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FXトレーダー/FXブロガー 情報

本名/ハンドルネーム Haru
年代 1980年代
星座 しし座
血液型 A型
趣味 海外旅行/読書
投資経験 FX10年以上
株式5年以下
投資信託10年以上
外国債券5年以下
商品先物5年以下
バイナリーオプション5年以下
好きなFX通貨ペア
(最大3つ)
GBP/USD
EUR/USD
USD/JPY
好きなテクニカル指標
(最大3つ)
移動平均線
CCI(Commodity Channel Index)
MFI(Money Flow Index)
利用FX会社
(最大5つ)
アヴァトレード・ジャパン株式会社
株式会社FXトレード・フィナンシャル

FXトレーダー/FXブロガー 運営サイト情報

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サイトURL http://www.fx.klhappiness.org/
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人工知能を組み込んだEA開発は端緒についたばかり。裁量トレード派も一度はシストレに挑戦を今後は自動売買がFXトレードの主役に?

伊吹宗治(いぶき・むねはる)
講師名はHalu。大阪市立大学大学院理学研究科理論物理学科卒業後、2006年、独立行政法人理化学研究所のベンチャー(プレス成形シュミレーションソフト開発)で働きながらFXを始める。当初は裁量やエクセルでFXを研究を実施。2013年、国内シストレ最大手証券会社に出品(研究結果の作品の一部)。投資助言の資格が必要なため、テラス、FX-ONを通して出品。2014年、国内シストレ最大手証券会社主催「シストレアワード2014」にて全世界4位/全世界1万以上の自動売買プログラムの中入賞(http://www.invast.jp/st24awards_2014/)。

2015年1月、超富裕層向け限定自動売買ロボット開発開始。2015年、国内シストレ最大手証券会社のシストレ・ランキングにて 稼働以来の実現損益が日本国内No.1を達成。日本人初、2年連続「シストレアワード2015」。全世界8位/全世界1万以上の自動売買プログラムの中入賞(http://www.invast.jp/st24awards_2015/)。2016年、海外FX業者FXProが提供しているプラットフォーム『SuperTrader』にて日本人初で自動売買プログラムが認められ、稼働開始。2016年9月、日経新聞のアルゴリズム取引特集に記事が掲載される。「追跡・アルゴリズム ミセスワタナベも熱視線」 。2016年9月、次世代型人工知能自動売買ロボット開発クラウドファンディング・プロジェクト開始。

伊吹宗治の『勝組の秘訣』を一挙大公開!?

人工知能自動売買プログラムの開発に取り組む

エムトレ まず、伊吹さんのプロフィールを教えていただけないでしょうか。

伊吹(Halu) 私は奈良県出身で、大学院を卒業後、就職した会社が理化学研究所のベンチャー企業(研究所)です。その研究所の同僚にFXの存在を教えてもらって、FXを始めるようになりました。

私も理系出身なので、テクニカル分析にのめり込んで、自分でテクカル分析をつくったり、考えてみたりしていました。その後、MT4の存在を知り、MT4で自動売買プログラム(EA)をつくり始めました。徐々に良いものがつくれるようになりFX-ONさんなどのサイトで販売できるようになりました。

さらに、つくったEAをテラスさんを通じてインヴァスト証券さんに提供したところ、運良くトレンドに乗り、良い成績が出せました。そこから縁があって、いろいろなところでセミナーを行ったり、FX会社の口座開設のプレゼント用のEAをつくったり、(超)富裕層向け限定の自動売買プログラム(人工知能自動売買プログラム)を作成販売したりして、徐々に活動範囲が広がって、今に至っています。

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加重移動平均線でトレンドの方向をつかむ

エムトレ テクニカル分析にのめり込まれたそうなのですが、FXの初心者や中級者にたくさんあるテクニカル分析のなかから、どれをお勧めしますか? 2つか3つ、重点的にやってみたほうがいいと思いますが、もし挙げるとすれば、どのテクカル分析がいいでしょうか?

