けても金利がまったくつかない状態が続いています。
また、外貨預金の金利は、米ドルの1年定期で0.2%から1.0%と日本の銀行に円で預けるよりも金利収入が狙えるので、最近は普及してきているように思いますが、為替手数料は円を米ドルに換えるが預入時(TTS)に1円、米ドルを円に換える引出時(TTB)に1円かかります。ポンドやオーストラリアドルだともっと多くの手数料を取られます。これに対し「My外貨」では円から外貨、外貨から円へ両替する際の手数料(スプレッド)を非常に安く設定しており、外貨建ての預金や外貨建ての投資信託に比べると、取引コストが非常に安くなっています。
そこで、OANDA Japanでは、FXの仕組みを使って、外貨投資のようなかたちで、しかもレバレッジを2倍と低く抑えることで、FXに比べてリスクを軽減しつつ、銀行の外貨預金より高い運用益を目指す金融商品として、「My外貨」の取り扱いを開始しました。レバレッジは2倍ですので、金利収益も外貨預金のそれの2倍になります。スプレッドも銀行よりかなりタイトになりますので、ブレークイーブン(損益分岐点)のポイントはかなり近くなっています。手数料も非常に安くなっています。レバレッジ2倍なので、リスクも2倍になりますが、リターンも2倍になります。
昨年の8月と12月、今年の1月に「ランド/円」が暴落して、かなり損失を被ったお客さまが出てきました。長期でポジションを持っていたいと思っていたにもかかわらず、為替レートがぶれてしまって、ロスカットにあったお客さまも多々おられたと思います。
しかし、「My外貨」ですと、レバレッジが2倍ですので、そうしたリスクもかなり低くなると思います。
たとえば、今年になって「ランド/円」は10円台であったのが、今は7円台になっていますし、「米ドル/円」も20%程度の円高になってきていますから、エントリーするレベルとしては元本に対するリスクもかなり低くなっていると思います。
また、為替はどうしても売り買いができますので、一般のお客さまのなかには、買うつもりが売ってしまったとか、売るつもりが買ってしまったということはよくあると思います。しかし、「My外貨」は投資型に限定し、常に買って売るという仕組みになっていますので、間違った取引はしないよう工夫しています。
銀行の外貨預金はペイオフの対象ではないので、預け先の金融機関が破綻した場合、投資資金は保障されません。「My外貨」はFXの仕組みを利用しているので、口座の資金は金額の多寡にかかわらず、全額信託保全されており、安心して取引ができます。通貨ペアは対円ベースに10通貨ペアあり、ロングポジションからのスタートとなります。

宮村 これらを総合的に考え、比較すると、「My外貨」は外貨建ての預金や外貨建ての投資信託と比べて、負ける要素がありません。

柳澤 外貨建ての投資信託だと、為替リスクもあれば、投信の対象のキャピタルゲインのロスと、二重のリスクがありますが、「My外貨」は為替リスクだけに限定されますので、安心感があるのではないでしょうか。

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OANDAラボでさまざまな情報を提供

――投資家に対す投資情報のサービスですが?

柳澤 投資情報についても、当社の大きな強みとなっています。他社でも一部リサーチというかたちで、現在のお客さんのポジション数やオーダーがどんな状況なのかなどを公表しているところがありますが、もともとは、OANDAグループが始めていたものです。
たとえば、世界に散らばっているお客さまの指値の状況であったり、持っているポジションの偏りなどをWEBで公開しています。
また、「米ドル/円」のロングとショートの比率や、どの通貨ペアが相対的に強いのか弱いのかを「OANDAナウ」で出しています。「OANDAナウ」は一般のトレーダーの皆さんにかなり認知されてきています。ただ、表示が小さいのでわかりづらいという部分があったので、インディケータとしてMT4のチャート上に表示できるようにしました。これは、6月から始めていますが、1800名以上のお客さまから申込があり、このインディケータを配布しています。

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トレンドが一目瞭然のポイント&フィギュア

宮村 さらにOANDAラボには、「ポイント&フィギュア」があります。ほかの業者では提供されていませんが、これもMT4のチャート上に表示できるよう開発いたしました。8月末から配布を開始いたしました。

ポイント&フィギュア活用法

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ポイント&フィギュアとは?

