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前場に注目すべき3つのポイント~参加者限られるが、売り一巡後の底堅さを見極め

14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:参加者限られるが、売り一巡後の底堅さを見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
■前場の注目材料:日本精工、仏TGVの軸受け受注、欧州事業拡大に弾み


■参加者限られるが、売り一巡後の底堅さを見極め

今週も引き続き、北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒がくすぶることになり、これが上値の重石になろう。また、海外勢は9月のレイバーデーまでは夏季休暇となるため、商いは膨らみづらい。米議会も夏休みとなることで、オバマケア改廃案や税制改革、雇用創出につながるインフラ投資計画などの進展はないため、手掛かり材料に欠ける。米国では、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表が予定されているが、北朝鮮情勢が落ち着きを見せない中では、利益確定の流れが優勢になりやすいとみられる。

とはいえ、決算発表がピークを通過するなか、個人主体の売買は活発化しやすい。お盆休みとなるため、短期筋の資金流入などが株価の変動要因として意識されやすいだろう。

マザーズ指数は先週、支持線として意識されていた75日線をあっさり割り込み、需給状況が悪化している。ただ、大幅な下げによって一気に需給整理が進捗している可能性があるほか、地政学リスクが高まるなか、外部環境に左右され難い銘柄を選択する中で、新興市場の中小型株には押し目狙いの流れが強まりやすいだろう。

そのほか、日経平均の価格帯別出来高では、商いの積み上がっていた20000-20200円のレンジを下放れる格好となり、今後は20000円接近での戻り待ちの売り圧力が警戒されやすい。一方で下値は、19000-19500円処で積み上がりがみられており、週初はこの水準を試す展開になる。売り一巡後に19500円近辺での底堅さがみられてくるようだと、選別物色ながらも押し目を拾う流れが意識されてくるとみておきたい。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1750万株、買い1810万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。

08月04日(金):60万株の買い越し
08月07日(月):130万株の買い越し
08月08日(火):10万株の売り越し
08月09日(水):870万株の買い越し
08月10日(木):50万株の売り越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(21858.32、+14.31)
・ナスダックは上昇(6256.56、+39.68)
・半導体SOX指数は上昇
・NY原油は上昇(48.82、+0.23)
・好業績銘柄への物色意欲強い
・相対的な日本株の出遅れ感

・ヤフー<4689>、混雑をAIで予測、東工大と、イベントで活用も
・日本精工<6471>、仏TGVの軸受け受注、欧州事業拡大に弾み
・スズキ<7269>、中国に小型SUV、今月末から輸出
・NTTドコモ<9437>、買い物代金、携帯料金に合算、「QR決済」導入
・伊藤忠<8001>、関電、米でガス火力発電、原発1基並み能力
・ベネフィット・ワン<2412>、子供向け職業体験、ホテルと提携


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・11:00  中・小売売上高(7月)  10.8%  11.0%
・11:00  中・固定資産投資(7月)  8.6%  8.6%
・11:00  中・鉱工業生産指数(7月)  7.1%  7.6%