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【FXStreet】業績発表の前にユーロが価格上昇し、DAX下降する。


ドイツのDAX(ドイツ株価指数)が率いるヨーロッパの株価指数は厳しい打撃を受けた。先週木曜日の高値から、DAXは約375ポイント下がった。6月に記録的な高値を記録して以来、5.8%減の750ポイント下がった。これとは対照的に、英国のFTSEは本記事執筆時点で最高記録からわずか150ポイント2%しか下落しなかった。 一方米国では、先週主要な指数は記録的な高値を若干下回る日があった。

DAXに何が起こっているのか

簡潔な答えはユーロだ。 欧州中央銀行が現在の状況の中でできるだけハト派的な姿勢をとろうとしても、ユーロは上昇を続けた。欧州中央銀行のマリオ・ドラギ総裁は、彼の記者会見で高騰するユーロからの注意をそらした。市場は、これをドラギ総裁と欧州中央銀行はユーロの影響に関して、ユーロ圏の輸出のについてあまり心配していないと解釈した。DAXを構成する企業の売上の約半分が輸出である。ユーロの最近の価格上昇により、ドイツの輸出は、海外の買手にとって比較的高額になるため、競争力が低下している。また、DAXの下落は、今週の業績発表に前もって利食いできる。DAX指数を構成する株式の中で、ドイツのボアーズとダイムラーは水曜日に業績を発表し、木曜日にはBASF、バイエルAG、ドイツ銀行、フォルクスワーゲンが業績を発表する予定だ。

欧州の投資家は過度に反応しているか

ユーロが輸出と売り上げに与える影響は心配なことである。 しかし、欧州の投資家は少し過剰反応しているであろうか。結局のところ、欧州中央銀行は、金融政策を正常化することを急いでいるようには見えない。もし量的緩和が先細りになっても、金利はこの歴史的な低水準にしばらくはとどまることが予測される。 ユーロ圏内からのより強い需要の見通しは、ドイツの輸出を支えるだろう。さらに、最近の中国のデータによると、世界第二位の経済大国はハードランディングを回避した可能性があるという。 もしそれが本当であれば、中国からの高級品の需要増加が見込まれる。又、ドイツ企業からの今後の業績発表は予想よりも良い可能性がある。そのため、現在は厳し状態であるが、DAXは今後数週間で状況が変わるかもしれない。

テクニカルの見通しはまだまったく弱気ではない

過去最高値の12,390ポイントを上回る指標を維持できなかったことは弱気である。しかし、最近起こった11,940ポイントの低水準は下回っていない。そのため、強気気配が終わったことを示唆する水準が今のところは存在しない。私たちは現在、12,160ポイントからDAXのギャップを埋める可能性があると見ている。12,320から12,405ポイントの水準の間で上げ相場によって回復した場合、それはまた、強気の結果になるだろう。そのため、現状では、強気の傾向は弱まったが、強気傾向は終っていない。短期的な強気相場は、買い手が過剰買いの水準から解き放たれ、再び買い直しを行うことが予想される。(出典:FXStreet

エムトレの視点

ドラギ総裁は、テーパリングについて言及はなかったものの、米国大統領への不信感が台頭してきたため、USDが売られ相対的にEURは高止まりしている。ドイツについては依然として好調なためDAXは持ち直すことが予想されるものの、米国への不信感から世界的に相場への不安感が台頭した場合、業績とは別に指数が売られる可能性も否定できない。

<元彌>