伊吹(Halu) 私自身が好きなトレードスタイルは、トレンドフォローです。移動平均線を使いますが、主に使うのは加重移動平均線です。加重移動平均線でトレンドの方向を確認して、RSIなどで、短い時間軸の逆張り(押し目買い、戻り売り)を確認してエントリーするトレードスタイルが好きです。長期のトレンドを確認できるテクニカル分析と、押し目買いや戻り売りができるようなインディケータを好んでよく使います。

自動売買のEAを選ぶコツとは?

エムトレ 裁量トレードと自動売買では、どちらの取引が多いですか?

伊吹(Halu) ほぼ100%、自動売買です。

エムトレ そうですよね。自動売買を始めるためには、どのようにして始めればいいでしょうか? 自分の確立したトレードスタイルをプログラミングしてEAをつくるやり方と、もうひとつは、EAを購入するか、ダウンロードして使うというやり方があると思いますが、他人がつくったEAを選ぶ場合のコツは何でしょうか?

伊吹(Halu) 難しい質問ですね。もし私だったら、ロジックをできるだけ教えてくれる開発者がつくったEAを買う、または、自分が考えたものをプログラム化してもらったEAを使用すると思います。

ポイントはロジックがわかっていること、理解できていることです。ロジックがわかっているので、そのEAを最適化して、運用を開始し、その後、たとえ、ドローダウンが続いたとしても、ロジックの性質や不調の原因(ドローダウンの原因)がわかっているので、そんなに不安にはならないと思います。

ところが、他人がつくったものだとロジックがわからないので、ドローダウンが続いたりすると、このロジックが合わないのではないか、このEAは今の相場に通用しないのではないかといった判断が、なかなか難しい。

ロジックがわかっていれば、トレードの状況、相場の状況によって判断がつけやすいので、たとえ、負けが込んでいても、心理的に追い詰められることはないのではないでしょうか。

エムトレ ロジックを開示してしまうと盗まれるからと、ロジックを開示したくないと警戒するEA開発者もおられます。

伊吹(Halu) その気持ちはわかります。

エムトレ 悪くないけど、心理的な不安を考えたら、他人がつくったEAはあまりお勧めできないということでしょうか?

伊吹(Halu) いろいろなサイトでEAが溢れていますから、そのサイトにあるEAの開発者にロジックを聞けば、ロジックを教えてくれるプログラマーもおられると思います。昔に比べると、パラメータをすべて公開しているEAも多くなってきました。全部が全部教えてくれるわけではありませんが、ある程度はロジックを教えてくれる時代になってきたのかなと思います。EAも供給過多ですから。

エムトレ なるほど。確かにそうです。

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伊吹(Halu) EAを購入してもらうためには、ある程度の情報は提供しなければならないというインセンティブが働くので、ロジックを教えてもらう可能性は高いと思います。とは、いえ、やはり、トレードに一番大切なのは、トレードロジックなのです。

現在のEAは1万円から3万円の超低価格です。日本有数ランクのレベルのベテランのEAクリエイターにとっては、安すぎる価格なので、FX-ONなどのサイトでは販売しなくなってきています。

低価格すぎることに加えて、ソースコードが盗まれる危険性があるからです。したがって、本当にちゃんとしたものを購入して使いたい場合は、多少高価でも、対価を払って貴重なアイデアを購入して、自分で最適化出来るように訓練して、使いこなせるようになるというのが良いと思います。

自動売買はスプレッドが安定した会社で取引

エムトレ 伊吹さん自身今、口座を開設しているFX会社は何社かあるのですか、それとも1社ですか?

