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日本銀行が「外為証拠金取引の個人投資家の投資行動」分析結果を公表

日本銀行は、日銀レビュー「外為証拠金取引における個人投資家の投資行動」を発表した。

個人投資家による外為証拠金取引(以下、「FX 取引」)については、いわゆる逆張りの投資戦略 ――相場の動きと反対向きの売買(相場上昇時には売り、下落時には買い)を行う――が特徴として指摘されてきた。一般的に、こうした逆張り戦略は、他の様々な市場参加者による売買を含む相場の変動を一定程度抑制する作用を持つと考えられてきた。

しかし、最近のアンケート調査では、7 割の投資家が順張りの投資戦略――相場の動き と同方向の売買(相場上昇時には買い、下落時には売り)を行う――を採っているとの結果もみられる。

その場合、個人投資家の投資行動が相場に与える影響が変化している可能性も考えられる。この点、順張りの投資戦略を採る個人投資家は、ごく短い時間に売買を繰り返すことが多いとの指摘も聞かれる。このため、日銀レビューでは、個人投資家の投資行動を、期間が一日以上の投資と、期間 が一日未満の投資(当日中に売買の両方が行われる投資)に分けて、考察を行った。

その際、投資期間が一日未満の投資については、高頻度の取引データを活用して分析を行った。以下では、FX 取引の概要を整理したうえで、投資期間別にみた個人投資家の投資行動がどのように異なるかを確認していく。

FX 取引の概要
(FX 取引の仕組み)
FX取引とは、顧客が取引金額の一部を証拠金として予めFX会社に預託し、成立した取引の決済を任意の期日まで延期することができる外貨の売買取引である。FX取引は、顧客とFX業者による相対取引である「店頭FX」と、東京金融取引所が提供する「くりっく365」に代表されるように、取引所を介した売買取引である「取引所FX」に大別することができる。

(投資主体)
FX 取引は、店頭FXでも取引所FXでも、証拠金に対する想定元本の比率(レバレッジ)は現在最大25 倍まで認められており、個人でも大きなポジションを持ちやすいのが特徴となっている。

このため、海外でも「ミセス・ワタナベ」との通称でわが国の個人投資家の存在が意識されてきたが、最近の意識調査からは、主な投資家は20 代から40代の資産形成層の男性が中心であるとみられる。

(口座数、取引金額の推移)
稼働口座数や取引高の推移をみると、振れはあるものの、店頭 FXを中心に全体として FX 取引は増加傾向にある。やや子細にみると、取引所 FX は2011年をピークに、稼働口座数、取引額の 双方でピークアウトしているが、店頭 FXは水準が切り上がっている。

以下、(店頭FX・取引所FX別にみた取引の特徴)、個人投資家の投資行動(投資期間一日以上の投資)(投資期間一日未満の投資)、おわりに、と続く。

日本銀行から
「日銀レビュー」シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行している。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではない。内容に関するご質問等に関しては、日本銀行金融市場局為替課(代表03-3279-1111)まで。

日銀レビュー「外為証拠金取引における個人投資家の投資行動」

 

<辻 秀雄>

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