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日経平均は約21年ぶりに21000円を回復

 日経平均は9営業日続伸。48.78円高の21003.50円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えた。1996年12月以来、20年10カ月ぶりに21000円を回復した。12日の米国市場の下げや、短期的な過熱感もあり、小幅に続伸で始まった日経平均は寄付き直後に下げに転じる場面もみられた。しかし、世界的な景気拡大を背景に、相対的に出遅れている日本株を見直す流れから下値は堅く、再びプラス圏を回復すると、前場半ばには節目の21000円を回復している。

 指数インパクトの大きいところでは、決算が評価されたファーストリテ<9983>が買い気配スタートとなり、1社で日経平均を45円押し上げている。その他、ソフトバンクG<9984>、花王<4452>、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>が堅調。セクターでは空運、その他金融、小売、ゴム製品、食料品が堅調。半面、鉱業、銀行、サービス、鉄鋼が冴えない。

 日経平均は約21年ぶりに21000円を回復した。国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長見通しを上方修正するなど世界的な景気拡大を背景に、相対的に出遅れている日本株を見直す流れが続いている。また、衆院選では「最も可能性が高い結果」として、連立与党による議席過半数維持を市場が期待しているとみられるなか、各メディアの調査結果は「アベノミクス加速」への思惑から、先高期待が高まりやすい。

 節目到達で達成感が意識されたとしても、日本株の相対的な出遅れと、アベノミクス加速を手がかりに押し目買い意欲は強く、一段高への期待が大きいだろう。
(村瀬智一)

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