伊吹(Halu) 自動売買に適しているFX会社で口座を開設しています。さらに、「myfxbook」というサイトで、FX各社のスプレッドが公開されていますが、スプレッドが狭いと言っているFX会社でも、例えば、1週間に頻繁にスプレッドが大きく広がっていることもあるので、スキャルピングやデイトレに近いトレードをするEAだと厳しいと思います。

というのは、MT4はスプレッド固定で最適化の作業をしなければなりません。しかも、過去のアメリカの雇用統計や大きなイベントの時のトレードは除いて欲しいと思っても、除くことができません。そのような最適化作業はできません。過去の時系列データを全部含んでの最適化しかできません。

したがってMT4の最適化作業で算出されたパラメータは固定スプレッドを想定したパラメータが算出されるわけです。そのため、スプレッドが出来る限り安定した会社でトレードをしないといい成績が残せません。
表向きはスプレッドが原則固定と言ってはいても、実際は、スプレッドに頻繁に波があるFX会社でEAを動かした場合、最適化作業で算出したパラメータでは、適応が難しく、最適化作業で想定していた成績との乖離が大きくなる可能性が高くなると思います。

エムトレ 国内の会社ですか?

伊吹(Halu) 国外の会社では、今のところ取引をしていません。

エムトレ ちなみに、どちらの会社ですか?

伊吹(Halu) アヴァトレード・ジャパンゲインキャピタル・ジャパンです。

エムトレ 自動売買だからということですか?

伊吹(Halu) そうです。

エムトレ 自動売買も使うところは限られてきますからね。

伊吹(Halu) MT4を提供している会社が多くないので、そこが難しいところです。しかし、最近、MT4も裁量トレーダーの方が注文しやすいように、たとえば、ワンクリックで注文ができるとか、いろいろなサービスを展開していますので、徐々にMT4が受け入れられてきて欲しいと思っています。

インターネット検索でEAを知る

エムトレ ところで、伊吹さんとEAの出合いはどのようにして始まったのですか?

伊吹(Halu) 最初の会社に就職したときに、同僚の方からFXを紹介してもらい、半年ぐらいは裁量でトレードをしていました。たまたま、インターネットで検索をしていた時に、MT4(EA)があることを知りました。

エムトレ プログラミングは得意だったのですか?

伊吹(Halu) いいえ、一般のプログラマーやシステムエンジニアほど、プログラムは得意ではありません。幸いなことに、MQL4言語がC言語に近いので、C言語に近いFORTRAN(フォートラン)という学術系のプログラム言語がありますが、それを勉強したことがありました。ですのでMQL4ならわかりそうと自分で少しずつ、プログラミングをやり始めたわけです。

エムトレ 最初は当然、試行錯誤をしながらですよね。

伊吹(Halu) そうですね。

トレードのプログラム化には2つのステップが

エムトレ 私自身もプログラミングは得意ではありませんが、こういうのがあったらいいのにとか、こういうふうに書ければいいのに、と思っても、なかなかそれをプログラムに起こせないじゃないですか。

伊吹(Halu) おっしゃる通りですね。

エムトレ 裁量トレードでうまくいってるやり方を書こうとか、自分の欠点を補って自動的に取引をしてくれるようなプログラムを書こうといざ思っても、文字を見て「あ~」と溜息をついてしまうことがしばしばです。

伊吹(Halu) そうですね。

エムトレ それでなかなか前に進まないと思っているんですが。

伊吹(Halu) それもすごくよくわかります。2ステップのハードルがあるような気がします。

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ステップ1

裁量トレードは漠然としたところがあるので、それをプログラムにはっきり起こせるような条件化(数式化)が必要な点ですね。

ステップ2

実際にそれをプログラムにすることですね。ですので、まずは、ステップ1の自分のトレードが条件化(数式化)出来るのか? を書き下してみるのが良いと思います。そのうえで、プログラマーさんに外注するというのが良いと思います。

私の場合は、HanoiにあるMiyatsu Vietnam CO., LTD.というMT4を専門に取り扱っている企業があるので、そこに作成を依頼しています。多少お金はかかりますが、自分のアイデアもソースコードも外部に漏れることがないので、安心して依頼できます。

もし、絶対に自分のアイデアを外部に漏らしたくないという人は、投資クラウドソーシングのような安価に作成できるところではなく、そのようなきちっとした企業に外注するのが良いと思います。安価ということは、それだけ漏れるリスクも存在しますし、対応も丁寧ではない可能性、誠実でない可能性も存在します。

