エムトレ仮想通貨・株式・FX・オプションの最新業界情報メディア

広告掲載ご希望の方はコチラ

オプション取引とは?

オプション取引とは、

1. 将来の予め定められた期日に
2. 特定の商品(原資産)を
3. 現時点で取り決めた価格で売買する「権利」

の取引。

先物取引との違い

オプション取引の定義から先物取引のような印象を持つ方も多いと思われるが、オプション取引が先物取引と異なる点は、先物取引が、売買の契約なのに対しオプション取引は権利の取引であることだ。

オプション取引の種類について

オプション取引は以下の2つの種類がある。

コール・オプション = 買うことができる権利
プット・オプション = 売ることができる権利

それぞれのオプションについて売り手と買い手がいるため、オプションの売買は4つのパターンに分けられる。

1. コール買い
2. コール売り
3. プット買い
4. プット売り

ここで注意すべきは、コールでもプットでも買い手は権利を行使するか否かを選択できるが、売り手は買い手の意思決定に従わなければならないこと。オプションの買い手から代金(プレミアム)を受け取れる反面、思惑が外れた場合は買い手の権利行使によって無限大に損失が拡大する可能性がある。

なお、買い手は思惑が外れた場合、権利を放棄することで損失はオプション代金に限定される。

オプション取引の利用法

単純取引

相場の動きを予想して売買し、予想どおりの方向に変動した場合に反対売買を行って利益を確定するという最も基本的な手法。
単純取引を行う投資家はリスクヘッジを行う投資家のリスクの移転先となりうる。

リスクヘッジ

保有している金融資産の価格変動により被る損失を回避することを目的に利用するオプション取引。
先行き株式相場が下落することを想定した場合、オプション取引においてプットを購入すると、株式相場が下落し保有している金融資産に損失が発生しても、それはオプションのプットから得られる利益で相殺される。
反対に、先行き株式相場が上昇することを予想した場合には、オプション取引のコールを購入することにより株式相場が上昇することでコールから得た利益を株式取得の購入資金にでき、上昇前の株式を購入しなかった機会損失をカバーすることとなる。

運用資金の効率化

オプションの売り方は、プレミアム収入を得ることで運用利回りを向上させる。
原資産の価格が思惑を外れたものとなれば損失が拡大する場合がある反面、相場がこう着状態になると予想する場合にもオプションの売り方となり、原資産の価格変動よりもプレミアム収入が上回ることで利益を狙うことができる。

プレミアムの価格は変動する

オプションのプレミアムは基本的に日経平均株価と権利行使価格の関係により価格が変動する。
日経平均株価が20,000円のときに日経平均株価を19,000円で買える権利と21,000円で買える権利の場合、19,000円で買える権利は市場よりも1,000円安く買えるため理論上少なくとも1,000円の価値がある。一方21,000円で買える権利は市場よりも高く買わなければならない権利として理論上価格はほぼゼロとなる。

プレミアムの価値とは

しかし実際には市場より高く買う権利にも値段はつく。
オプションのプレミアムは

1. 本質的価値…オプションがその時点で実際に持っている価値
2. 時間的価値…将来の株価変動に対する期待を加味した価値

「日経平均株価が20,000円のときに日経平均株価を19,000円で買える権利」この権利が持つ1,000円の価値を本質的価値と呼び、もし、実際のプレミアムが1,200円だとすると、200円の部分が時間的価値となる。

時間的価値を決める要因

時間的価値は残存日数とボラティリティ(※)によって決定される。

1. 残存日数

一般に残存日数が短い銘柄よりも、長い銘柄の方が価格変動のチャンスが多いため残存日数が長い方が時間的価値が高い。

2. ボラティリティ

利益が出る価格まで上昇あるいは下落を狙う場合、よりボラティリティの高い銘柄の方が期待が高いため時間的価値が高い。

※ボラティリティ
原資産の価格変動率。年率で表示される。

2タイプのオプション取引

1. アメリカンタイプ…満期までの間でいつでも権利行使ができる
2. ヨーロピアンタイプ…満期を迎えない限り権利行使ができない

なお、大阪取引所の株価指数オプション取引はヨーロピアンタイプを採用している。
権利行使は各限月取引の取引最終日の翌日のみ可能。

買い手の自動権利行使とは

満期の時点で買い手にとって、原資産価格と権利行使価格の差額がプラスになる(本質的価値がある)場合、自動的に買い手が権利の行使をしたものとみなされ、これを自動権利行使と言う。
ただし、手数料や税金等により、権利行使しないほうが有利となる場合には申告することで権利放棄が可能。
また、本質的価値がない場合は、自動的に権利放棄となり、権利行使の申告はできない。

オプション取引の流れ

『契約』

オプションの買い手は、権利の取得と引き換えにプレミアム(オプションの代金)を売り手に支払います。

『期間中』転売・買い戻し可

反対売買により、差金決済が可能です。
期間中は決済した時点で損益が発生します。
転売・買い戻しは満期日の前日までいつでも行えます

『満期日』最終決済

満期日まで決済を行わなければ、その翌日に指数構成銘柄の始値に基づいて算出された特別の指数(SQ値)と権利行使価格との差金決済になります。
満期日は反対売買ができません。

