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10日の香港市場概況:ハンセン1.1%安と続落、金融セクターは軒並み安

10日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比313.09ポイント(1.13%)安の27444.00ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が180.40ポイント(1.65%)安の10782.20ポイントとそろって続落した。売買代金は1219億9900万香港ドルに拡大し、今年最高を記録している(9日の売買代金は964億2000万香港ドル)。

香港金融管理局(HKMA)の引き締めスタンスを警戒。HKMAは9日、400億香港ドル(約5630億円)規模の「為替基金証券」を発行し、市場から資金を吸収している。米国との金利差拡大を受け、為替マーケットでは年初から香港ドル安が進行。今週は許容変動幅の上限近くに達していた。過剰な流動性の吸収などを受け、10日の香港銀行間取引金利(HIBOR)は、翌日物、1カ月物、3カ月物がそろって上昇している。北朝鮮リスクもくすぶる状況。「北朝鮮軍部はグアム周辺に中距離弾道ミサイルを発射することを検討中」と北朝鮮メディアが報道した。米メディアは、「グアム基地配備のB1爆撃機は、北朝鮮のミサイル基地を精密爆撃する準備を整えた」と伝えている。また、今月8日には米爆撃機が2機、朝鮮半島を飛行していたことも判明した。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産の九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス:4/HK)が7.0%安と下げが目立つ。前日は決算内容を好感し、13.9%高と急伸していた。香港交易所(香港証券取引所:388/HK)は4.3%安と続落。前日発表の中間業績は2割増益だったが、「現在の株価は割高」と大手ブローカーが指摘している。

H株金融セクターは全面安。新華人寿保険(1336/HK)が2.9%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が2.7%、中国人民財産保険(2328/HK)が2.6%、招商銀行(3968/HK)が2.8%、中国工商銀行(1398/HK)が2.7%ずつ下落した。

非鉄やセメント、鉄鋼などの素材セクターも急落。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.2%安、江西銅業(358/HK)が3.7%安、北京金隅(BBMG:2009/HK)が3.9%安、中国中材(1893/HK)が2.1%安、鞍鋼(347/HK)が3.8%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.7%安と値を下げた。

一方、通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)は後場から上昇し、2.8%高と値を上げた(前引けは0.5%安)。昼に発表した中間業績が予想を上回ったことに加え、上場20周年の記念配当実施が好感されている。

本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3261.75ポイントで取引を終えた。素材株が下げを主導。金融株や不動産株も安い。半面、空運株はしっかり。軍需関連株も物色された。

【亜州IR】