トレードの手法の癖を学習して、
プログラムにまとめるソフト開発

エムトレ 逆に、その人のトレードの手法の癖を学習して、プログラムにまとめるものはあるのでしょうか。

伊吹(Halu) それが私の友人である横川毅さんの企業(AlpacaDB, Inc. )が開発・提供しているAlpacaAlgoというソフトです。そのソフトではチャートが表示されて、テクニカル分析が選べて、選んだテクニカル分析がチャート上に表示されて、自分が思い描いているエントリーポイント領域の面積を囲みます。

領域を4箇所ほど選択して(選択領域は、たくさんあればあるほど良いのですが)、その後、アルゴリズムのビルドというボタンを押すと、ディープラーニングがアルゴリズムを推測してくれます。

エムトレ それは、トレードをしていくうちに変化をしていくのですか?

伊吹(Halu) 残念ながら、現在のところは、変化はしません。時間が経過して、時系列データ(ヒストリカルデータ)が溜まり、その新しいヒストリカルデータのなかで、再度、領域を選択して、もう一度アルゴリズムのビルドを押さないと、学習は実施されません。

人工知能というと、すべての人工知能が常に自ら進んで自分で学習するというイメージがありますが、それは違います。

思い通りのトレードをしてくれる
EAが開発できないか

エムトレ 1年か2年の自分のヒストリカルデータから、トレードの癖みたいなものを抜き出してくれるといいですね。

伊吹(Halu) そうです。自分が想像している、想定しているアルゴリズムを囲んだ領域から構築してくれるということです。ただし、それが本当に自分の思い描いているアルゴリズムになっているかどうか? というのは構築後にチェックしてみないとわからないと思います。

エムトレ 人は何を見てトレードしているかわかりませんが、自分のトレードの癖を勝手に組み入れて、自分の思い通りにトレードしてくれるEAができると、馬鹿売れするでしょうね。

伊吹(Halu) そうですね。AlpacaDB, Inc.さんが目指しているのは、裁量トレードの方でも自動売買を気軽に出来るという世界です。過去の自分が取引したデータを読み込んで、アルゴリズムを推測&構築する機能が将来的には入ってくるかもしれません。今までの自分の取引データからアルゴリズムを推測&構築してくれるなら、その方が思い描いているトレードがもっと忠実に再現できるのかもしれません。

エムトレ それだと不満も生まれませんね。

自分で開発したAIロボットの満足度は10%

エムトレ AIとの出合いは、どのようにしてですか?

伊吹(Halu) ヘッジファンドの記事をよく検索しますので、そこでよくAIの記事を見ます。Ray Dalioさんが経営している「世界最大のヘッジ・ファンドBridgewater Associates」という会社が人工知能の開発を始めるという記事を見て、時代がそこまできたかと思い、そこからいろいろ人工知能のことを調べ始めました。

エムトレ AIについてのご自身の満足度はいかほどですか?

伊吹(Halu) 現在の自分のAI(人工知能)ロボットに対する満足度は10%程度です。満足していません。

エムトレ なかなか難しいですか?

画像分析の分野では人工知能が大活躍

伊吹(Halu) そうですね、難しいです。いま、世の中でもてはやされている人工知能は、画像解析の分野においてです。何がすごいかといえば、たとえば、猫の画像をたくさん入れると、ディープラーニングが自動で猫の特徴を算出してくれます。ディープラーニングが画期的なことは、人間が事象や物、動物の特徴を機械に教えるのではなく、ディープラーニングが自動で事象や、物、動物の特徴量(その事象のポイントとなるところ)を算出出来ることです。人間が教える必要がない、人間が事象の特徴量を考えて、機械に教えるという作業が必要ない。それが画期的なことです。

トレードのアイデアは
人間が指定しなければならない
人工知能だから素晴らしいトレード成績が
残せるわけではない!