『権利行使』
『権利放棄』

オプション取引の損益計算

損益計算に当たっては、取引最終日到来前に当初の取引と反対売買をして決済する場合と、取引最終日までに反対売買で決済しないSQ値による決済をする場合の2種類がある。日経225オプションを例に、実際に計算を示す。(手数料は考慮外とする)

1. 反対売買による決済

当初買い建てた投資家は売り、売り建てた投資家は買いと、行った取引とは反対の取引を行うことで取引最終日までに決済してしまう方法。

買建ての場合

日経225オプションを100円のプレミアムで1枚買い。その後130円に値上がりしたので売却した。

計算式:(売却した値段 − 買った値段) × 取引単位 × 数量 = 損益
(130円 − 100円) × 1,000 × 1枚 = 30,000円(利益)

売建ての場合

日経225オプションを100円のプレミアムで1枚売り。その後130円に値上がりしたので買い戻した。

計算式:(売却した値段 − 買い戻した値段) × 取引単位 × 数量 = 損益
(100円 − 130円) × 1,000 × 1枚 = 30,000円(損失)

2. SQ値による決済

取引最終日までに反対売買で決済しなかった場合、各限月の第2金曜日(満期日)に利益が出ている状態となると、買い手は権利行使価格とSQ値との差額を受け取る。
SQ値による決済の場合は、買い手が権利行使をした場合と権利放棄をした場合に分かれる。

買い手が権利行使をした場合

コールオプション

銘柄:日経225オプション
権利行使価格:20,000円
プレミアム:200円
枚数:1
SQ値:20,500円
SQ日まで保有

買い手

(SQ値 − 権利行使価格) × 取引単位 × 数量 − 支払いプレミアム = 損益
20,500円−20,000円×1,000×1枚−200円×1,000×1枚=300,000円(利益)

売り手

(権利行使価格 − SQ値) × 取引単位 × 数量 + 受取プレミアム = 損益
20,000円−20,500円×1,000×1枚+200円×1,000×1枚=300,000円(損失)

プットオプション

銘柄:日経225オプション
権利行使価格:20,000円
プレミアム:300円
枚数:1
SQ値:19,500円
SQ日まで保有

買い手

(権利行使価格 − SQ値) × 取引単位 × 数量 − 支払いプレミアム = 損益
20,000円−19,500円×1,000×1枚−300円×1,000×1枚=200,000円(利益)

売り手

(SQ値 − 権利行使価格) × 取引単位 × 数量 + 受取プレミアム = 損益
19,500円−20,000円×1,000×1枚+300円×1,000×1枚=200,000円(損失)

買い手が権利放棄した場合

取引最終日までに反対売買で決済しなかった場合、各限月の第2金曜日(満期日)に損失が出ている状態になると、買い手は権利放棄をすることができる。この場合は、オプション代金(支払いプレミアム)が損失となる。

コールオプション

銘柄:日経225オプション
権利行使価格:20,000円
プレミアム:200円
枚数:1
SQ値:19,500円
SQ日まで保有

買い手

(SQ値 − 権利行使価格) × 取引単位 × 数量 = 損益
19,500円−20,000円×1,000×1枚=500,000円(損失となるため権利放棄)
支払いプレミアム=200,000円

権利行使しても利益にならないため権利放棄をすることで、損失は支払いプレミアム分の200,000円(200円×1,000)となる。

売り手

買い手が権利放棄をするため受取りプレミアム分の200,000円(200円×1,000)が利益となる。

プットオプション

銘柄:日経225オプション
権利行使価格:20,000円
プレミアム:300円
枚数:1
SQ値:20,500円
SQ日まで保有

買い手

(権利行使価格 − SQ値) × 取引単位 × 数量 = 損益
20,000円−20,500円×1,000×1枚 = 500,000円(損失となるため権利放棄)
支払いプレミアム=300,000円

権利行使しても利益にならないため権利放棄をすることで、損失は支払いプレミアム分の300,000円(300円×1,000)となる。

売り手

買い手が権利放棄をするため受取りプレミアム分の300,000円(300円×1,000)が利益となる。

まとめ

オプション取引は、大きく分けて次の4つのパターンがある。
相場見通しに併せて利用することで、リスクヘッジや運用資金の効率化に役立つ可能性がある。

コール買い

相場が先行き上昇すると予想する場合に使う。
相場が下落した場合の損失は支払いプレミアムに限定される一方で、相場が上昇するほど、利益も増大する。

プット買い

相場が先行き下落すると予想する場合に使う。
相場が上昇した場合の損失は支払いプレミアムに限定される一方で、相場が下落するほど、利益も増大する。

コール売り

相場が先行き上昇する可能性が低いと予想する場合に使う。
相場が下落した場合の利益は受取りプレミアムに限定される一方で、相場が上昇するほど、損失も拡大する。

プット売り

相場が先行き下落する可能性が低いと予想する場合に使う。
相場が上昇した場合の利益は受取りプレミアムに限定される一方で、相場が下落するほど、損失も拡大する。

この記事に関連するキーワード

関連する記事

人気ランキング

  • 人気おすすめキーワード

  • エムトレ無料メルマガ会員募集中!
    エムトレ無料メルマガ会員募集中!

    仮想通貨情報続々配信中!
    メルマガでしか読めない限定情報も!

    無料メルマガ登録はコチラ