柳澤 ×が上の動き(上昇)、○が下の動き(下落)です。「スリーボックスリバーサル」といって、ひとマス10ポイントとすると、30ポイント以上の反対の動きがあると、○と×の動きがが反転することになります。仮に、20ポイントしか動かなかったら、その動きは無視します。また、たとえば、33ポイント動いたとしても、○か×は3つまでしかつきません。細かなレートの動きをフィルターをかけて、ひとマス10ポイントの動きに集約をして、チャート化していくわけです。
これは動きを中心としていますので、ふつうのバーチャートのように時間がくるとひとつずつ右にずれるというわけではありません。レートの動きがないと、いつまでもずっと同じ状態でいます。1週間、同じ状態のままということもあります。時間軸を無視して、レートの動きだけを表しています。Brexitの時のように大きく動いたときは、○や×がたくさんつきますが、相場が動かない時は、新たに○や×がまったくつきません。

宮村 ポイント&フィギュアは、トレンドがわかりやすいし、サポートラインがどのあたりにあるのか、一目瞭然です。また、これはMT4に搭載していますので、パラメータ設定も自由にカスタマイズできます。ですから、転換の幅も、ひとマスを10ポイント幅ではなく、自分の好みに変更するのも自由です。

柳澤 私がインターバンクにいた頃は、バーチャートを見ないで、ポイント&フィギュアを見て、取引をしていました。スイングディーラーの人は、ポイント&フィギュアを見て、動きのある通貨ペアを選んで取引をすることができます。

12月の本社移転を機にセミナーを再開

――あと、セミナーとかキャンペーンですが?

柳澤 昔は大きな会場でのセミナーが一般的でしたが、最近はオンラインでのセミナー(Webinar)が中心になっています。これに対し当社では12月に新しいオフィスに移転するのを機に、少人数のお客さまをお招きし、セミナーを順次、開催していこうと思っています。

――今年の12月に引っ越しをされるのですか?

柳澤 はい、麹町に移転する予定です。新しいオフィスではセミナールームを整備し、お客さまをお呼びして、OANDAの取引ツールの使い方やEAの設定の仕方などを伝えていく予定です。最近では、初心者の方でもMT4で取引されたいということで、当社で口座を開設して下さるお客さまが増えてきています。
しかし、MT4に不慣れな方やセットアップが難しい面があるので、そうしたお客さまをお呼びして、セットアップのお手伝いなどをするセッションも設けたいと考えています。

――今現在、セミナーなどはやっておられますか?

柳澤 今は行っておりません。昨年の暮れと今年の初めにEAのセミナーを開催しましたが、定期的なセミナーは開催しておりませんでした。引っ越しを機会にセミナーを実施していきたいと思っています。

――あと、キャンペーンなどは?

宮村 まず、インディケータ系でいえば、いまMT4の日足を1週間で5本にするために、ロシア時間を採用していますが、そこに日本時間を表示するためのインディケータのプレゼントキャンペーンを行っています。また、各マーケットのHigh&Lowを示すインディケータの無料プレゼントも行っています。これは東京やロンドン、ニューヨーク市場の各マーケットごとのHigh&Lowを色分けして、視覚的にトレンドをとらえるインディケータです。これからも、さまざまなEAの無料プレゼントキャンペーンやキャッシュバックキャンペーンも行っています。

法人レバレッジは50倍

――投資家保護についてですが、信託保全は当然なのですが、ほかに投資家保護としてはどんなことを?

柳澤 個人のレバレッジは25倍なのですが、法人のレバレッジはずっと50倍にしています。
また、Brexitの時は、総じてレバレッジを低めに一時的に変更しました。そういった意味で、リスク管理を促すような方策を随時、執っています。

――リスク管理を促すというのは、メールや電話でですか?

柳澤 そうですね。ただ、リスク管理でいいますと、レバレッジがやはり大きいと思います。昨年の1月のスイスフランショックの前までは、法人のレバレッジは200倍、300倍は当たり前の業者が多かったと思います。当社の場合は50倍でしたので、より高レバレッジでの取引を希望される法人のお客さまからの問い合わせが随分ありました。
しかし、当社は20年にわたりFXのサービスを行っていますので、ハイレバレッジで取引をされているお客さまは、どこかでつまずいて損を出して、結局、市場から退場してしまうケースが多いことをデータとして把握しています。レバレッジを低く抑えて、過度なリスクを取らせないような商品設計にして、安全に長く取引をしていただくというのが当社の基本的な考え方です。それをこれまで一貫して貫いています。ようやく世間もその方向に傾いてきました。

――来年の2月から、法人のレバレッジも規制されますが?

柳澤 そうですね。

――何倍ぐらいになりそうですか?

柳澤 過去180日間のヒストリカルデータに基づいてレバレッジは決まってきますから、何倍になるかは決まっていません。法人のレバレッジは週ごとに決まっていきます。たとえば、今週の金曜日に集計して、翌週の月曜日に発表されると、適用されるのはその次の週の月曜日からとなります。2週間遅れとなるわけですが、レバレッジは随時、変わっていきます。通貨ペアによっては、一時的に個人のレバレッジの25倍より低くなる可能性もあるようです。

「メキシコ・ペソ/円」を加えて72通貨ペアの取扱い

――今、御社の取扱い通貨ペア数は?