伊吹(Halu) では、このディープラーニングが簡単にトレードに応用して凄いことが出来るかというと、そう簡単ではありません。なぜならば、ただ単にディープラーニングにヒストリカルデータ(時系列データ)を入力しただけで、ディープラーニングがアルゴリズムを考えてくれるかと言えば、考えてはくれません。使うテクニカル分析やそれを使うポイントは、やはり人間が指定しなければなりません。

つまり、やはり、トレードのアイデアは人間が考えなければいけないわけです。ということは、ディープラーニングのような技術も重要ですが、アイデアも重要だということになります。

アイデア(トレードの土台)は人間がつくる必要があります。その土台によってトレードの成績が左右されます。人工知能の技術を使ったからといって、安易に簡単にすごいもの(素晴らしい成績を継続してだせるもの)ができるわけではありません。

エムトレ ベーシックな部分では人間が関わる必要があるわけですね?

伊吹(Halu) そうです。一般のセミナーしているとやはり、一般の方は人工知能に対して、すごいもの! というイメージを抱いています。しかしながら、それは違います。ディープラーニングの技術を使ったからといって、すぐに簡単にすごいトレードができるわけではありません。

まずはじめにアイデアがあって、それが相場にあっているものであれば、いい成績が残せますが、あっていなければ、いい成績は残せません。ディープラーニングも数学的な技術に過ぎないので、万能なものではありません。

人工知能を使うと
相場への適応性のスピードが違う

エムトレ 人工知能を使っているものと、使っていないものとの違いは何ですかと聞かれた時には、どう答えるのですか?

伊吹(Halu) 相場への適応性のスピードですね。相場は株式もそうですが、安いところで買って、高いところで売るというのが目的です。それは、相場のタイミングが測れているということです。

常に相場は変わっていきますので、1ポジションだと過去のデータでいくら最適化をしても、未来の相場は当然変化してきますので、少しずつずれていきます。そうなると、底と天井にアプローチできなくなってきて、利益率が下がってきます。つまり、有効期限が短いのです。

しかしながら、複数ポジションの場合、たとえば5ポジションだと、過去の相場のトレンドが続いているような状況だと、天井や底でのエントリーが多少ずれても、5つのポジションが(買いポジションの場合)底のあたりでエントリーをするはずなので、ある程度はカバーできます。

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しかしながら、たとえ、複数ポジションの場合でも、5つポジションを持とうが、相場は変化していきますので、結局はずれていきます。そういう時に人工知能で、学習の繰り返しが可能なのであれば、エントリータイミングを修正出来ることになります。相場に合わせ直すことが出来ます。つまり、含み損(リスク)を減らすことができます。

そうなると、ドローダウンが少なくなるかもしれませんし、精神的に圧迫されなくて済むかもしれません。人工知能の技術を用いて、相場にこまめに合わせることができるのであれば、従来のアルゴリズムトレードやEAよりは、成績の良いものが出来ると私は思います。

ただ、難しいのは、その場合、どこからどこまで(いつからいつまで)のヒストリカルデータを使って学習させるのか、統一的な見解や正解はありません。その点をどうするか? という問題はあります。その解が見つかれば、さらに良いものが出来る気がします。

エムトレ 人工知能は悪い部分も学習してくれるとありがたいですね。

伊吹(Halu) 出来ると思います。損失のパターンを学ぶということになるので、それができれば更に利益率がUPしそうですね。

負けパターンや勝ちパターンの
分類ができる日がくるかも?

エムトレ 昔と比べて、格段とデータが集まってくることによって、反応が増すというのは興味深いと思っています。トレードでも、ものすごく多くのデータを集めて、人工知能で学習をさせると、けっこう負けパターン、勝ちパターンがはっきり出てくるのではないか、という期待はあります。

伊吹(Halu) そうですね。ただ、どのぐらい多くのデータが必要なのかというのが、わかりません。本当にわれわれがトレードを行った過去のヒストリカルデータだけで、たとえば、週2、3回の取引での1年分の取引データだけで、そういうことができるかどうかは未知数だと思います。しかし、やってみるのは、面白いと思います。

データが集まる、学習が出来るということで言えば、どんどんデータがあるということは、人工知能はたくさん学習しなければなりません。膨大なデータを学習することは、計算量が膨大になるということです。

