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【CNBC】トランプ大統領、米連邦準備制度理事会(FRB)の理事に、Randal K.Quarles氏とMarvin Goodfriend氏の2人を選出


トランプ政権は、米連邦準備制度理事会(FRB)の3つ理事の空席のポストに、少なくとも2人の候補者を選出した。選出されたのは、ジョージ・W・ブッシュ政権の時に、財務省の役人であったRandal K. Quarles氏と、元政府の役人で、現在、カーネギーメロン大学の経済学部の教授であるMarvin Goodfriend氏の二人。 3人目の候補者の名前は確認できなかった。

Randal K. Quarle
写真出典:cynosureinvestments.com

Marvin Goodfriend
写真出典:tepper.cmu.edu

Quarles氏とGoodfriend氏を選ぶ際、トランプ大統領はFRBの議長であるジャネット・エルェレン(Janet L. Yellen)に対して、控えめで保守的な人物を選んでいる。二人とも、2008年の金融危機以降、経済成長を回復させるためのFRBの積極的な取り組みについて、自分たちの見解を留保していた。Quarles氏はまた、金融規制を緩和する取り組みのなかで、指導的存在になるだろう。さらに、彼はFRBの副議長に任命され、連邦準備制度の規制責任を監督する立場になるだろう。

政府がいつ候補者の氏名を発表するかは定かではないが、秘密の会話をするのに匿名を要求する人々によると、氏名の発表があるまでは、トランプ大統領が候補者探しの再開を下す可能性は残っている。Quarles氏とGoodfriend氏にコメントを求めたが、返事はなかった。ホワイトハウスの女性広報担当者であるLindsay Walters氏は、「現時点で発表はない」と述べた。

Quarles氏(59歳)は、ソルトレイクシティに本拠があるプライベート・エクイティ企業のCynosure Groupの最高経営責任者である。彼の妻の偉大な叔父はMarriner Eccles氏で、1934年から1948年までFRBの議長を務めた。ワシントンのナショナル・モールにあるFRBの大理石の本部ビルと同名異人である。Quarles氏はナショナル・モールで事務所を構えていたことがある。

Quarles氏は、2002年にブッシュ政権に加入する前は、金融業界の企業弁護士を務めていた。ブッシュ政権では、最初は国際事務次官補、その後は国内金融担当の秘書官。 2006年に行政から離れた後は、彼はCarlyle Groupのパートナーになり、2014年にCynosureに。

FRBでは、Quarles氏は、2008年の危機後の金融規制の強化を主導したDaniel Tarullo氏の代わりを務めることになるだろう。Tarullo氏は、公式には、副議長に任命されたことはない。Quarles氏は、規制が過度に制限され、経済成長が制限されているという業界の懸念に対して、Tarullo氏よりもはるかに同情的だと考えられている。

2015年のブルームバーグテレビとのインタビューで、彼は金融危機後のいくつかの規制の変更は「うまく設計されておらず、金融規制上の理由ではなく政治的な目的が含まれている」と述べた。 ウォールストリートジャーナルの2016年の意見記事で、Quarles氏は、巨大銀行の規模に焦点を当てるのは間違っていると主張した。

Quarles氏のFRBでの任務のひとつは、大手銀行の「ストレステスト」を監督し、危機を乗り切ることができるようにすることである。

しかし、彼の影響力は少なくとも短期間のうちに制約を受けるだろう。なぜなら、Yellen議長が規制については重要な役割を果たしているからだ。Yellen議長の任期は、2018年2月に終わり、次の連邦準備制度の人事決定については、トランプ大統領とぶつかっている。

一方、66歳のGoodfriend氏は、金融政策を研究する保守的な経済学者のなかで、もっとも優れた人物である。彼はリッチモンド連邦準備銀行でエコノミストとして20年以上働いていた。当時の半数以上は、FRBの政策委員会の委員であった同連銀の総裁の金融政策主任アドバイザーを務めた。

彼は2005年に銀行を退職し、カーネギーメロン大学の教授に就任した。Quarles氏とGoodfriend氏は、FRBが政策立案のためには、より型通りの手法を取るべきだという考えを支持した。下院の共和党員は、FRBが金融政策における人間の判断の役割を制限する政策ルール(金利水準を決定する数学的アプローチ)を明確にするよう法案を提案した。

Quarles氏は、「FRBのような活動に透明性を持たせるためには、自分がやっていることをより多くのルールに基づいたものにする必要がある」と2015年のブルームバーグテレビに語った。彼は、FRBが取り入れている手法を「鉄道を走らせるクレイジーな方法」と表現した。

Goodfriend氏は、3月に下院金融サービス委員会で、この手法を支持した。彼は、このようなルールの採択は、金融政策の規律を改善し、インフレを抑制するために必要であると述べた。

Goodfriend氏はまた、金融危機後のFRBの資産購入に対しても批判的である。FRBはすでに、4兆ドル以上の国債と住宅ローン債権を蓄えている。Goodfriend氏は、FRBはこれ以上、住宅ローン債券を購入すべきではないと言っている。なぜなら、そうすることは、ある特定の部門の経済成長だけを促進することになるからだ。その種の判断は、財政政策を決定する人たちに残しておくべきものであると。

FRBは、近年、7人の理事というフルメンバーでないかたちで運営している。理事会は規制政策を監督し、理事は、金融政策を策定するFOMCの12人の永続的な投票権を有している。法律によって、FRBには、少なくとも1人の地方銀行の勤務経験者が含まれていなければならず、この事実を知っている2人の理事が、地方銀行の勤務経験を持つ多数の候補者にインタビューをしたそうである。しかし、まだ、理事候補が決定したという情報はない。

出典 CNBC

 

<辻 秀雄>

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