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口座開設キャッシュバックからトレードコンテストまで、投資家勧誘のためのボーナスをほぼ禁止へ

キプロス証券取引委員会(CySEC)、ブローカーの「ボーナス」を制限

キプロス証券取引委員会(CySEC)は3月16日、昨年11月30日に事前通告していた新規勧誘のためのボーナス禁止とその項目を正式に発表した。同委員会は昨年11月にFX、CFDのレバレッジ規制(1:50)を発表したが、その際、2か月間の猶予期間をもって、1月30日以降に、「ボーナス」についても禁止すると発表していた。

公表された「ボーナス」

1.口座開設・預託・追加預託・再預託へのボーナス;一定期間その金額を維持して、一定以上の売買をすれば、顧客に対してキャッシュバックすること。
2.取引高へのボーナス;一定期間内、預託金を引き出さずに取引し、それが一定の取引高に達した時にキャッシュバックすること。
3.友人紹介へのボーナス;友人を紹介した際、最初の預託金額の何%かを紹介者に戻すボーナス。
4.承認・ウェブセミナーへのボーナス;顧客が自分の個人情報(電話番号や各種書類)あるいは、会社提供のウェブセミナーへの参加等を承認した際に、相当額を提供するボーナス。
5.ギフト:顧客が口座開設し、一定期間内に取引をした際等にギフトとして提供するボーナス。
6.トーナメント、コンテスト:コンテストなどで、最初に目標金額に達した参加者や、成績の良い参加者たちに、ギフトや賞金を提供するボーナス。
7.トライアル:一定期間、無料・リスク無しと称して、仮に一定以上の損質が出た場合には、その損失分をキャッシュバックする等のボーナス。(トライアル参加者には一定期間、引出が出来ない等の条件を付けることもあるので、それも禁止)
8.キャッシュバック:顧客が期間内に、一定の売買高に達した場合に提供するボーナス。
9.金利:顧客の預託金額に金利をつけ、それをキャッシュバック(年1回が多い)するボーナス。

これらのボーナスは、主としてインターネット上での新規顧客開拓、あるいはここの顧客の取引増進のために、多くのFXブローカーたちが提供しているもので、CySECでは、こうしたボーナスは、取引それ自体とは関係ないケースが多いと指摘。特に、売買高に応じたボーナスは、顧客を過度な取引に誘導する恐れもあるとして、こうしたボーナスを提供するよりも、顧客にとっては、スプレッドをより狭くする方が良いとしている。

キプロスのブローカーの多くはこれまで、上記のような「ボーナス」に依存した営業活動を展開しており、今後、CySECの指導が功を奏すかどうかは、同委員会の今後、違反者に対してどのような処分をするかにかかっていると見られている。こうした広告規制はいずれにせよ、今後、キプロスのFX業界を劇的に変えるものになるのは間違いない。

<益永 研>

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