個人のPCの性能も上がってきていますが、機関投資家やヘッジファンドは、さらに性能の良いものを使用しています。最近では、量子コンピュータをIBMが一般公開しました(2016.05.09 MON 08:30「誰でも使える量子コンピュータ」IBMが公開する意味。)。

学習作業(最適化作業)は、過去のヒストリカルデータとテクニカルのパラメータなどを総当りで調べる作業になるので、この作業で機関投資家などが量子コンピュータが使えるようになると、われわれ個人投資家との差が益々広がることになります。

MT4を使っているわれわれとでは本当にとてつもなく次元が違ってくることになってしまいます。われわれはどんどん時代遅れになってしまいます。ですから、MT4もわれわれ自身も進化していかなければなりません。機関投資家(プロ)が努力をしているのに、われわれ個人投資家が努力をしなくて利益を得られるはずがありません。

負けパターンデータを
提供するFX会社はないのか?

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エムトレ 私が興味あるのは、FX会社は膨大なデータを持っています。カバーしているか、していないかはおいといて、個人投資家の9割は負けているといわれています。その9割もどこの期間でトレードしたかによって、9割という数字が変わると思いますが、1年から3年ぐらいの期間で見たら、9割がほぼ負けているでしょう。

逆に言えば、FX会社は負けパターンデータを間違いなく持っています。ですから、負けパターンを排除するようなものをつくろうと思えば、それも可能ですよね? たとえば、負けパターンにはまるようなものだと、エントリーさせないとか。

伊吹(Halu) そうですね。陥ってはいけないパターンは、統計的にはあると思います。

エムトレ 勝ちパターンは提供できませんが、負けパターンは提供できますという、逆の提案がFX会社はできると思うのですが?

伊吹(Halu) それはできそうですね。それは面白い発想です。

エムトレ 勝ちパターンを見つけるのはなかなか難しい。

伊吹(Halu) 聖杯はないですからね。トレードに対する考え方は千差万別です。私のようにパラメータは多くていいという者もいるし、いや、システムトレードはパラメータをできるだけ少なくしたほうがいいという人もいます。どれが正しいのだろうと、よく悩みます。

トータル的に勝つのが自動売買

エムトレ 自動売買のEAには、イベントなどはどう組み込むのですか? アメリカの雇用統計のようなわかりやすいものはいいですが、突然の要人の発言などで相場が大きく動くときがありますが、そういう場合は、自動売買はどうしたらいいでしょうか?

伊吹(Halu) 今のMT4の仕組みではどうしようもありませんので、私は基本的にEAをほったらかしで運用しています。経済指標発表の時に自動売買を止めないのであれば、現状のMT4の性能であれば、損失となった場合は、事故だと思って割り切るほかはないでしょう。

最適化するということは、大数の法則をもって、過去の相場で勝てる可能性が高いパラメータを見つけ出す作業なので、今後、その相場が続くのであれば、似たような相場が続くのであれば、大数の法則で負けることもあるが、トータル的には勝てるというのが自動売買です。

そういう要人発言があって相場が大きく動いて損失を被ってしまっても、それはそういうときだったのだなと、諦めることです(上記にも述べましたように、現状のMT4では要人発言や経済指標を除いた、最適化は出来ません)。

大きなイベントの時のEAの対処法

エムトレ 逆に、損切りのポイントも自動売買のEAでは設定されますが、スイスフランショックのような大事故はどうとらえたらいいでしょうか? 未然に防ぐのは無理ですが、ある程度、損失を限定できるのか、機械が大チャンスと間違えて、損切りを繰り返すことにはならないでしょうか?