柳澤 71通貨ペアです。FX業者のなかでは多いほうですが、不思議なことに、まったく取引がない通貨ペアはありません。

――通貨ペアによってまったくボラティリティのないものもあると思いますが?

柳澤 そういう通貨ペアもありますが、気がつかないけど、ボラティリティがある通貨ペアをめざとく見つけて、取引をされる方もおられます。「米ドル/メキシコ・ペソ」は取り扱っていますが、「メキシコ・ペソ/円」は扱っていませんので、いま、「メキシコ・ペソ/円」の取扱い準備を進めています。

――そうすると、取扱い通貨ペアは72通貨ペアになりますね。

柳澤 そうですね。メキシコ・ペソは政策金利が3%と、数少ない高金利通貨なので、「My外貨」の通貨ペアにも組み込もうと考えています。「メキシコ・ペソ/円」は確か、2社ぐらいしか取り扱っていないと思います。また、当社では「トルコ/円」も取り扱っていますが、政治的な部分が……。

――政情が不安定ですからね。

柳澤 FX業者としては、目先の利益を考えると、お客さまにどんどん取引をしていただきたいところですが、当社の方針は、お客さま保護の観点からリスクを十分に承知したうえで取引をしてもらいたいというスタンスです。ですから、積極的に「トルコ/円」をマーケティングしたくはないので、「トルコ/円」をとくに推奨することはしていません。

リスク管理をきちんと身につけること

――これからFXを始めたいと思っている方へ、OANDAグループならではのアドバイスは?

柳澤 リスクマネジメントをきちんと身につけていただきたい。レバレッジが25倍だから、25倍のレバレッジで取引するのではなく、自分の投資資金に沿って、リーズナブルなリスクをとって、取引を始めていただきたいと思います。
当社としては、前述のとおりFX初心者から中・上級者向けまで幅広いセミナーを開催していこうと考えています。ぜひ当社のセミナーに参加して、FXトレードのイロハから勉強していただいて、リスクを十分理解した上でトレードをしていただきたいと思います。
素人の方はどうしても、儲かるときはすぐに利食って、損をすると塩漬けになってしまいがちで。株式の取引でもそうです。しかし、為替の場合は、相場は常に動いていますし、24時間取引ができます。株式市場とはまったく違う仕組みになっていますから、取引機会はものすごくたくさんあります。ですから、悪いポジションを持ったときにはすぐに見切ってロスカットをする。利が乗ってきたら、できるだけ利を乗せていく。それを判断するための材料は、当社のOANDAラボが提供しますので、その情報に基づいて、利食い点を見つけたり、あるいはストップロスのレベルを決めたりしてほしいと思います。
ですから、具体的に、「リスク管理はどうするの?」といわれた場合、レバレッジのかけ方やストップロス、エントリー・プロフィットテイクのレベルをきちっと自分のルールに従って実行していくことです。それを可能にするための判断材料を、OANDAは提供していきます。

――ただ、FXは未だに怖いとか危険といったイメージがついて回っていますが?

柳澤 ありますね。

――それを払拭するための方策は何か考えておられますか?

柳澤 それのエントリーとして「My外貨」をつくったという意味合いもあります。個人の金融資産は約1700兆円あります。為替取引の証拠金の額は、今年の3月時点で約1.7兆円で、全体の約0.1%程度に過ぎません。ですから、99.9%のお客さまはFXは怖いというイメージを持っておられると思います。
それを「My外貨」で外貨投資に慣れてもらい、為替リスクがどんなものであるかを体感していただくところから始めていただければと思います。そこで、相場の状況をいろいろなツールを使って検証して、相場をみる目を養っていただき、自信がついたときに、fxTradeやMT4で取引をしていただければと思います。
そうなると、これまではロングでしかエントリーできなかったのが、ロングもショートもできるようになるので、取引機会は増えてきますから、「My外貨」→「ベーシックコース」→「プロコース」という流れができていくのではないかと思います。

FX市場は横ばいで推移?

――今後のFX業界の展望やFX市場の見通しについては?

柳澤 FX業者としては、右肩上がりで推移して欲しいと思っていますが、過去3年間の出来高を金融先物業取引協会の数字などで見ると、ほとんど横ばいです。証拠金業界全体の取引高は、たぶん横ばいで推移していくのではないかと思います。
そのなかで、FX業者が競い合っていくわけですが、最近の傾向としては、上位のFX業者に取引高が集中する傾向があります。その傾向は今後益々顕著になってくるのではないかと思います。
OANDA Japanは10位台の真ん中ぐらいに位置していますが、これからも一歩ずつ着実に順位を上げていければと思います。