伊吹(Halu) 大チャンスがどういうことか理解できていないですが、スイスフランショックの場合だと、3つ、ポイントがあると思います。

1つ目のポイント

損切りの幅を少なくする。トレーリングストップ機能などで相場に合わせて損切りの幅を変えるのが大事だと思っています。ボラティリティによって利食いとか損切りの幅は変化させるべきだと思っています。

ボラティリティが大きくなったら、損切り幅も利食い幅も大きくし、逆に、ボラティリティが小さくなったら、損切り幅も利食い幅も小さくします。相場の変化に合わせて値を変えてくれるようなEAにするべきだと思います。

2つ目のポイント

相場への反応を早くするというのも手だと思います。スイスフランのような時に一方向に動いた時に、それに追随していく速さがあれば、反応速度があれば、利益を得られる可能性も高くなります。もちろん、いいことだけではなく、反応速度が速いというのは、騙しにもあいやすくなります。

3つ目のポイント

そのような急変動の時に損切り(SL)注文が入るのか、入らないのかということですね。これはEA側の要因ではなく、FX会社側のことになりますが、ちゃんと注文が入る会社を使うのも大切です。

エムトレ 私自身、非常に納得感があります。

自動売買になれるまでは
チャートは見ない

エムトレ 「エムトレ」の読者は、FXの初級者、中級者が多いと思いますが、何かトレードについての心得というのを?

伊吹(Halu) 自動売買を使い始めるときは、どうしても成績が気になり、チャートを見ると思います。しかし、最初は、自動売買になれるまでは、できるだけ我慢して、忘れるようにしてチャートは見ないほうがいいと思います。

自動売買は過去のヒストリカルデータを使って、このパラメータで、トレンドが続けば勝てるでしょうという大数の法則でやっているだけなので、一回、一回のトレードを気にして仕方ありません。トータルで勝てればいいというものですから、チャートはあまり気にしないほうがいと思います。

自動売買は自分の貴重な人生の(大切な人生の)時間をトレードの他に使えるようにするツールです。それをチャートをずっと見ていたら、自動売買の意味が少なくなってしまいます。

あとは、他の人がつくっているEAはよくわかりませんが、私自身がつくっているEAでいうと、ドローダウンを始めてしまうと、よほど相場が良くない限りは、1カ月で回復することはまずありません。たいていは3カ月~5ヶ月ぐらいかかってしまいます。3カ月目で回復傾向が見られなければ、相場が変わってきたか、パラメータがあわなくなってきたのかと思って、ご自身で最適化を行ってみるということが大事かもしれません。

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自動売買はぜひトレードに
取り入れたほうがメリットが大きい

伊吹(Halu) FXを行っている人は、損をするためにトレードをしているわけではなく、お金を少しでも得たい、と思ってる方が大半です。お金を得るのは、時間と関係していると思います。

自動売買は、ビル・ゲイツであろうが、われわれ一般投資家であろうが、1日24時間しかない貴重な時間を他のことに使っている間に、自動でトレードをしてくれるものです。インディケータを使い、相場に挑戦するのももちろんいいのですが、時間を大切に使うという意味では、少しでも自動売買を経験していただいて、自動売買になれていただきたいと思っています。

自動売買を使うと、自由な時間ができて、寝てる間もトレードをしてくれるというのは、ありがたいことだと思います。裁量トレードの方も一度は、自動売買に挑戦して欲しいと思います。

エムトレ FXトレードの最初は皆さん、仕事を持ちながらやられるわけですが、そういう方にとっても、自動売買はいいと思います。

伊吹(Halu) そうですね。

エムトレ 働いている時間も、自動売買はトレードをしてくれます。

伊吹(Halu) 科学的なデータによると、世の中の男性は概ねにして、平均よりは自分が賢い思う傾向にあると聞きます。それを考慮して、自動売買とインディケータの人気の差を考えると、自動売買のEAは他人がつくったものなので、もし自動売買で勝っても、自分の能力の証明にはなりません。しかし、自動売買とは違い、インディケータを使ったトレードは、自分がインディケータを見て相場に勝った場合は、達成感がある、それが相場よりも自分が上だという気持ちになります。満足感があります。

故に、インディケータは人気があるのだろうと思います。

しかし、先程も述べたように、「人生の時間」やこれからの相場のトレンドということを考えた時には、自動売買を取り入れていくべきだと私は思います。(伝統的手法よりクオンツ ヘッジファンド伝説的人物も注目。2016.8.15 05:00。)

エムトレ わかりました。ありがとうございました。

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